壁を使えばセルフでも良く伸びる!デザイナー 熊谷富士喜さんのワールド・グレイテスト・ストレッチ
筋トレやヨガの要素も含んだ、最強ストレッチ「ワールド・グレイテスト・ストレッチ」だが、目的が違えば、内容も変わってくる。すなわち、人の数だけ、ワールド・グレイテスト・ストレッチはある。性別も職業も異なる14人に、「なぜ」「どうやって」カラダをほぐしているのか教えてもらった。今回は、デザイナー、熊谷富士喜さんのグレーティストストレッチ。
編集・取材・文/宮田恵一郎 取材・文/岡島みのり イラストレーション/伊藤健介
初出『Tarzan』No.882・2024年6月20日発売
ワールド・グレイテスト・ストレッチとは?
全身の主要な筋肉を伸ばし、筋トレやヨガの要素も全部入りの欲張りエクササイズ。
熊谷富士喜さん
教えてくれた人
くまがい・ふじき/〈カーニー〉デザイナー。1985年生まれ。古着と新品を扱うセレクトショップ〈feets / steef〉のオーナー。2013年から、アイウェアブランド〈カーニー〉をスタート。
目次
セルフでも、よ〜く伸びる壁ストレッチ
学生時代にバスケ部だった熊谷富士喜さんにとってストレッチは、「壁に張り付いて行うもの」という感覚がカラダに染みついているそう。
「バスケ競技者にはお馴染みかもしれませんが、やはり基本が大事。自分の体重を、どれだけ壁に預けるかで簡単に負荷をコントロールでき、自分では手の届かないところまでしっかりと伸ばせる。特に古傷のある肩まわりは、じっくり、ゆっくりと」
壁を使ってアキレス腱を伸ばす(左右各10秒×1〜2セット)
壁の正面に立つ。両手を壁につけてカラダを支えながら、片足を前に出して爪先を上げ、足先を壁に押し付けて足首を背屈させ、ゆっくり体重を預ける。
壁を使って胸と肩まわりを伸ばす(左右各10秒×1〜2セット)
壁に対して横向きに立つ。背面に腕を持ち上げ、肩の高さまで上げたら手のひらを壁につけ、上半身を反時計回りし、肩、大胸筋、肩甲骨まわりをまとめて伸ばす。
壁を使って肩まわりと体側を伸ばす(左右各10秒×1〜2セット)
壁に対して横向きに立つ。肘から肩にかけて腕の側面を壁につけて体重を預け、体側と肩甲骨まわりをまとめて伸ばす。手を背中の中心へ近づけるイメージで。