冬の寝室計画。
寒さが厳しい冬は寝つきが悪くなったり、朝スッキリ起きられなかったり、途中で何度も起きてしまったりと、睡眠が浅くなりがち。心地よい眠りを得るために知っておきたい部屋作りのポイントを、快眠セラピスト・睡眠環境プランナー三橋美穂さんに聞いた。
取材・文/浦本真梨子 撮影/池谷陸 スタイリング/中田由美 監修/三橋美穂
左/〈デロンギ〉の《マルチダイナミックヒーター ソラーレ Wi-Fiモデル IDH15WIFI-AB》[W52xD24xH68cm]99,5800円*編集部調べ(デロンギ・ジャパン https://www.delonghi.com/ja-jp/contact-us)。中/〈スタドラー フォーム〉の《Alex 3D サーキュレーター&ヒーター》[W23.4xD24.5xH30.8cm]38,500円(スタドラーフォーム・ジャパン https://stadlerform.jp/)。右/〈ディンプレックス〉の《EVR B06 オイルフリーヒーター》[W46.5xD28.1xH63.1cm]60,280円(バーグマン オンラインショップ https://dimplexjapan.shop/)。〈マグニバーグ〉のピローケース《ピュア ポプリン ピローケース》[50×70cm]7,150円(LICHT https://lichtgallery.com/)
まずは暖房機器を上手に使って部屋を適温に保つこと。
いい睡眠とはなんだろう? 快眠セラピスト・睡眠環境プランナー三橋美穂さんによると「睡眠の質と長さが十分な状態であること。睡眠時間の目安は、働き世代といわれる20代〜50代の方は7、8時間 、60歳以上の方であれば6、7時間。質については、朝目覚めた時に休まった感覚(睡眠休養感)が感じられているかどうかを指標にするとよいでしょう。時間が充足していても、睡眠休養感がなければ、いい睡眠とはいい難い。睡眠の質や長さには環境が大きくかかわっていて、特に寒い冬の睡眠の悩みは室内環境が関係することが多いです」。
では、よく眠れるための部屋作りで大切な要素とは?
「まず、適温を保つこと。冬場の室温は18~23度が適切です。暖房機器を上手に使いましょう。夏は冷房つけて寝るのがスタンダードになっていますが、冬は暖房機器を消している人が少なくない。室温が寒いままだと、寝つきが悪く、睡眠が浅くなりがち。また、18度を下回ると、高血圧や呼吸器系疾患のリスクが高まったり、冬場に3回以上風邪を引く確率が4倍、インフルエンザにかかる確率が2倍高まるという報告もあります。工夫をして寝室を温かく快適に整えましょう」
暖房機器をつけると乾燥が気になるという人におすすめしたいのが、オイルフリーヒーター。〈DIMPLEX〉の《オイルフリーヒーター EVR B06 》は一般的なオイルヒーターと違って、オイルを温めて熱を出すのではなく、ヒーターの下部から冷気を取り込んでパワフルな自然対流熱を放出。また、ヒーター表面から、ふく射熱を出して、部屋の空気を速やかに温めてくれる。エアコンやファンヒーターと違って、風が出ないため空気が乾燥せず、ハウスダストや花粉、ダニ、ペットの毛などを巻き上げずに空気の質をキープ。運転音がほとんどしないため、寝室にぴったりだ。〈デロンギ〉の《マルチダイナミックヒーター ソラーレ Wi-Fiモデル》も温風を出さずに、自然対流熱を出して、部屋全体を暖めるオイルフリーヒーター。従来モデルより足元から暖める能力がさらに向上。専用アプリにあるマイスリープ機能を使うと、入眠後に設定温度をゆるやかに下げ、起床時間に合わせて設定温度を上げるので、心地よい眠りに入ることができ、目覚める時間に部屋を暖かくしておくことができる。アップルウォッチと連携すると、就寝時の脈拍や姿勢をモニタリングして、スリープ機能を起動するなど、質の高い睡眠をサポート。〈Stadler Form(スタドラフォーム)〉の《Alex 3D サーキュレーター&ヒーター》は8m先まで風を届け、部屋の温度を素早く温めてくれる。夏冬両用なので年間を通して活躍。風を活用して、衣類乾燥にも役立つ。
