口は大事な商売道具!落語家・林家つる子さんの超私的デンタルケア。

女性初の抜擢で真打に昇進を果たした落語家・林家つる子さん。幼少期の矯正の経験から、電動歯ブラシ、こまめなうがいを習慣化。表情豊かな“笑い”を支える口腔ケアのこだわりに迫る。

取材・文/松岡真子 撮影/内田紘倫 ヘア&メイク/浅山ジャスミン莉奈〔untitled.〕

初出『Tarzan』No.913・2025年10月23日発売

Profile

林家つる子(はやしや・つるこ)/1987年生まれ。2024年に女性初の抜擢で真打に昇進。登場人物の女性を主役にした古典落語『芝浜』『子別れ』などにも挑戦している。

良好な口内環境が“笑い”を生む。

デンタルケアのマイルール。
  1. 起床後すぐに舌クリーニング&歯の表面がツルツルになるまで磨く。
  2. 出先ではこまめにうがいをして口中を清潔に保つ。
  3. 表情筋を鍛えるために大口を開けて笑う。

しなやかな仕草と語り口で聴衆を笑いの渦へ引き込む、噺家の林家つる子さん。天真爛漫な表情を支える美しい歯並びにも、注目が集まっている。

「実は以前にも、日本小児歯科学会の方から連絡をいただいたことがあったんです。内容は“歯がきれいなので、ぜひ、学会で講演と落語をしてほしい”というもの。思いがけないオファーに恵まれて、幼少期に歯科矯正を勧めてくれた母に改めて感謝をしましたね」

小学3年生から卒業時までワイヤー矯正に取り組んだという。

「下の歯が前に出ていたため、まずは嚙み合わせを正す必要がありました。その流れで歯並びも整えたんです。もちろん、痛みはありましたよ。でも当時はカラーゴムでおしゃれを楽しむ特別感が勝っていました。さらに、正しいブラッシング方法を習得できたのも大きい。おかげで終了してからトラブル知らずで過ごせています」

現在は電動歯ブラシでケア。

「真打昇進を控えていた3年前に取り入れました。短い時間でもプラークがしっかり落とせる、頼もしい存在です。電動歯ブラシは家で、出先では携帯歯ブラシや爪楊枝を使います。あとは、とにかくうがい。仕上げにミントやマヌカハニーのスプレーをひと吹きして、口内環境が乱れないようにしています。私にとって口まわりは大切な商売道具ですから」

お口の中の健康を保つマイ道具。

●電動歯ブラシ

電動歯ブラシ

愛用するのは〈EPEIOS〉《​​OKare! 音波電動歯ブラシET003》。「友人の推薦で購入。機能はもちろん、デザインも気に入っています」。