アートプロジェクトプロデューサー・ベイン理紗さんの、サッカーに欠かせないコスメ。|運動と身だしなみ vol.14
気持ちよく汗をかくときにこそ使いたいコスメやアイテムがある。日々身体を動かしているあの人が、どんなものを愛用しているのか、アクティビティに同行して紹介。第14回は、アートプロジェクトプロデューサーのベイン理紗さんがサッカーの前後に使う3つのアイテムの話。
interview, text: Aya Sasaki edit: Haruka Hayashi photo: Jin Yamamoto(location),Wataru Kitao(product)

Profile
ベイン理紗(べいん・りさ)/アートプロジェクトプロデューサー。東京と京都を拠点に活動。東京工芸大学写真学科在学中からモデルとして活動する傍、ギャラリーやアートメディアに参画したのち、オランダへ移住・留学。帰国後は様々な角度からアートプロジクトや展覧会に関わっている。毎月開催するフットボールコミューティ「Meadow FC」ファウンダー。@Meadow FC
ベインさんがサッカーと出会ったのは物心がついた頃。兄が通う地元のサッカーチームの応援に行き、その隣で練習していた女子チームをよく目にしていた。
「幼少期から自然と身の回りにサッカーがありました。本格的に始めることになったのは小学校入学後。色々な習い事をやっていたのですが、サッカーが一番楽しかったし、上達もしていったんです」

転機が訪れたのは中学生になった時。ベインさんが入学した地元の中学校には男子サッカー部しかなかったのだ。
「それまでの延長でサッカーを続けたいと思っていました。でも、すんなりそれが叶う環境ではなく。私がサッカーを継続するためには、学校の男子サッカー部に入るか、家から遠い女子のクラブチームに参加するか、もしくは、女子サッカー部を作るために学校に働きかけるか、という3択でした」
ベインさんは、それぞれの選択肢を吟味した結果、サッカー部ではなく、バスケットボール部に所属することを決める。
「男子の部活に入ることは性別差や環境から難しく、クラブチームは通うには遠く…。女子サッカー部を作ろうと顧問の先生を探したり友達に声をかけたりしましたが、実現できなかったので、サッカーはやめることにしたんです」
中学時代はバスケットボールに打ち込み、高校もスポーツ推薦で強豪校へ進学。スポーツコースに在籍しながら、より厳しい練習と環境に耐える日々に戸惑っていたそう。それだけが理由ではないけれど、自然とスポーツ以外へと関心が広がった。
「中学3年生の頃に写真に興味を持ったんです。スポーツ中心の生活から、アートについて気になり始めたことで、バスケへの思いは次第に小さくなってしまいました。結果的には大学の進路も踏まえて、スポーツコースから普通コースに転科することに。それ以降スポーツはしばらくやらなくなりました」
写真を専攻した大学では、作品制作やモデル活動に忙しい毎日。しかし再びスポーツとの接点が生まれる。それは偶然にも、サッカーだった。
「コロナ禍が明けた頃、たまたま渋谷で開催されていたフリマに出かけたら、サッカーカルチャー雑誌『SYUKYU Magazine』がブースを出していたんです。雑誌を見ながら話をしていたら、一緒にサッカーをやろうと誘われました。経験者ではありましたが、私がプレーしていたのは遠い昔の話。やりたくてもできなかったという中学時代の悔しい記憶も残っているので、自分の中でサッカーは諦めた競技でもありました。でもボールを渡されて、その場で蹴ったら楽しかったんです。思いがけず私の人生にサッカーというものが戻ってきました」


『SYUKYU Magazine』が時々開催するイベントに友達と一緒に参加し、遊びのひとつとしてサッカーを再開したベインさん。それがきっかけとなり、大学卒業後にオランダへ留学した際には、地元のフットボールクラブでプレーすることに。
「オランダでの生活に慣れてきた頃、せっかくなら現地でプレーしてみたいと思い、地元のチームを調べてコンタクトを取りました。日本よりもずっとサッカーが盛んな国なので、チーム数も多く、わりとすんなりOKをいただき参加することができました」
ベインさんはイギリスでもフットボールクラブへの飛び入り参加を経験。オランダ留学の最後にロンドンでインターンシップに参加した時のことだ。数日間の滞在だったが、『SYUKYU Magazine』を通して知った複数のクラブチームにメッセージを送ったところ、運よく試合が設定されている日に合流が叶った。
「ちょうどフランスからチームがきてトーナメントがあるということで、『試合に出ない?』と誘ってもらって参加しました。その時の1日の流れが、私にとってまさに理想のパターンだったんです。集合してサッカーして、試合の合間にフリマにもみんなで遊びに行って、またサッカーしてカフェに寄って帰って。サッカーを通じて出会った仲間と一緒に1日を過ごすって本当に楽しいと感じて、こういう環境が日本にもあったらな思いました」
思い立ったら即行動のベインさん。オランダ留学とロンドンでのインターンから帰国後2週間で、自分のフットボールコミュニティ「Meadow FC」を立ち上げた。

