- 整える
タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
PR
本誌『ターザン』の連載『Tarzan Trails』では、毎号トレイルラニングの楽しさを紹介しています。888号は埼玉県[阿須丘陵]のトレイルガイド。こちらのページでは、コースのGPSデータを公開中!
日本の多くの山域では、その手前に標高の低い丘陵や里山が存在していて、トレイルラニング初心者にうれしい、上り下りの少ない、走りやすいトレイルがたくさんあります。埼玉の奥武蔵であれば、飯能や入間周辺の霞丘陵、加治丘陵、阿須丘陵などがそれでしょう。
今回は便利な、横浜元町・中華街からもイッパツで行けちゃう、西武池袋線。その飯能駅のひとつ手前、元加治駅からの折り返しで阿須丘陵17.6kmを堪能するんです。
さあ行くよ、例によってGPSデータをDLしておきましょう。コース序盤は、阿須丘陵の起点となる長澤寺までの入間川沿いです。まずは駅から入間川に進んで、歩行者専用の流れ橋(増水時には冠水します)を渡って阿須運動公園へ。八高線の下をくぐって左の急坂を上ります。
するとそこが県道195号。大きな交差点を左折、すぐを右折すれば長澤寺です。このお寺が今回の阿須丘陵トレイルの起点であり終点。ここからがコース後半というか、メインタイトルです。さあ、GPSとにらめっこで進みましょう。
すぐに唐沢川を渡ります、舗装路を横断するともう森の中。じんわり上っていくとなんとまあ走りやすい、3kmちょっとで東京—埼玉の境に到着です。ここで真北に転進、渓流(唐沢川になります)を目ざします。急坂を下ると徒渉ポイント、大雨直後でなければ水量は少なく、飛び石ぴょんで渡れます。
ぐるっとまわり込んで尾根に上がりましょう、最初だけめちゃ急坂だけど、そのあとは快適な尾根道を進みます。そして、ぽんと出た広い広場が秋葉大権現の分岐です。
権現さまは分岐の奥にいらっしゃって、ここに七国峠のサインがあるのでちょっと出かけてみました。ほんとに武蔵、常陸、上野、相模、駿河、甲斐、信濃の七つの国が見渡せるの? その目でご確認ください。
再び秋葉大権現に戻ってその先の分岐で谷に下りて沢沿いのトレイルに進みます。最初は狭くてくねくねですが、すぐに広くてまっすぐ、優しいトレイルになります、快適です。
3km弱でさっきの徒渉した渓流のそばに到着、ここで北の尾根道に上がります。広いトレイルを下って長澤寺に戻りましょう。
ここは地元のMTBの人たちが整備を手伝っている森です、彼らも使います、出会ったら彼らに挨拶とリスペクトを。さ、戻りは同じ道、阿須運動公園から流れ橋を渡って元加治駅へ。ごはんは飯能かな?
ほぼフラット、足に優しく走りやすい17.6㎞です。阿須丘陵のコースには主要地点・分岐に番号表示があります、これも優しいなあ。その番号つきマップはこちらからどうぞ。
GPSデータは「.gpx」形式です。GPS時計各ブランドのアプリで読み込めます。GPS時計がなくてもスマートフォンの地図アプリを使ってダウンロードできるし、「グーグルマップ」を開いて「マイマップ」に取り込むこともできます。また、「.gpx」形式はMacアプリの「トレイルノート」で開いて編集することができます。
雑誌『Tarzan』の連載「ターザン トレイルズ」はFacebookとも連動して、トレイルの紹介を行なっています。みなさんからのコメント、メッセージ待ってまーす。
取材・文/内坂庸夫 撮影/石原敦志 トレイルランナー/山下晃和