左/〈リズム〉の《ミスト ミニ》[φ9xH19.7cm]39,600円(リズム https://rhythm.jp/)。中/〈スタドラー フォーム〉の《カール》[W27xD19.2xH30.4cm]39,600円(スタドラーフォーム・ジャパン https://stadlerform.jp/)。右/〈ルーメナ〉の《ミストタワー プラス》[φ20.85xH48.5cm]29,700円(KMコーポレーション https://lumena.co.jp/)。
適切な湿度管理が快眠の鍵に。
暖房機器選びと合わせて、就寝時の乾燥対策も重要。「湿度は40~60%が適切。就寝中の湿度低下を防ぐには加湿機などで水分を補充する必要があります」
〈ルーメナー〉の超音波式加湿器《ミストタワー プラス》は建築物からインスピレーションを得てつくられた円筒型のフォルムが印象的。5.2Lの大容量水槽で最大50時間の使用が可能。ヒーターを搭載していないため本体が熱くならず、子どもやペットがいる環境でも使いやすい。台座が白のバージョンが新たにリリースされ、選ぶ楽しみも増えた。
夜間に起こりやすい結露が気になる人は、フィルターの水分を風で気化させて、加湿する気化式タイプを。〈Stadler Form〉の《karl》は部屋の湿度を察知して、自然な加湿をするので、過剰な湿気を送り出すことなく結露を防いでくれる。
〈RHYTHM(リズム)〉の《MIST MINI》はアロマの香りを楽しむ超音波式コンパクト加湿器。キャンドルのように揺らぐ明かりを眺めながら、お気に入りの香りを楽しめる。カートリッジは抗菌剤入りなので、噴霧されるミストは常に清潔さを保ってくれるのも心強い。
左/〈ニュートラルワークス.〉の《光電子/ダウンデュヴェ》[シングル 150x210cm]60,500円、《MXP /ブロードデュべカバー》[シングル 150x210cm]33,000円、《MXP /ブロードピローケース》[43x63cm]6,600円、《ENNN/マットレス》[シングル W97×D195×H25cm]220,000円(ニュートラルワークス. https://wwwgoldwin.co.jp/neutralworks/)。その他私物。中/〈nishikawa PREMIUM〉の《羽毛掛けふとん NP7052》[ダブル 190x210cm]14,850円、〈ボーテ〉のベッドリネン 《ボーテ 掛けふとんカバー》[ダブル 190x210cm]9,900円〜(nishikawa https://www.nishikawa1566.com/)。その他私物。右/〈ノルディックスリープ〉の《ノルディックスリープ デュべ ウィンター》[ダブル 190x210cm]39,600円、ukaとのコラボレーションによるベッドリネン《uka × ノルディックスリープ》デュべカバー[ダブル 190x210cm]23,100円(ノルディックスリープジャパン https://nordicsleep.co.jp/)。
掛け布団は寝返りの打ちやすさがポイントに。
「寝具は自分の体型や体質に合ったものを使いましょう。体格や体質、寝る時の癖によって合うものが異なるので、自分に合ったものを選べるといいですね。寝具が合っていないと体に力が入りやすくなり、睡眠の質が低下します。掛け布団は寝返りしやすく、体への圧迫感も少ない羽毛布団がおすすめ。布団カバーは重さと肌触りを好みで選ぶと良いでしょう」。
日本が誇る寝具メーカー〈nishikawa〉の「nishikawa PREMIUM」シリーズの羽毛掛け布団《NP7052》は良質なポーランド産ホワイトグースダウンを独自のフレッシュアップ加工®︎で仕上げた、保温性の高さが特徴だ。また、長く愛用する中で変化したダウンを新品同様のボリュームに復活させるリフォーム(打ち直し)サービスもあり、愛着のある布団を長く楽しみたい人にぴったりだ。
北欧生まれの寝具メーカー〈ノルディックスリープ〉の《デュべウィンター》は雪のようにふわふわとした独自素材・FOSSFLAKES(フォスフレイクス)を詰めた秋冬用の掛け布団。高い通気性を誇り、一晩中、快適な温度を保ってくれる。また、洗濯機の丸洗いが可能で、60度設定の乾燥機でしっかり乾燥させれば、ふわふわの状態をキープできる。
スポーツウェアのテクノロジーを搭載したアイテムに定評がある〈ニュートラルワークス.〉の《光電子/ダウンデュヴェ》は軽さとあたたかさを兼ね備えた羽毛掛け布団。光電子による遠赤外線輻射効果によって、心地よい温かさを保ち、睡眠時間も快適に過ごせる。リサイクルクリーンダウンを使用した環境にも優しいアイテムだ。
