移動手段の1位は徒歩。ヘルシーな街、ヘルシンキの交通事情
世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は市民の主な移動手段の第1位は徒歩という「ヘルシンキの街」について。
edit: Takashi Osanai
初出『Tarzan』No.862・2023年8月3日発売
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歩いて暮らす、小さな首都の街作り
歩いて、自転車で、なるべくカラダを動かしながら過ごす。そんなヘルシーな街の作りがヘルシンキには見られる。
まず市内の公共交通機関には、バス、トラム、メトロ、フェリー、電車の5種類があり、雪のない4月から10月には自転車の公共シェアシステムが加わる。
自転車は電車やメトロに載せることができるから移動効率は非常に高く、さらにチケットは一元化されていてアプリで購入できるお手軽さも魅力なのだ。
ちなみに市の交通局の調査によると、市民の主な移動手段の第1位は徒歩で34%。続く公共交通機関(31%)や自転車(10%)を合わせると75%となり、タクシーにいたっては0%。
人口約66万人の小さな首都だからできる街作りなのかもしれないが、ヘルシンキでは港町の風情と最先端スマートシティの表情を肌で感じながら過ごすのがおすすめのよう。
COORDINATOR
UTANO YOSHIKO/ヘルシンキ在住歴17年。TVの撮影帯同を中心に活動。愛犬の柴犬KIKIと森を歩くのが毎日の小さな癒やし。YouTubeチャンネル『北欧さんぽ』更新中。
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