重〜い頭を支える首のこりを改善!|のびのび〜ストレッチ vol.6
仕事でPC作業に集中していると、ついつい頭が前に出てしまう。そんな姿勢を続けていると、首の筋肉が緊張しがち。「のびのび〜ストレッチ」第6回は、首のこりを解消するのストレッチ。座りながらできる3種目を仕事の合間に試してみよう!
取材・文/黒澤祐美 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘアメイク/村田真弓 ストレッチ監修/坂詰真二
頭の重さについて考えたこと、ありますか?
頭の重さは体重の約10%と言われており、体重65kgの人であれば約6.5kgになる。スマホやパソコンの画面を覗き込んで頭が前に倒れれば、これに重力も加わって細い首に負担がかかることは言わずもがな。今はまだ「こってるなぁ」と感じるぐらいでも、ゆくゆくは慢性痛を引き起こす可能性も大いにある。
今回はデスクに座りながらでもできるよう、3つの座位のストレッチを紹介。ちょっとした隙間時間に活用してほしい。こまめに休息、こまめにストレッチ。首こり予防にはこれが鉄則だ。
1. ネック・プレッシャー・ストレッチ
(1)椅子に座り、軽く顎を引く。両手を首の後ろにまわし、首の骨にそって人差し指から小指までの4本を添える。
(2)4本の指で軽く首を押しながら、斜め上を見る。
2. チン・トゥー・ショルダー
(1)椅子に座り、座面の両端を持つ。顎を少し引いた状態で左の肩に近づけた姿勢からスタート。
(2)顎を引いたまま、顎の先で胸の前に弧を描くようにゆっくり頭を動かし、顎を右の肩に近づける。頭の重みを感じながら、ゆっくり10回×1〜3セット。
3. チン・トゥー・チェスト
(1)椅子に深く腰掛けて、椅子の背もたれに寄りかかる。頭の後ろで両手を組んで、掌を頭に当てる。
(2)上体は椅子の背につけたまま、両脇を閉め、頭を前に倒す。腕の重さで首の後ろを伸ばし10〜30秒キープ。