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世界陸上から日常のワークアウトまで、〈アシックス〉とともに走る。

〈アシックス〉が『東京2025世界陸上』に連動して仕掛けた体験型イベント「ASICS MOVE STREET」と「ASICS METASPEED EXPERIENCE」。ブランドスローガンである「Sound Mind, Sound Body」のもと、〈アシックス〉が提案する身体を動かす心地よさを、編集部が体験しました。

編集・文/林暖茄 撮影/五十嵐一晴

9月13日からの9日間、東京・国立競技場で繰り広げられた『東京2025世界陸上』。1991年以来、実に34年ぶりの東京開催となった今回、これに賛同し、ともに走り抜いたのが、〈アシックス〉だ。

〈アシックス〉にとってパフォーマンスランニングカテゴリーは、まさにブランドの代名詞とも言える分野。走ることに向き合い続けてきた〈アシックス〉にとって、陸上競技は原点であり、それを象徴する舞台が「世界陸上」だ。

『東京2025世界陸上』では、大会を応援する人々をも巻き込むべく、「Sound Mind, Sound Body」のブランドスローガンのもと、アスリートを身近に感じ、身体を動かす心地よさを体感できる、体験型のイベントも開催。

その体験を振り返りながら、〈アシックス〉というブランドを紐解こう。

アスリートの心身を追体験する、「ASICS MOVE STREET」。

国立競技場から少し離れた、東京丸の内・仲通りで行われたのが「ASICS MOVE STREET」。アスリートの存在を身近に感じ、気軽に身体を動かす楽しさを感じてもらえたら、と企画されたイベントだ。

ここでは「Feel like an Athlete」というコンセプトのもと、「静」、「動」、「解」3つのエリアを展開。

「静」では、世界の舞台で活躍するアスリートたちのスタート前の緊張感を、「動」では、アスリートの動きの体験を、そして「解」では、ゴール後の解放された心の動きを体感できるのだという。ではさっそく、順を追って詳しく紹介しよう。

まずはパネル展示から。ここは読み物のコーナーかと思いきや、実はアスリートの感情をリアルに体験するための仕掛けがたくさん。

陸上競技日本代表チームのオフィシャルウエアを展示。手に取ってみると、ウエアはなめらかで薄く、靴は驚くほどに軽い。

それぞれの漢字パネルをめくると、アスリートの出走前の気持ちを言葉にした文章が読める。「緊」や「闘」は想像に容易いが、中には「楽」や「無」、「空」など、 実に三者三様。

ボタンを押すと、出走直前のアスリートが耳にする音を聴くことができる。自分の胸の鼓動、場内のアナウンス、スタートの合図、そして大きな声援。さながら大舞台に立っている気分に。

出走前、スタートラインで選手が取る姿勢と同じ位置に鏡が設置されている。ポーズを真似て、鏡に映る自分を見つめてみると、なんだか急に緊張感が湧いてくる。

続いて「動」のエリアは、丸の内・仲通りでひときわ目を惹く、本格的な陸上競技トラックでの、ラン体験。

ここでは10mの特設トラックを実際に走り、その様子を撮影した写真とアニメーション動画を受け取ることができる。トラックの材質は、実際の競技に使うものと同じなのだとか。

編集部が実際に体験。「オン・ユア・マークス、セット」の音声もしっかりと用意され、はりきって10mを全力疾走。本格的な〈SEIKO〉のタイマーで、10mのタイムを計測・ 表示してくれる。走ったフォームを可視化してくれるアニメーションは、普段はなかなか見ることのない姿を客観視させてくれた。

実際に走る体験ができるとあり、終始人が絶えず賑わっていた。普段はランニングをしないという人も、自分のタイムやフォームを振り返り、話が弾んでいる様子。

最後は「解」のエリア。ここは、一連の体験の感想をシールに書いて貼り出し、アウトプットするブース。パネル展示を見て感じた気持ちや、実際に身体を動かしたあとの清々しさなど、自分の感情をあらためて文字にしてみると、なんだか自分ごとに落とし込めている気がしてくる。10mという短い距離でも、心地よい達成感はあるものだ。

〈アシックス〉のトップアスリート向けランニングシューズ《METASPEED》シリーズを紐解く、「ASICS METASPEED EXPERIENCE」。

大会期間中、国立競技場外構部で行われたのが「ASICS METASPEED EXPERIENCE」。陸上に熱量のある人が集まる場所での、シューズにフォーカスした展示とあってか、どの時間も多くの人で賑わっていた。

《METASPEED》シリーズの誕生は、2019年11月、社長(現会長)が「トップアスリートが勝てるシューズを開発したい」と、直轄組織「C-PROJECT」(CはChojo(頂上)を意味する)を発足させたのが発端。