ベインさんの友人たちはもちろん、インスタグラムを見て初めて訪れる参加者も。
「コツコツ呼びかけて、仲間を募っています。サッカーを楽しむことをいちばんに考えたコミュニティです。オランダやロンドンで参加したクラブは年齢もさまざまで、毎回来る人もいれば、久々に参加する人もいました。経験者も初めてボールを触る人もいるけれど、ピッチに立てばみんなが安心して楽しくプレーできる。そういう要素を参考に、私は女性が参加しやすいコミュニティを意識しながら、ジェンダーフレンドリーにしています。同じ思想を持っていて、参加したいと言ってくれる人を排除する理由もないというか。みんなでサッカーを楽しむ場であることを一番大事に考えました」

この日の参加者は11名。2チームに分かれて円陣を組んだらゲームをスタート。スコア担当やタイムキーパーも交代で回す。
毎月開催している「Meadow FC」の活動は、最初の30分でウォーミングアップをしたりボールに慣れたりして、残りの30分でミニゲームを行う。ゲーム中は、両チームに声援が飛ぶ。女性がプレーして、パートナーが応援する光景もしばしばだ。プレーするのは男性で、応援するのが女性というスポーツによくある風景を塗り替えたいという。
また、スポーツをする時に、大切にしていることがある。それは、仕事や遊びに出かける時と同じ、しゃきっとしたオンのスタイルでサッカーをすることだそう。
「スポーツの時は汗をかくし、練習着だから、ヘアもメイクも気にかけないというイメージもありますが、私は違います。サッカーをしている時も、いつも通りのメイクをしている自分でいたい。誰かと一緒にいる時は、私にとってオンの状態。自分の好きなメイクをして、自分らしいスタイルでサッカーもやりたいんです。だからサッカーの時に使っているコスメも、いつものスタメンばかり」
自ずと運動時でも使えるように、汗をかいても頼りになるものを選んでいるそう。
まずはベースメイク。紫外線対策も兼ねてUVパウダーを愛用中。

ブラシ一体型のUVパウダーは、紫外線対策として定番の人気を誇る〈アネッサ〉をチョイス。
そして、ベインさんのメイクの中でアイラインは必須。
「アイラインは、気持ちを切り替えるスイッチみたいな役目もあって、出かける時には欠かせません。基本はブラックやブラウンですが、少し遊びたい時はピンクも使います」

ピンクのアイラインは〈UZU〉のもの。カラーライナーをブラックライナーに重ねて遊び心ある目元に。
練習の前後にはエチケットも兼ねて、デオドラントスプレーも。
「自然由来で、甘くないすっきりとした香りが好み。〈アスレティア〉は、清涼感がちょうどよく何回もリピートしています」

〈アスレティア〉はみずみずしいミスト。ジュニパーベリーにユーカリプタス、レモンや、安らぎ感じるセダーウッドの香りが心地よい。
数あるスポーツの中で、再びサッカーに向き合ってきたのは、なぜなのだろうか。
「やっぱり純粋にボールを蹴ることが楽しいです。子供の時も今も同じで、時間があればボールに触れて走って蹴りたい(笑)。その楽しさを一人でも多くの人と分かち合いたいから、コミュニティを作りました。ゲームをするだけじゃなく、みんなで試合を観に行ったり、オリジナルプロダクトを作ったり、いろいろな角度からサッカーを楽しみたい。ゆくゆくは、「Meadow FC」主催のトーナメント戦を開催したいと思っています」

こんなアイテムも、おすすめです。
サッカーの前後に使いたいベインさんの愛用コスメに着想したアイテムを、Tarzan Web編集部が見つけました。
UVパウダー
携帯しやすいブラシ一体型
アイライン
ひと筆でラインが決まるリキッドタイプ
デオドラントスプレー
すっきりとした自然由来の香りでケア