左/〈ノルディックスリープ〉の《ノルディックスリープ ピロー ミディアムロー》[43x63cm]各13,200円、ukaとのコラボレーションによるピローケース《uka × ノルディックスリープ ピローケース》[43x63cm]各5,280円(ノルディックスリープジャパン https://nordicsleep.co.jp/)。右/〈テクノジェル〉の《テクノジェル オリジナルコレクション アトミック カーブ ピロー》[サイズ7 W66xD40]29,700円 (テクノジェル https://shop-jp.technogelworld.com/)。
快適な寝心地を叶える、機能性枕。
掛け布団と同様、睡眠の質を左右する枕。「あお向けのときに、立ち姿勢に近い状態が保てる枕を選びましょう。首がスッと伸びて 呼吸がスムーズにできる枕がベストです。また、近年は寝返りを打ちやすい形をした枕もあります。体格や体質、寝る時の癖によって異なるので、自分に合うものを選びましょう」。
睡眠医学に基づいた確かな知見と先進テクノロジーを掛け合わせ、脳と睡眠を化学するブランド〈ブレインスリープ〉の《ブレインスリープピロー》は、90%以上が空気層でできた枕で、睡眠時に発生する熱や湿気が枕にこもらず、快適な睡眠環境をつくり出す。また、頭の大きさや寝方に合わせて徐々にフィットする3層9グラデーション構造で、首をしっかり支え、頭の形に柔らかく沿ってくれる。〈テクノジェル®️〉の《アナトミックピロー》は水のように柔らかく、固体のようにしっかり支えるジェルを表面に配した枕。3次元に動くジェルが柔軟に形を変え、睡眠中の寝返りをサポート。仰向け寝にも、横向け寝にも合いやすい設計で、肩と枕の間に隙間を作らず首や肩の負担をやわらげる。弾力性と柔らかさ、耐久性を兼ね備えているのも特長だ。〈ノルディックスリープ〉の《ピローミディアムロー》は、軽量で通気性に優れたデザインが特徴で、羽毛のような柔らかさを持ちながらも形が崩れにくくい。
〈L.L.Bean〉のフランネルを使用したベッドリネン。シーツ《ウルトラソフト・コンフォート・フランネル・シーツ、ゴム入り ヘザーグレイ》[137×193cm]9,900円、ピマコットン製のコンフォーターカバー《280スレッド・カウント・ピマ・コットン・パーケール・コンフォーター・カバー、無地 ホワイト》[206×224cm]18,700円(L.L.Bean https://www.llbean.co.jp/)。〈sinso〉のベッドフレーム《Nest Bed supported by Karimoku》セミダブル[W125×H226×D14cm]157,900円(sinso https://sin-so.com/)
左/〈テリブル ツインズ〉の《ウィートウォーマー》[50×18cm]各7,700円(コッテ & コー https://www.kostaboda.co.jp/)。上/〈パナソニック〉の《電気かけしき毛布 シングルMサイズ DB-RMH10M》[約188×137cm]16,940円(パナソニック ストアプラス https://ec-plus.panasonic.jp)下/〈カドー〉のふとん乾燥機《FOEHN PRO》[φ5.4×L34.2cm]各29,920円(カドー https://cado.com/)。〈TEKLA〉の《パジャマパンツ ホリデイ》25,300円(ビオトープ https://www.junonline.jp/biotop/product/pants/pants/BSS15000)。
寝具も自分の体も適度に温めるのがポイント。
「寝具は清潔に保つことも大事。人間は寝てる間に汗をかくので、そのままにしておくと、布団の中が湿度が高い状態が続き、寒く感じるんです。湿度を取るため、そしてダニ対策にも布団乾燥機を使いましょう。寝る前に使うと、お布団が暖かな状態で寝られます」。布団乾燥機は場所を取るものが多めだが〈CADO〉の《FOEHN PRO(フェーンプロ)》はスリムなスティック型の小型乾燥機。《FOEHN 001》からバージョンアップし、風量が約50%アップ。パワフルな温風で、キングサイズの布団も隅々まで温風が行き渡らせる。また、臭いやダニ、花粉対策にも役立つオゾンの発生量も2倍に増加。布団に差し込むだけで除菌・消臭し、寝具を快適な状態にしてくれる。
