昼下がりは“手ぬぐいボール”で疲労をリセット。

少しずつでも心地よくカラダを動かせば、心身ともに疲労を溜めにくいカラダへの変化を実感できる。今回は日中に実践すべき3つのセルフケアをご紹介。

text: Kano Ishitobi photo: Yuki Oe styling: Yutaka Aoki hair & make-up: Maki Marutani expert advisor: Hidetoshi Ishigaki cooperation: Tamio Ogasawara

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手拭いボールを作っている様子
教えてくれた人

石垣英俊(いしがき・ひでとし)/鍼師、灸師、按摩マッサージ指圧師、カイロプラクティック理学士、中国政府認可世界中医薬学会連合会認定国際中医専門員。代表を務める〈神楽坂ホリスティック・クーラ〉で信頼度の高い施術を提供。

ツボや筋肉を効率よく刺激する手拭いボール。

日中は立った姿勢、または座り姿勢で手軽にできるケアを取り入れる。〈神楽坂ホリスティック・クーラ〉代表の石垣さんのおすすめはツボ押しに最適の手ぬぐいボール。

「手が届きにくい背中のツボも壁を使えば簡単に刺激できますし、力が弱くて圧をかけられないという人も的確にツボ刺激ができます。手に手ぬぐいを巻きつけて固定するという使い方もありです」(石垣さん)

呼吸をサポートする筋肉をほぐしたり、背中にある重要なツボを刺激したりと、リモート作業中はもちろん、リアル職場でも利用は可能。

日中のルーティンに組み込むことで疲れにくいカラダのキープに役立つはず。ではまず、手ぬぐいと好みの硬さのテニスボール大のボールひとつを用意のこと。

ツボ押しのボールを作る。

手ぬぐいの中央にボールを置き、手ぬぐいの下半分を折ってボールに被せる。

  1. 手ぬぐいの中央にボールを置き、手ぬぐいの下半分を折ってボールに被せる。

続いて上半分を折り返してボールに被せる。

2. 続いて上半分を折り返してボールに被せる。

そのまま手ぬぐいの両端を片結びにする。

3. そのまま手ぬぐいの両端を片結びにする。

しっかり結んでボールを固定し、手ぬぐいの両端の長さを合わせる。 4. しっかり結んでボールを固定し、手ぬぐいの両端の長さを合わせる。

ボールで胸を刺激。

ボールで胸を刺激している様子

手ぬぐいの端を片手に巻きつけてボールを持ち、鎖骨の下の胸に当てて少しずつずらしながら圧をかける。ストレスで硬くなりがちな呼吸補助筋、大胸筋の上部と小胸筋を刺激する。左右各10〜20秒圧迫を2〜3回繰り返し。

ボールで背中のツボを刺激。

背中のツボを記している

肝兪(かんゆ)・脾兪(ひゆ)・胃兪(いゆ)

背中のツボを壁を使って押す様子

手ぬぐいを片手に巻きつけてボールを持ち、膏肓の下に連なる肝兪、脾兪といった疲労回復に関わるツボを刺激。最後は消化器系のツボ、胃兪に圧をかける。それぞれのツボを左右各10〜20秒圧迫を2〜3回繰り返し。日中何度かに分けて行ってもよし。

膏肓(こうこう)

ボールで背中のツボを刺激している様子

ボールで背中のツボを刺激している様子(全身)

壁に背中を向けて立ち、手ぬぐいの両端を片手で持ち、肩にひっかけてボールを肩甲骨の内側近辺に当てる。壁に寄りかかり背中の中でも最も凝りやすい、膏肓というツボの周辺を刺激する。左右各10〜20秒圧迫を2〜3回繰り返し。

お腹のツボ押しで消化器系をケア。

梁門(りょうもん)

お腹のツボを刺激を刺激している様子

お腹のツボを刺激して前屈みになっており様子

おヘソから左右に手の親指の2本分外、4本分上の上腹部にある消化器系のツボ、梁門を刺激。左右の人差し指から小指までの4指をツボに当て、上体を前傾させて圧をかける。左右各10〜20秒圧迫を2〜3回繰り返し。食事直後は避ける。

仕事の休憩時には手のツボを刺激。

合谷(ごうこく)

手のツボを刺激している様子(合谷)

手のツボを刺激している様子(合谷)

手のツボ刺激も仕事中に実践しやすい。代表格は万能ツボで知られる合谷。場所は親指と人差し指の骨の交差部分の凹んだ部分。押したい側の手を逆の手の人差し指から小指で下から支え、親指で揉む。10揉みが目安。逆も行う。

魚際(ぎょさい)

手のツボを刺激している様子(魚際)

手の親指の付け根の中央にある魚際というツボも刺激しておきたい。このツボは呼吸器系に関わると同時に、ツボ周辺はパソコン作業で疲れを感じやすい部位でもある。押したい側の手の掌を上に向けて逆の手の親指で10回程度揉む。逆も。

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