日本代表WTB・石田吉平選手。「忍者ステップ」を支える日課とは?

決して大柄ではない体格を、自在な動きで武器にする石田吉平。鍵を握るのは体幹と、操る意識だ。日常の所作からトレーニングまで貫かれる、インターナショナルレベルのカラダづくりに迫る。

取材・文/大木淳夫 撮影/今津聡子

初出『Tarzan』No.917・2026年1月5日発売

日本代表WTB・石田吉平
Profile

石田吉平(いしだ・きっぺい)/2000年生まれ、兵庫県出身。横浜キヤノンイーグルス所属。7人制ラグビー日本代表主将として24年のパリ・オリンピックに出場。25年は15人制代表のWTBとして国際試合で活躍。座右の銘は「至誠通天」。

体幹を鍛え自分のカラダを完璧に操れるようになりたい。

身長167cmとラグビー選手としては小柄ながら、「忍者ステップ」と呼ばれる変幻自在な動きで日本代表WTB(ウィング)として活躍する石田吉平選手。

朝6時にクラブハウスに入りチームでウェイトとグラウンド練習、その後も自宅で夕方から自体重とコア、縄跳びやアジリティトレーニングを行うのが日課だ。

ステップはラグビーだけでなくアメフト選手の動きを動画で研究し、「サイズがない分、相手が予測できない動きで勝負したい」と言う。

膝ではなく骨盤から歩く、移動中は姿勢が崩れるのでスマホを触らない、エスカレーターは使わず階段を上る。そんな日常のルールも自分に課している。

小学生時代から続けるノートに日々、目標と反省を書き込み、見据えるのはイーグルスの優勝、そして2026年のネーションズチャンピオンシップ、27年ワールドカップ。

「ここ数年は体重アップにも力を入れてきましたが、インターナショナルレベルを経験して、そこだけではないとも痛感しました。今はいかにカラダをうまく使うかに一番注力しています」。