ヨガと気づき|vol.31

メルボルン出身・東京在住の人気イラストレーター、エイドリアン・ホーガンさんは、数年前にヨガを始めて以来、ライフスタイルが少しずつ変わってきたそう。ヨガが与えてくれるささやかな日々の気づきを、毎週コミックエッセイ形式で紹介します。

イラスト・文/エイドリアン・ホーガン

シータリー呼吸法はちょっと変わっていて楽しいし、本当に喉や口の中がひんやりします。暑い日本の夏にぴったりですね!

先生のコメント

ジメジメした季節、夏バテにぴったりなのがシータリー呼吸法です!

シータリーとは、「冷ます」という意味のサンスクリット語。舌をまるめて口から息を吸うことで、冷たい空気を取り入れて体温を下げ、血液が浄化できると言われています。同時に喉の渇きを癒してくれたり、自律神経系も整うので、イライラや疲労回復にも効果的。

口から吸ったら、同じ秒数ほど鼻から出します。はじめは5〜6セット、慣れてくると10セット以上を目安にすると効果が得やすいです。

エイドリアンのイラストの様に舌を丸めにくかったり、上手くできない時は、舌は丸めずにそのまま楽に落とした状態で口角を横に広げ、少し開けた口から「シーーー」と音をたてて吸い込みましょう。それから口を閉じ、鼻から出してみてください。これはシートカリー呼吸法といい、シータリー呼吸法と同じ効果が得られます。

ヨガ中はもちろん、仕事中や移動中、通勤時間中でもぜひやってみてください。