教えてくれた人
ミス・ユニバース・ジャパン・坂本麻里ベレンさん(さかもと・まり・べれん)/1998年生まれ。入社したABCクッキングスタジオが国連WFPのパートナーとして取り組む飢餓問題に関心を持つ。その解決の糸口としてミス・ユニバースに挑戦し栄冠に輝く。
タテ線がうっすら、それでいいんです
「キーワードは個性が光る“健康的なカラダ”です。2022年の8月に日本代表に選出されてから、世界大会までの数か月間はウェストの引き締めとヒップアップに注力。
腹筋はバキバキに割れているよりも、うっすらとタテ線が浮かぶ、しなやかなお腹が理想です。腹筋を鍛えるために体幹と腹直筋に働きかけるプランクを中心にサイドプランク、シッティングクランチなどを行いました。
腹式呼吸も会得してインナーマッスルも強化。有酸素運動には暗闇の中で跳ぶ約40分間のトランポリンを採用。おかげで代謝が格段に上がったんです。トレーニングの時間だけに限らず、下腹部に力を入れて歩くように。筋肉へ刺激を与えるためにハイヒールを履く機会も増やしたものです」
坂本さん、実は本業は料理教室の講師。お菓子作りなど、食事制限は大変だったのでは?
「食べる量よりも、とにかく砂糖断ちを心掛けました。代わりにアガベシロップなど砂糖ではない甘味を用いて、おからケーキや料理を作るようにしました。
倦怠感が抜け、太りづらい体質に変わり、さらには味覚も鋭くなったような。料理教室の講師としても宝物を頂きましたね」
たおやかなお腹を作る坂本さんのトレーニングメニュー
プランク
眠りに就く前に音楽を聴きながら1セット1分間×3セットを毎日実施。続けるために一気に追い込まず、休憩を挟んで取り組む。コンディションによっては朝晩で行うこともあるそう。
サイドプランク
腹斜筋に負荷を与えて美しいくびれを育んできた。1分間の静止は1日1セットに設定。「姿勢と集中力をキープするために、自分が楽しいと感じる範囲内のプログラムを組んでいます」。
シッティングクランチ
手を床につき膝を伸ばす動きを1分間1セット行う。「回数で区切るとマニュアルをこなす感覚に陥るため、どのメニューも時間で区切っています。その方が瞬間を大切にできる気がする」。