カラダをほぐして美容効果も。美容エディター前野さちこさんのワールド・グレイテスト・ストレッチ
筋トレやヨガの要素も含んだ、最強ストレッチ「ワールド・グレイテスト・ストレッチ」だが、目的が違えば、内容も変わってくる。すなわち、人の数だけ、ワールド・グレイテスト・ストレッチはある。性別も職業も異なる14人に、「なぜ」「どうやって」カラダをほぐしているのか教えてもらった。今回は、美容エディター前野さちこさんのグレーティストストレッチ。
編集・取材・文/宮田恵一郎 取材・文/岡島みのり イラストレーション/伊藤健介
初出『Tarzan』No.882・2024年6月20日発売
ワールド・グレイテスト・ストレッチとは?
全身の主要な筋肉を伸ばし、筋トレやヨガの要素も全部入りの欲張りエクササイズ。
前野さちこさん
教えてくれた人
まえの・さちこ/美容エディター。1981年生まれ。美容雑誌の編集を経て、フリーへ転身。女性誌だけでなく、男性誌にも寄稿。カラダの中からも整えるため、ピラティスを行う。
カラダをほぐす、ついでに美容効果も
「油断すると、座り仕事の蓄積で腰痛や背中痛になりがち」と言う前野さちこさんは、その日の凝りはその日じゅうに緩和する生活が染みついている。
「怪我予防で始めたことですが、太腿裏のセルライトも解消できるそうです。そんな恩恵があっても気を抜くと怠けがち。とにかく面倒を省いた結果、ベッドに横たわった就寝直前がストレッチタイムになりました。おかげで寝つきもよくなった気がする」
ヨガの「針の穴のポーズ」(左右各30秒×1回)
仰向けになり、左足首を右膝に乗せ、左膝をできるだけ横に開く。右膝を胸に引き寄せ、両脚の間から左手を通し、脛の上で両手を組む。後頭部と肩の外側が浮かないように床に下ろし、背骨の延長線上に首の後ろを伸ばすことを意識する。
腹斜筋を伸ばし、骨盤のバランスを正す(左右各30秒×1回)
横座りになり、右手で右の足首を摑んで支えながら、左手を上げて上半身を右側に倒す。視線は左手の指先に(右)。左肘を床に直角につき、左脇腹を縮め、右手を上げて右脇腹を伸ばす(中)。右手を床につけて、右脇腹が一番伸びる方向を探し、伸ばす(左)。