食欲抑止や下痢、不眠まで！ イザというときに役立つ7つのツボ

「痛気持ちいい」で5秒×5〜10回プッシュ！

病院にかかるまででもなさそうだけど、どうも体調が優れない。その原因は自律神経の乱れかもしれない。腸と自律神経は互いに影響を及ぼす、密接な関係。

関連記事睡眠負債から夏バテまで。こんなことまでやってたの？ 自律神経の正体

「自律神経のケアは知識がないと難しいですが、腸に対しては実は手を打ちやすい。ツボ押しはその一つです」と、アスリートのサポートも行う〈さくら治療院〉の神崎貴子先生。突発的な不調や慢性的なだるさの解消に、また養生として気になる時にすぐ実践できるツボ押し。押し方は“痛気持ちいい”強さで一度に約5秒×5〜10回。ツボの正確な位置が分かるかどうかが、初心者には不安だが。

「最初はツボのポイント周辺もプッシュ。探るうちに感覚的にしっくりくる一点が見つかるはずです」

「冷え」に効くツボ｜大椎

第7頸椎のすぐ下、首の付け根の中心。中指で押すと押しやすい。

「便秘」に効くツボ｜間使

手首から指4本下、腕の中心部。神経系の経絡上にある。

「食欲抑止」に効くツボ｜神門

手首の横じわの小指側のくぼみ。メンタルの乱れによる過食を回避。

「腹痛・張り」に効くツボ｜章門

両脇を締めた時に肘が当たる部分。両側同時に押す。胃腸の不調に。

「不眠」に効くツボ｜関元

へそから指4本下の中心部。身も心も健やかに整えて安眠に導く。

「食欲不振」に効くツボ｜足三里

膝蓋骨から指4本下、向こう脛側に約2cm。消化器系の弱りに効く。

「下痢」に効くツボ｜梁丘

膝蓋骨外側の角から指3本上、腿のやや外側。腸管の動きを正常化。

関連記事太りにくいカラダを作るために押したい！ 10のツボ

取材・文／門上奈央　撮影／小川朋央　スタイリスト／山内省吾　ヘア＆メイク／村田真弓　神崎貴子（さくら治療院院長）

（初出『Tarzan』No.771・2019年8月29日発売）

Share