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自宅トレやジムトレに次ぐ選択肢。〈SIXPAD〉から考える、EMSの可能性。
動かさなくても、筋肉は刺激できる。〈SIXPAD〉が提案するEMSの仕組みを知れば、カラダづくりはもっと柔軟になる。
text: Tarzan illustration: Yoshifumi Takeda cooperation: Takahiro Kanbe
『Tarzan』No.933 on sale September 10, 2026.

筋肉をつけようと思ったとき、真っ先に浮かぶのは、自宅でのスクワットや腹筋運動、あるいはジムでウェイトを挙げることだろう。どちらも王道。けれど筋トレをする方法は自分の意思でカラダを動かすことだけではない。皮膚に装着した電極から電気刺激を送り、運動神経を介して筋肉に刺激を与える。これがEMS(Electrical Muscle Stimulation)の仕組み。
通常の運動では、脳からの指令が運動神経を通って筋肉へ届く。EMSでは、電極からの刺激が運動神経に働きかける。関節を大きく動かさなくても、狙った筋肉に刺激を与えられるのだ。
「自分で大きな動作を行わずとも筋肉に刺激を与えられる点はEMSの大きな強みです」(トレーナーの神戸貴宏さん)。
もちろん、自重やウェイトを使う筋トレには、関節を動かしながら複数の筋肉を連動させ、動作そのものを身につけていく利点がある。一方のEMSは、カラダを大きく動かさずに、狙った部位へ個別に刺激を入れやすい。どちらか一方を選ぶのではなく、目的や生活に合わせて組み合わせるものと考えたい。神戸さんは、EMSで対象部位をあらかじめ刺激し、その後のトレーニングにつなげる使い方も挙げる。
「とくに体幹部のトレーニングに苦手意識を持つ人は少なくありません。EMSで先に刺激を入れてから運動へ移るのは、理にかなった取り入れ方だと思います」。
〈SIXPAD〉には体幹を狙う《Core Belt2》や、お腹とお尻を刺激する《Core Hip》などが揃う。筋肉をつけたい今こそ、EMSも覚えておきたい。
EMSのシステム|筋肉を刺激する2つの電気信号。

通常のトレーニングでは脳からの指令が運動神経を通って筋肉へ届く。EMSは電極から運動神経へ電気刺激を与える。
EMSの基本を知る、4つの疑問。
Q1. 動かさなくても鍛えられるのはなぜ?
電極から送られた電気刺激が運動神経に働きかけると、関節を動かさなくても筋肉に刺激を与えることができる。通常の運動とは別の入り口から、狙った部位へ刺激を与えるのがEMSの強み。
Q2. そもそもいつからある技術?
電気刺激で筋肉を動かす方法は、新顔に見えて長い蓄積がある。少なくとも半世紀以上、研究や医療・リハビリテーションの領域で活用されてきた。現在も大学や病院との共同研究が続いている。
Q3. カラダに使ってほんとに平気?
取扱説明書に従い、指定部位、時間、強度を守ることが大前提。体内植え込み型の医用電気機器を使用している人などは使えず、持病のある人は事前確認が必要。異常を感じたらすぐに使用を中止しよう。
Q4. 三日坊主でも続けられる?
続けるコツは使う時間を決めること。帰宅後や入浴前、テレビを見る時間など、日々の行動とセットにすれば習慣化しやすい。装着してすぐ始められる手軽さも、家庭用EMSを暮らしに組み込みやすい理由だ。
〈SIXPAD〉の広がり_1|新しい筋トレの選択肢。
立つ、歩くといった全ての行動の土台となる足の筋肉。しかし高齢者や療養中の人には、運動を始め、続けること自体が壁になる。足を乗せ、座ったまま足裏からふくらはぎへ刺激を届ける《Foot Fit 3》に代表される〈SIXPAD〉のEMSは、医療・介護現場でも筋トレの選択肢に。2026年1月時点で導入は全国65施設に広がる。

※Foot Fit 3 series最新モデル《Foot Fit 3 Compact》

トヨタ記念病院 腎臓内科では通院する患者さんの運動サポートとして、〈SIXPAD〉が日常のリハビリに取り入れられている。《Foot Fit》シリーズは16軒の医療機関で、患者さんの運動サポートのために導入されている。
〈SIXPAD〉の広がり_2|プロの現場でも選ばれている。
家庭用で培ったEMSの知見は、業務用機器《MEDICAL PRO》へ。8チャンネル・16電極を備え、表層筋から深層筋までを対象に、全10種類のトレーニング/コンディショニングプログラムを搭載。接骨院、鍼灸院、整体院、プロスポーツチームなど、カラダを見極めるプロの現場へも活用を広げている。

《Core Belt 2》腹も、脇腹も、背中も。一度に。
腹直筋、腹斜筋、広背筋下部、脊柱起立筋下部を同時に刺激するベルト型EMS《Core Belt 2》。ジェルシートも水も不要で、巻けば準備完了。23分のトレーニングモードに加え、運動前後にも取り入れやすい30分のモードを備える。44,990円。
《Core Hip》お腹とお尻を、穿いて鍛える。
腹直筋下部、腸腰筋、大臀筋、骨盤底筋の4つをまとめて刺激するパンツ型EMS《Core Hip》。お腹側とお尻側の強度を別々に調整でき、23分のトレーニングと12分のコンディショニング、2種類のプログラムを搭載。58,300円。
Information
問い合わせ先/MTG
TEL/0120-467222

