先生のコメント
バンダとは、サンスクリット語で「締める、縛る」という意味。
体内にあるエネルギーにロックをかけたり、締め付けたり、あるいはエネルギーを溜めてから所定の方向へ導いたり。これらを、身体の代表的な3つの場所を使ってコントロールするテクニックです。
具体的な締め方としては、強く固めるのではなく、柔軟に引き込む感じ。 3つの場所はそれぞれ、ムーラバンダ会陰部(肛門から約0.5cm前)、ウディヤナバンダ(おへその少し下の奥)、ジャランダーラバンダ(喉)です。エイドリアンのイラストの丸の位置も参考にしてみてください。
このバンダを適切に使うことで、ポーズに安定感が生まれ、身体の芯から温まってくる感覚を得ることができます。室温で行うハタヨガでも、十分に身体が熱くなるほど。
仕組みとしては、体内のエネルギーを下から上へと連動させることで、一つの軸が生まれ、安定感とともにエネルギーコントロールができるようになるイメージです。
鍋を思い浮かべてみてください。1番下のムーラバンダから点火したエネルギーが徐々に沸きあがって、そこに一番上のジャランダーラバンダで蓋をして、そのまま保つような感じ!
ヨガポーズの練習時に、ぜひ意識してやってみてくださいね。