バレーボール・石川真佑選手の“美しい歯を保つ秘訣”って?

日本女子バレーを牽引する名アウトサイドヒッターの歯は、美しいだけでなく機能性も抜群。それを実現させているのは、高いデンタルIQでした。

取材・文/石飛カノ 撮影/中村和孝 スタイリスト/仮屋薗寛子 ヘア&メイク/赤松絵利(ESPER)

初出『Tarzan』No.913・2025年10月23日発売

Profile

石川真佑(いしかわ・まゆ)/2019年、18歳で日本女子代表に初選出。23・24年シーズンからはイタリア・セリエAに参戦し、24・25年シーズンに移籍した強豪ノヴァーラではプレーオフ3位、CEVカップ優勝を果たす。25年に日本女子代表キャプテンに就任。

“歯のケア”が支える世界トップレベルの強さ。

口角が自然に上がって白い歯がこぼれるたびに、スタッフから「おお〜」とため息が漏れる。バレーボール女子日本代表キャプテン、石川真佑さんの歯は玉のごとくの美しさ。

その歯は生まれつきですか?と尋ねると、「はい、矯正はしていません」 との答え。むむ、そういえばお兄さん、石川祐希さんの歯並びも整っていたような記憶が。羨ましすぎる石川家のDNA。

バレーボール石川真佑

「でも、小学生の頃はむし歯が結構あって歯医者さんには通ってました。え、歯医者さん? 嫌いではないです。痛い思いをしたこともありますけど、どちらかというと痛みに強いし歯がよくなるなら行くことに全然抵抗はありません。おかげで今のところ、おせんべいも堅焼きの方が好きですし(笑)」

歯科医嫌いの大人はぜひ見習ってほしいもの。現在の毎日の歯のケアは電動歯ブラシとフロス。約10分間かけて丁寧にクリーニング。歯科医の定期検診も欠かさない。そして、ごく最近ホワイトニングを施したという。

バレーボール石川真佑

「ホームホワイトニングというマウスピースを使ったホワイトニングを行いました。寝るときにマウスピースをつけて朝起きたら外すというのを3か月くらい。白くなったという実感が持てたので、今は一旦お休みしてます」

きっかけのひとつは、一昨年から参戦しているイタリアのセリエAでの経験。

「勝手なイメージですけど、海外の選手はホワイトニングを施している人が多いという印象。そういう環境にいると自分もきれいにしなきゃという気になりますし、いろんな方から見てもらうことが増えてきたので身だしなみも含めて歯もきれいにしておきたいと思ってます」

バレーボール石川真佑

見た目の美しさはもちろんだが、歯の機能も当然重要。奥歯を嚙み合わせるパワーは切り返し動作が多いスポーツではパフォーマンスを左右するという話もある。

「スパイクを打ったり強いボールを受けたりするときは自然と奥歯に力が入ります。そういう意味ではバレーボールのプレーの中で歯を嚙み締めることが多いかもしれません。嚙み締めで歯が欠ける選手もいますし、マウスピースをつけてプレーをしている選手もいます。私は今のところつけない方がいい感覚を保てるので使っていませんけど、今後、必要なら考える余地はあるかなと思います」

今シーズンはメダルまであと一歩だったが、最終目標のオリンピックでのメダル獲得に向かって意欲は満々。そのデンタルIQの高さも武器のひとつとなるはずだ。

バレーボール石川真佑