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取材現場は大混乱! 世界的DJスティーヴ・アオキが独自のワークアウトを披露

世界的な人気を誇る音楽プロデューサーでDJのスティーヴ・アオキさん。年間300日以上がツアーという過密スケジュールをこなす彼の肉体を支えているのは「そこがたとえクローゼットの中だとしてもやるよ!」というワークアウトだ。彼がトレーニング中に聴いているというプレイリストも期間限定公開。

2018年にアメリカの経済誌『フォーブス』が発表した世界で最も稼ぐDJランキング(The World’s Highest-Paid DJs)で、4位にランクインしたスティーヴ・アオキさん。プライベートジェットで世界中を周り、一年間に200回以上もステージに立っているという。

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Steve Aoki(スティーヴ・アオキ)/1977年、アメリカ・マイアミ生まれ。音楽プロデューサー、DJ。年間200本以上というステージをこなしながら、リンキン・パーク、フォール・アウト・ボーイ、アフロジャック、ドン・ディアブロなど数々のアーティストとのコラボレーション曲を発表。2018年11月にリリースされた最新アルバム『Neon Future Part.3』には、BTS、ブリンク 182、ニッキー・ロメロらが参加している。ミュージックレーベル兼アパレルブランド〈DIM MAK(ディム マック)〉を主宰。

多忙なDJにワークアウトは不可欠

2014年には年間で一番移動の多いミュージシャンとしてギネス世界記録に認定されたこともある、まさに多忙なスケジュールをこなすには、ワークアウトによるフィジカル、メンタルのコンディショニングが欠かせないそうだ。

「調子が良ければ、毎日ワークアウトをしているよ。ほとんどツアーに出ているんだけど、自宅にいるときは食事もしっかりと節制しているしね。ワークアウトも食事制限も、とにかく習慣にしてしまうことが大事だと思う。

アメリカではブートキャンプシステムとかって言われるんだけど、21日間継続できると、脳の中に新しい道みたいなものができて、それ以降は無理なく続けられるようになる。

これからワークアウトを始めようっていう人には、まず21日間は我慢してやってみることをおすすめしたいね」

ワークアウトが習慣になっているとはいえ、世界中を忙しく飛び回るアオキさん。ワークアウトをする場所や時間はどうやって確保しているのだろうか。

「忙しい中でワークアウトを続けるには、“ハイインテンシティでクイック”っていうのが大事だと思っているから、一度のワークアウトの時間はだいたい20〜30分。もちろんジムに行くこともあるし、自宅には“AOKI’S PLAYHOUSE”っていうワークアウトができる部屋があるんだけど、場所は正直どこだっていいんだ。

ホテルの部屋でも、控え室でもやるし、部屋が荷物だらけになってしまったときにはクローゼットの中やバスルーム、道路でやったこともあるよ。

場所よりも問題になるのは、ツアーで訪れた国の食べ物が美味しすぎるとき! 日本には僕が大好きな美味しいものがたくさんあるから困るんだ。ライス、ラーメン、おにぎり、ショートケーキ、お菓子も最高だよね。だから日本にいるときはチートウィークってことにしているんだ(笑)」

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「日本にいるとついついポッキーを食べちゃうんだよ。あと2本だから食べながらの取材でもいいかい?」

音楽が自分をプッシュしてくれる

音楽ストリーミングサービス〈Spotify〉では、自身がトレーニング中に聴くプレイリストを「Workout with Steve Aoki!!」として公開(※2019年2月末日まで)。アオキさんにとっても、音楽は自分のことをプッシュしてくれるものなのだとか。

「ジャンルにもよると思うけど、音楽を聴くとカラダ自然に反応して動き出すし、気持ちが高揚するよね。ミュージックとフィットネスってとても相性が良くて、完璧なコラボレーションだと思う。

ジムにトレーニングに行くとEDM系の曲は結構使われているから、BPM的に相性がいいんだろうね。僕がいることを知っているからかどうかはわからないけど、僕の曲がかかったりすることもあって、そんなときは凄くプッシュされるよ(笑)」

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アオキ流ワークアウトを披露!

最後に短時間でどこでもできるというアオキ流ワークアウトのメニューを少し教えてもらおうとすると、取材陣や現場スタッフを巻き込んだ、まさかの展開に!

「じゃあ、実際にやってみようか。まずはプッシュアップ。頭から踵までをまっすぐに保つことが大事だよ」

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「途中でクラップを入れたり、手の置く位置を広げたり、前後にずらしたりしてみよう」

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「次はスクワット。膝は前に出さずに、お尻をしっかり下げよう。よし、ここからはみんなでやろうよ。イスやソファがあればボックスジャンプができる。イスはスクワットするときのウェイトにだってなる」

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アオキさんがイスを持ち上げ始めたら、同行しているクルーが撮影を開始。SNSなどにアップされるかも?
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「イスはいいウェイトになるんだよ」と歩き回ったりスクワットをするアオキさん。「みんな一緒にやろうよ!」と言われるものの、パワフル&スピーディ過ぎて、取材チームもアオキさんのクルーもアワアワしてしまい、完全に出遅れてしまった…。
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「テレビもいいウェイトになりそうじゃない?」と持ち上げようと試みたものの、テープで固定されていたので断念。

「バーピーは短時間で追い込めるいいメニューだよね」

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「ハードにやるけど楽しむことも大事だから、笑って、笑って! 血液がカラダを巡るのを感じて、エナジーを感じて、生きている喜びを感じよう!!」

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取材・文/神津文人 撮影/角戸菜摘

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