Tarzan Webが選ぶ、今週やりたいこと。|2026年7月1週目のWeekly Watch List

もうひとつのW杯「FIBAバスケットボールワールドカップ」、⁡世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」、〈東京都写真美術館〉の「食」にまつわる展覧会「TOPコレクション」展など、今週気になるウェルネス・スポーツ情報を、編集部が5つ紹介します!

text: Haruka Hayashi

7/1(水)|ランニングスキルを伸ばすための実践的レッスンを受けてみる。

走る楽しさを共有することをテーマに、ランニングの実践的なレッスンを定期開催している〈ザ・ノース・フェイス〉の「ULTRA RUNNING CLUB」。7月開催回の中で特に気になるのが、「ランニングパフォーマンスを高めるコンディショニング②」と称した、トレーニングに軸足を置いたレッスンだ。ウルトラマラソンやトレイルランニングの完走を目指すには、基礎トレーニングが何よりも肝心。自分で長距離を走り込むのも良いけれど、無駄な動きを無くし、効率的なランニングフォームを習得するには、体幹トレーニングやランニングドリルなどのポイント練習は欠かせない。フォームを客観的に見たレクチャーが受けられるのも、こうしたレッスンのありがたいところだ。7月1日(水)と7月15日(水)は〈THE NORTH FACE FLIGHTTOKYO〉を拠点に、7月3日(金)は〈THE NORTH FACE Sphere〉を拠点に、前者は皇居エリア、後者は代々木公園で開催予定。申し込みの詳細はサイトをチェックしよう。

 

7/2(木)|私たちの身体を形作る「食」を写真展示から考える。

〈東京都写真美術館〉が収蔵する約39,000点の作品をさまざまな切り口で紹介する定期開催の展覧会「TOPコレクション」展。7月2日(木)から始まる第二期のテーマは「食」。同展は、私たちの身体を形作るものとしての「食」にフォーカスし、14名の作家による写真・映像作品を4つに分けて構成。第1室は、家族や自分自身の食卓の記憶を辿る「あのとき、あの食卓で」、第2室は、土地と食との繋がりを見つめ直す「食と地域のあいだに」、第3室は、米の価格高騰や住宅地でのクマ出没、震災による食の風評被害などの問題意識を背景に、人間の営みと自然環境との関わりを考える「環境のなかで」、第4室は、未来の食のあり方と、共に生きることの意味をあらためて考える「明日の食卓」と、それぞれテーマを設定。「食」は、生きとし生けるもの誰にとっても共通するテーマだからこそ、写真を見て想起する記憶や問題意識、気づきもきっとさまざま。誰かと一緒に見に行くと、言葉を交わす時間も含めていっそう豊かな鑑賞体験になりそうだ。

 

7/3(金)|もうひとつのW杯「FIBAバスケットボールワールドカップ」の予選が見逃せない。

「サッカーW杯2026」の熱戦も最後まで見逃せないが、バスケットボールにも、4年に一度、世界一を決める「FIBAバスケットボールワールドカップ」がある。その出場権を懸けたアジア地区予選大会「Window3」が、7月3日 (金)にいよいよ開幕! 前回の2023年大会では、日本代表がアジア最上位となり、48年ぶりに競技成績でオリンピック出場を掴み大きな話題を呼んだ。次なる目標は2027年のW杯。チームを引き上げるエース・渡邊雄太、208 cmの身長を生かし、ゴール下で存在感を発揮するジョシュ・ホーキンソン、得点力のある馬場雄大、3ポイントシュートが武器の富永啓生など、選手陣は精鋭揃い。2大会連続の出場を目指す日本代表の戦いから目が離せない。予選の開催地は中国、韓国と2戦ともに日本代表にとってはアウェー。いずれもBS日テレ、BS朝日、DAZN、TVerで生配信があるので、リアルタイムで試合を見守りたい。

 

7/4(土)|⁡世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」が今年も始まる。

自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」が今年も開幕! 7月4日(土)から7月26日(日)までの約3週間、フランス全土を舞台に総距離3,000km以上を自転車で走破する世界最高峰のレースだ。20世紀初頭のフランスで新聞の販売促進企画として始まったこの大会だが、今では「オリンピック」「FIFAワールドカップ」にも並ぶ世界三大スポーツイベントのひとつに数えられている。今大会特に注目したいのは、大会4連覇を狙うタデイ・ポガチャル、その最大のライバルであるヨナス・ヴィンゲゴー、スプリントで勝負強さを見せるヤスペル・フィリプセンなど。地中海沿岸の平地から、アルプスやピレネーの険しい山岳地帯までを自転車で駆け抜けるレースは過酷そのものだが、次々に移り変わるフランスの絶景の数々は、思わず息を呑む美しさがある。J SPORTS、J SPORTSオンデマンドで全ステージ生中継・ライブ配信があるので、気になる地域を走るステージをチェックしてみるのがおすすめ。

 

7/5(日)|これから先の働き方のヒントを“ノマディズム”に学ぶ。

一定の場所に住み、働き、暮らす「定住」は、現代ではごく当たり前の生活様式として根付いているが、歴史を辿ってみると、実は明治以降に定着した比較的新しい価値観でもある。6月10日(水)に刊行された『ノマドという生き方──旅暮らしの人類学』は、キャンピングトレーラーで移動生活を送り、各地を移動しながら生計を立てるフランスの「マヌーシュ」と呼ばれる移動生活者(=ノマディズム)についての本。著者である左地亮子さんは当初「なぜ移動するのか」という問いを立ててフランスでのフィールドワークを始めたが、その過程で「定住こそが人間本来の生き方である」という自分の前提こそが思い込みであることに気づく。やがて当初の問いは「なぜ私たちは移動しないでいられるのか」へと反転。コロナ以降、リモートワークや複数拠点生活が少しずつ根付き始めている今、固定観念をひっくり返し、定住者である私たちとノマディズムとの境界を探ることは、これから先の生き方を考えていくのに良いインパクトを与えてくれるはずだ。