「理想的な寝床内環境は温度33±1℃、湿度50±5%を目指して、季節や室温に応じて掛け布団や毛布などを使い分けを。布団の中はむやみに暖かくするのではなく、寝る前に人肌程度に温めておくと、眠りやすくなります。分厚い毛布や掛け布団は寝返りが打ちにくいので、電気毛布を取り入れてみるのも。寝る時には設定温度を下げて、熱くなりすぎないように」。
〈パナソニック〉の電気毛布は肌触り優しいマイクロファイバー素材。室温センサーを搭載し、快適な温度に自動調節してくれる。
そして、自分の体を温めることも大事、と三橋さん。「首、足首、手首といった3つの首を冷やさないのがポイント。腰の仙骨を温めると、副交感神経に切り替わりやすいです。電子レンジで手軽に温められるホットパックを使うといいですよ」。
スウェーデンの伝統的な体を温める自然療法の《ウィートウォーマー》は、布袋に入った小麦を電子レンジで温めることで、ゆっくり熱を放ち、冷えた体をしっかり温めてくれる。リラックスできるだけでなく、リンパや血液の流れを良くして、筋肉のコリをほぐす効果も。中の小麦は動くので、腰や首筋など身体に心地よくフィットする。布袋は洗濯ができる麻製で、清潔に保てるのも嬉しい。
〈モンタナ〉のキャビネット《キープ 46 ブラックレッグ》[W69.9×D46.8×H94.8cm]435,600円(ソルフォルム☎︎048・969・4535)。〈Louis Poulsen〉の《NJP ミニ テーブル》[シェードφ12.1×全高41.5cm]82,500円(ルイスポールセン東京ストア https://www.louispoulsen.com)。〈ジェネバ〉のワイヤレス充電とBluetooth®︎スピーカー付きアナログクロック《ジェネバタイム》[W19.5×D12.5×H9cm]36,300円(ネイビーズストア https://store.navys.jp/)。〈Zelt/柴山修平〉による石のオブジェ《目地の習作02》参考価格11,000円(Zelt Bookstore https://ze-lt.com)ベッドにかけたメリノウール100%のストール《パターン メリノ ストール》[180×70cm]14,850円(ザ テイストメイカーズ アンド コー https://thetastemakersandco.com/ )。〈ニュートラルワークス.〉の《ENNN/マットレス》[シングル W97×D195×H25cm]220,000円、《光電子/ダウンデュヴェ》[シングル 150x210cm]60,500円、《MXP /ブロードデュべカバー》[シングル 150x210cm]33,000円、《MXP /ブロードピローケース》[43x63cm]6,600円、(ニュートラルワークス. https//www.goldwin.co.jp/neutralworks/)。
左/〈フィリップス ヒュー〉の《ホワイトグラデーション シングルランプ E26 1100lm》[φ6.2xH11.2cm]5,980円*メーカー希望小売価格、リモコンにもなる調光スイッチ《ディマースイッチ》[W3.5×D0.9×H9.5cm]4,180円*メーカー希望小売価格(フィリップス ヒュー https://www.philips-hue.com/ja-jp)。中/〈ムート〉の《ピトンポータブルランプ》[W13.2×D21.8×H32.1cm]59,400円(MAARKET https://maarket.jp/)。右/〈Louis Poulsen〉の《NJP ミニ テーブル》[シェードφ12.1×全高41.5cm]82,500円(ルイスポールセン東京ストア https://www.louispoulsen.com)。
ぐっすり眠り、気持ちよく起きるための照明計画。
光が睡眠に与える影響についても知っておきたい。「寝るときの寝室は真っ暗にしたほうが良いと言われています。目安は0.3ルクス。これくらいの暗さが1番睡眠が深くなるという報告があります。30ルクス以上になると顕著に睡眠は浅くなります。寝室に取り入れたいライティングのポイントとしては、目に光源が直接入らないようにすること、暖色系の電球色を選ぶこと、寝る1、2時間前から部屋の明るさを落としておくことです」。
