8年間のジム通いで体重12kg増。杉浦太陽さんの基礎代謝量、測ってみました
4児のパパである杉浦太陽さんは、33歳からジム通いを始め、8年間で体脂肪率を10％以下に保ったまま、12kg増量。体質の変化も感じているという杉浦さんの基礎代謝量を、管理栄養士・佐藤和奏さん監修のもと計測！ その結果は…？
取材・文／門上奈央 撮影／中島慶子 スタイリスト／松純 ヘア&メイク／白川麻美 取材協力／インボディ・ジャパン
初出『Tarzan』No.839・2022年8月10日発売
8年間のジム通いで体重12kg増
ドラマやバラエティなどで活躍する杉浦太陽さん。いつ何時もハツラツとした彼は基礎代謝量も高そう!?
「最近は食べないとすぐ痩せてしまうんですが、小学生の頃は太ってて。芸能界に入ってからは昆布しか口にせずに体重を落としたことも。当時は若くて顔の肉づきはいいのにアバラが浮いてるし、腕立て伏せを一回もできなくてアンバランスでした」
一番の転機は家族ができたこと。
「“パパ、華奢い!!”と子どもに言われ、33歳からジム通いを開始。結果、この8年で体脂肪率10％以下を保ったまま体重を12kg増やしました。あと基礎体温も上がりましたよ。20代の頃は35.4度でしたが、今は36.7度。筋トレを始めたからかな」
子どもとの時間が高い測定値の一因？
今回、測定のガイドを務めるのは、管理栄養士の資格を持つ〈インボディ・ジャパン〉の佐藤さん。指南のもと体組成計に乗る杉浦さんの結果は基礎代謝量1724キロカロリー。
杉浦太陽さんの基礎代謝を測定！
左：管理栄養士の佐藤和奏さん、右：杉浦太陽さん
検査結果
※身長と体重を基準とした標準値を100とし、インボディの機器から算出された数値をもとに、『Tarzan』が独自に導き出した点数です。
「目が覚めてじっとしててもこんなに消費できるんですね。トレーニングもしたら一日2000キロカロリー以上消費できるってことか…」
週2回のジムトレのほか、代謝が高い理由を杉浦さんが自己分析。
「我が家には3人男の子がいて、高い高いや肩車、追いかけっこと僕も一緒に走り回ってて。妻も、運動も食事制限もしていないのに30代になってさらに引き締まりました。ごろごろする時間がなく常に筋肉を動かしているので、ナチュラルに代謝が上がっているのかも（笑）。
ただ食事はわりと偏りがあって、20代の頃からあまり糖質は摂らず、なにせお酒が好き。たぶん筋トレをしてなかったらお腹が出てたでしょうね。あとマジメな話、僕は健康寿命を一年でも延ばしたいと思っています。自分が元気じゃないと子どもたちの将来を見られへんから、“貯筋”しとかないと」
杉浦さんの測定値やライフスタイルを佐藤さんはどう評価するか。
「やはり筋肉量の多さが基礎代謝量の高さの一因かと。ただ、加齢とともに基礎代謝量は下がるもの。杉浦さんの今の素晴らしい数値をキープするには、筋肉量を維持しつつバランスの良い食事を摂ることです。
特に杉浦さんは日頃の運動量も多いので、トータルのカロリーが不足しないよう糖質も摂りつつ、若々しい健康体を維持しましょう」
コラム：基礎代謝量キープの秘訣とは？
杉浦さんのように長年の筋トレとタンパク質重視の食生活により、高い基礎代謝量と筋肉量、また低い体脂肪率を維持している人も、その理想的な体組成を保つには工夫が必要。そう佐藤さんは指摘する。
「誰しも年齢を重ねるにつれて基礎代謝量は低下します。カラダづくりをする人に多いのが、タンパク質は十分摂れている一方、糖質は必要量摂れていないケース。
糖質も大事なエネルギー源で筋合成にも不可欠なので、主食を抜くなど極端に減らすべきではありません。トレーニーは運動量が多いのでなおさらです。
エネルギー不足がもたらす悪影響は加齢とともに大きくなるので、若々しい健康体でいるにはバランスのいい食事を心がけましょう」
