Tarzan Webが選ぶ、今週やりたいこと。|2025年10月1週目のWeekly Watch List

今週見逃せないスポーツ大会や映像配信、参加型のイベントなどをTarzan Webが選んで紹介します。

文・岡島みのり リサーチ/林暖茄

9/29(月)|絵画を見つめ、画家・利根山光人の旅を追体験する。

旅をするように絵を見る、そんな体験ができる展覧会が〈世田谷美術館〉で始まった。画家・利根山光人は、茨城に生まれ、長く世田谷にアトリエを構えた人物。メキシコ美術との深い関わりで知られるが、実はインドや中東、ヨーロッパ、日本各地へと歩みを広げ、古代遺跡や祭りに触発されて数多くの作品を残した。今回は実に30年ぶりの大規模回顧展。油彩や版画に加え、初公開となるスケッチや写真資料も含めた約250点が並ぶ。さらに特集展示として、特別許可を得て採集したマヤやアステカ遺跡の拓本も公開。異文化と出会い、生命のリズムを描き出そうとした利根山のバイタリティを堪能できるはずだ。

 

10/1(水)|仕事終わりは、グループランに参加してみる。

9月11日(木)にオープンしたばかりの〈パタゴニア 東京・京橋〉。丸の内から移転したこの新拠点は、これまで100回以上開催されてきたグループランの文化を引き継ぎつつ、街と自然、そして人と人をつなぐコミュニティのハブを目指している。その第一弾イベントとして、10月1日(水)19:00から、グループランが行われる。当日は京橋から八重洲、日本橋、隅田川エリアを巡る6〜7kmのコースを、夜風を感じながら、会話ができるほどのゆったりしたペースで走る。新店舗で再び育まれるコミュニティの第一歩を、一緒に走って感じてみては?

 

10/2(木)|フィギュアスケート漫画『メダリスト』の世界を堪能する。

氷上で夢を追う2人の物語を描いた漫画『メダリスト』初の展覧会が、梅田・大丸ミュージアムで10月14日(火)まで開催中。描き下ろしイラストや名シーンの原画、アニメ映像の上映に加え、作品世界を体感できる展示も登場。氷上での挑戦や師弟の絆が、立体的に迫ってくる。2026年1月からのアニメ第2期放送を控え、ますます熱を帯びる本作の魅力を、いち早く堪能できる貴重な機会だ。フィギュアスケートの美しさと過酷さ、そして挑戦することの尊さを展示から見てみよう。

 

10/4(土)|南青山の〈シェアグリーン〉で、秋の味覚を楽しもう。

10月4日(土)〜10月5日(日)の2日間、南青山の〈SHARE GREEN MINAMI AOYAMA〉で、ガーデンパーティをイメージした、コミュニティイベントが開催。会場には50以上のショップが集まり、「パン祭り」ではグルテンフリーやヴィーガン対応の焼き菓子やベーカリーも登場。「MUSIC LIVE」(10月4日限定)では、緑に囲まれた空間に心地よい音楽が響く。さらに、1,000㎡の広々としたドッグランを備える「MINAMIAOYAMA DOGPARK」では、似顔絵タイムアタックやフォトブースで愛犬との特別な時間も楽しめる。昨年は約8,000人が訪れた人気イベント。芝生の上でパンを頬張りながらライブを聴き、犬と一緒に過ごす。そんなウェルビーイングな秋の過ごし方を、青山で見つけてみては。

 

10/5(日)|10月の週末は、茨城でコキアを一望。

秋風に揺れる赤いコキアが、見渡すかぎりの丘を染める。〈国営ひたち海浜公園〉で10月いっぱい展開される「コキアカーニバル」は、国内屈指の絶景と評される。真っ赤に染まった約3万2千株のコキアが丘を埋め尽くす光景は圧巻。見ごろのピークに向けて日ごとに移ろう色合いを楽しめるのも、この季節ならではだ。今年は初めて「コキア見本園」も登場し、さまざまな品種を見比べながらお気に入りを探すことができる。自然のグラデーションに身をゆだねる時間は、最高のリフレッシュになるはず。東京から日帰りで訪ねられるのも嬉しい。