お気に入りの照明器具がある人は、電球を変えてみる選択肢も。スマートライトシステムを搭載した〈フィリップス ヒュー〉の電球はアプリの就寝オートメーション機能を設定すると、就寝前にブルーライトを除外し、 自動で暖色系の赤みがかった色調に変化。その後、徐々に暗くなって消灯する機能を搭載。また、起床時間に合わせて穏やかに明るくなる起床オートメーション機能もあり、爽快な気分で目覚めるのに役立つ。また、起床時の照明をカスタマイズする機能も。
〈Louis Poulsen〉の《NJP MINI Table》は、2015年に発表された《NJP Table》の小ぶりな新サイズ。シェードから照らされる眩しすぎない直接光と、上部の穴から穏やかな間接光を発する。放熱効果の高いアルミニウムを採用したシェードは直接触れて向きや位置の調整が可能。さらに、徐々に明るくしたり、暗くできる無段階調整機能付き。シンプルなアームは動かしやすく、好みの角度でぴたりと止められて使い心地もいい。また、4時間/8時間のタイマー機能が備わっているため、寝落ちしても付けっぱなしにならずに安心だ。
北欧の家具ブランド〈Muuto(ムート)〉の《ピトンポータブルランプ》は懐中電灯がモチーフ。照らしたい場所やスペースに合わせて吊るしたり、横にしたりと様々なシチュエーションで活躍する。登山ツールからインスピレーションを得たソリッドな素材感のアルミニウムが空間のアクセントに。
左/〈ラトリエ・シャランテーズ〉のフェルトとウールを組み合わせたスリッパ《フェルト スリッパーズ》8,800円(ザ テイストメイカーズ アンド コー https://thetastemakersandco.com/ )。右/〈YOKE〉の《シルクモヘア ボタンドカーディガン カーボン》46,200円(ENKEL☎︎03・6812・9897)。
左/〈athletia〉のアロマミスト《スイッチングアロマピローミスト/ SLEEP》[30ml]3,850円(athletia https://www.athletia-beauty.com/ja/ )。〈ブラウン〉のアラームクロック《BC01》6,600円(メトロクス https://metrocs.jp/ )。〈FOUND OBJECT〉のプレスドガラス製のマグカップ《アルノグラス マグ》[容量350ml]6,300円(ENKEL☎︎03・6812・9897 )。右/〈FUSHI〉のヒメコマツを用いたサシェ《1/2サイズ スリープウェル セントバッグ》[W18xD21×t5cm]2,970円(FUSHI https://fushi-tree.shop/)。〈フィッシャー バロメーター〉の温度計付き湿度計《123T シンセティック ハイグロメーター ウィズ サーモメーター》[φ8.5xD2cm]12,100円(ディテール https://www.detail.co.jp/ )。
植物由来成分を取り入れて心地よい眠りへ。
スムーズな睡眠導入に香りの力を借りるのもおすすめだ。「香りは一瞬で気分を切り替えられます。ラベンダーやゼラニウムなどのフローラル系、ヒノキ、シダーウッドなどのウッド系、柚子、オレンジ、ベルガモットなどの柑橘系はリラックス効果の高い香りです。寝る前にアロマピローミストを散布するのもいいですね」
日本発のエシカルライフスタイルブランド〈アスレティア〉の《スイッチングアロマピローミスト》は、ラベンダーやオレンジ、カモミール・ローマンをメインとした11種類の100%天然植物精油を組み合わせたアロマピローミスト。枕の側面にプッシュするといい香りが鼻腔に届き、落ち着いた気持ちで眠りにつくことができる。
香りを散布したり、火を灯したりせず、置いておくだけのサシェもおすすめ。新たな木材活用の可能性を追求する〈FUSHI〉の《HIMEKOMATSU / Scent-bag》は睡眠導入・改善に効果があると言われる酢酸ボルニルを拡散する飛騨産ヒメコマツを詰め込んだサシェ。微かに香るためペットがいる家庭でも安心して使える。また、軽いので、出張先や旅先に気軽に持っていけるのもポイントだ。香りを楽しむ以外にもリラックス効果の高いヘンプをナイトルーティンに取り入れてみるのも手。〈roun(ラウン)〉の《CBNグミ》はヘンプから抽出した希少なレアカンナビノイド成分CBNを配合。深い休息に特化した成分で、食べやすいマスカット味でヘンプドロップを飲み込むのが苦手な人も摂取しやすい。