1日9時間座るプロゲーマー・ときどさんの肩こり&腰痛予防術。

1日9時間座るプロゲーマー・ときどさん。実践する肩こり&腰痛を防ぐ習慣とは?

取材・文/松岡真子 撮影/内田紘倫

初出『Tarzan』No.918・2026年1月22日発売

ときじさんがeぷポーツをしている後ろ姿
Profile

ときど/1985年、沖縄県生まれ。東京大学工学部卒業。2017年、『Evolution(EVO)』で優勝。著書は『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない』(PHP新書)など。

胆力鍛錬のための空手が肩と腰の強さにつながった。

ときどさんのケアメゾット
  • 空手と背中トレで腰まわりの耐性をアップ。
  • 30分に一度は離席してリフレッシュ。
  • マルチビタミン、DHAなどのサプリを補給。

25歳でプロとなって以来、栄光が続く。世界最大級の格闘ゲーム大会『EVO』での優勝などの功績が評価され、2025年には殿堂入りした。40歳を越えても第一線で戦える背景には、空手と筋トレによる心身の土台づくりがある。

「『ストリートファイター』シリーズをプレイするうちに、武道の経験を積みたいと思うようになりました。当時のマネージャーが通う道場を紹介してもらって。気づけば10年以上習っています」

毎回、稽古の締めには格上の相手と「立ち合い」するそう。

「いつも緊張感が走るけれど、これが本番で活きる。どんな局面でも物怖じしなくなりました」

ときどさんの正面画像

胆力を養う一方で、フィジカルの変化も実感している。

「肩こりや腰痛にも悩まされなくなりましたね。これは同時期に始めた筋トレの影響も大きいです。基礎体力が上がったことで、海外遠征の疲労も緩和され、移動後も集中しやすくなりました」

試合がない日でもトレーニングや対戦相手の研究などで、デスクに向かうのは9時間にも及ぶ。腰が立ち、背筋がすっと伸びる座り姿勢が美しい。

「空手で丹田を意識する習慣が身についています。おかげであまり疲れませんね。30分に一度は水を汲む、誰かと雑談するなどの目的を作って離席します。同じ姿勢でいないことが肩腰の負担を軽くするので」

インナーケアも念入りだ。

「巡りの維持や筋力低下の予防を目的に、10種類のサプリとプロテインを摂っています。コンディションを安定させることも、プレイヤーとしての責務ですからね」