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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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女性のみならず、男性にも急増してる脱毛人口。将来介護される立場になった時に備えた介護脱毛のニーズも高まっている。今回は、代表的な2種類、美容脱毛、医療脱毛それぞれの最新事情を、実際の体験模様とともに紹介しよう。
脇や脛などを脱毛して整えるのは女性がするものといった考えは、もはや時代遅れ。見た目を整えて清潔感をアップしたい、毎日の髭剃りから解放されたいといった理由から脱毛をする男性が増えている。
〈湘南美容クリニック〉によれば、男性の脱毛件数はこの5年で3倍以上になっているという。人気TV番組『アメトーーク!』でも「脱毛しました芸人」が取り上げられるなど、メンズ脱毛は一般化しているのだ。
脱毛をするのは、若い男性に限らない。将来自分が介護される立場になったときのことを考えて性器や肛門の周辺(VIO)を脱毛する、介護脱毛のニーズも高くなっている。
脱毛するしないはもちろん個人の自由だが、現代を生きるうえで一度検討してみてもいいのかもしれない。脱毛には大きく美容脱毛と医療脱毛の2種類がある。それぞれの最新事情をチェックしていこう。
プライベートサロンなら細かなオーダーに対応してくれる
エステや脱毛サロンで行われる美容脱毛は、光脱毛という方式で行われる。医療脱毛で使われるレーザー脱毛と比較して、照射する光の幅が広く照射パワーが限定されている。脱毛に要する回数は増えるが、その分、痛みは少ない。
ライター・コーヅは実際に〈ル・サロン・ドゥ・プランタン〉で脛毛脱毛を体験したが、痛みはほぼない。脚に温かさを覚える程度で、その温かさも一瞬。脱毛前に塗ったジェルの冷たさの方が刺激的だったくらい。
光脱毛には大きく分けて主に毛根にアプローチするIPL脱毛と、主に毛包を刺激するSHR脱毛があり、今回体験したのはハイブリッドタイプ。SHR脱毛では、IPL脱毛だと難しい日焼け肌、色素の薄い毛にも対応できるというメリットがある。美容脱毛をする際は、どんな機械を使っているかも確認しておこう。
プランタンはアスリート向けのプランが用意されているのも特徴。「たとえばサイクリストの方なら、サドルがコンタクトするIラインとOラインを脱毛すると、毛囊炎や擦れへのストレスが減り、ロングライドが快適になります」
美容や趣味の観点から脱毛を検討しているなら、細かな相談に乗ってくれるサロンを見つけたい。
エステ&脱毛サロン〈ル・サロン・ドゥ・プランタン〉の小林廉さん
医療機関ならではの絶大な安心感。肌トラブルの悩みも相談できる
医療脱毛で行われるのは、レーザー脱毛および光脱毛。レーザー脱毛は脱毛に適した波長がピンポイントで照射され、光脱毛もパワーが強い。効果が高く、美容脱毛よりも少ない回数で脱毛を終えることができる。
「脱毛は発毛を促す組織にダメージを与える行為でもありますから、医師・看護師の管理下で行われる医療脱毛は安心感が高いと思います。万が一肌にトラブルがあっても、医師が対応し薬の処方ができます」と、湘南美容クリニック美容皮膚科の森川総一郎医師は言う。
たとえばニキビや乾燥肌などの肌トラブルを抱えている人が、脱毛を検討しているなら、まずは相談してみてほしいとのこと。
「実際、脱毛に訪れて先にニキビ治療を始める方もいますし、何を優先してどう進めるかを医師に相談できるのが医療脱毛の利点でしょう」
ライター・コーヅ、今度は湘南美容クリニックで、VIOの脱毛を体験。医師による入念なカウンセリングがあり、施術は看護師が担当するので不安が少ない。レーザー脱毛は、ゴムでパチンと弾かれたような痛み。耐えられなくはないが、確かに痛い。痛みに弱い人は、麻酔クリームや笑気ガスを使うという選択もある。
アフターケアについて医師に相談できる点も魅力だろう。
湘南美容クリニック新宿本院の森川総一郎先生
脱毛には興味があるがハードルが高いと感じているならば、まずは剃毛、除毛をして、毛のない生活を体験してみてはどうだろう。毛による蒸れや擦れがなく、見た目がスッキリとした状態の快適さがクセになるかも!?
取材・文/神津文人 撮影/小川朋央 編集/堀越和幸 イラストレーション/石山好宏
初出『Tarzan』No.844・2022年10月20日発売