「ストライド型」と「ピッチ型」と呼ばれる2つの走法の違いに着目し、ランナー目線に寄り添った設計を行なったシューズで、ブラッシュアップを重ねながら、今日まで数多くの選手に愛されている。

ブース内では《METASPEED》シリーズのヒストリーを紐解くパネル展示に加え、新たに登場した、軽量性を追求したモデル《METASPEED RAY》を手に取った様子をオリジナルフレームで撮影し、その様子をデジタルフォトでプレゼントするイベントも開催。

《METASPEED》シリーズ歴代モデルの実物とともに、その進化の道筋を紹介。体験にも用いられた《METASPEED RAY》は、カーボンプレートが搭載された長距離用ランニングシューズのなかでも、トップクラスの軽量性(約129グラム(27.0cm/片足重量))を実現。

他にも、国立競技場付近にある〈日本オリンピックミュージアム〉を「ASICS House」としてジャック。内部では、アスリートや関係者に向けて、ブランドのヒストリーや、『東京2025世界陸上』にかける想いを表現したパネル展示、体験型のブースなどを用意。立ち寄る人たちをもてなしていた。

多くの人が訪れる1階エントランスでは、陸上競技日本代表選手チームのオフィシャルウエアの展示を、奥のエリアでは、「ASICS MOVE STREET」でも紹介された、出走前のアスリートの感情を表した漢字を模写できる、書道体験が行われていた。

歴代の競技シューズに加え、アシックス(鬼塚株式会社)創業期のシューズの展示も。ブランドファンにはたまらない内容。

アスリートを、そしてすべての「身体を動かす人」を支える〈アシックス〉。

『東京2025世界陸上』に連動して、アスリートにも、応援者にも、双方に向けさまざまな取り組み行った〈アシックス〉。

体験を通して、競技用のブランドでしょ? という先入観もすっかり変わり、身体を動かす心地よさを大切にする〈アシックス〉のことを、もっと詳しく知りたくなってきた。 

「ASICS MOVE STREET」のコンセプトである「Feel like an Athlete」を着想源に作られたオリジナルウェアを着て迎えてくれた、〈アシックス・ジャパン〉ブランド・カテゴリーマーケティング部 部長の福田さんにインタビュー。まずはここから、ということで、〈アシックス〉のブランドヒストリーについて教えてくれた。

「〈アシックス〉のブランドの原点は、1949年。創業者が、戦後の社会の中で、青少年が何か夢中になれるものはないか? と考え、探した時、スポーツは身体を動かすだけでなく、心もバランスよく育むことができるものだ、ということに気付いたことからすべては始まりました。当時、創業者・鬼塚喜八郎が立ち上げた〈鬼塚株式会社〉がその出発点であり、後に社名を〈アシックス〉へと変更。そのきっかけとなったのが、彼が出会った『健全なる身体、健全なる精神』という言葉。そのラテン語にあたる『Anima Sana In Corpore Sano』の頭文字を取ったのが〈アシックス〉という社名です。つまり、〈アシックス〉は創業当初から、身体を動かすこと自体が、身体の健康だけでなく、心にも繋がっているんだよ、という部分を伝え続けているんです。」

〈アシックス〉の現ブランドスローガン「Sound Mind, Sound Body」は、直訳すると「心と身体に耳を澄ませる」という意味になるけれど、このメッセージこそが、創業当初から脈々と受け継がれるブランドの思想の核なのだという。

「やっぱり、競技ブランドというイメージがどうしても強かったところがある。けれど私たちは、人それぞれの体力や技量に合わせた、勝ち負けではない、身体を動かすことの心地よさ、楽しさを感じたい方にしっかり寄り添えるブランドなんです」

こうした思いがあり、今回のイベントでも、実際に体験できる仕掛け作りにこだわったのだそう。

「ふと身体を動かしてみたいな、と思うような体験や、その体験を通して、自分の心がちょっと動いてるな、とか、気持ちがいいな、もうちょっと身体を動かしてみようかな、と、先々に影響や変化をもたらしてあげられるような、そんな体験の設計していきたいといつも考えています。ほかにも、年齢や性別、国籍など、様々な違いを受け入れながら、いろんな方々が一緒に楽しめるように企画を作ることは、とても大事にしています」

こうしてブランドのメッセージを伝えてくれる福田さんも、実は〈アシックス〉に入る前と後では、そのイメージが激変したそう。

「私も入る前は、〈アシックス〉に対して、競技スポーツに特化したブランドというイメージがありました。けれど実際に入って働いてみると、本当に1人1人が、『Sound Mind, Sound Body』を体現しているんですよね。それは、競技に取り組む人もいれば、中にはより簡単な、普段の生活の中で少し身体を動かす、ストレッチレベルのことまでさまざま。でもみんな、自然と積極的に取り組んでいるんです。例えばちょっとそこまで歩いて移動する、というレベルのことも、身体を動かすことだと捉えている。そうすることによって、心をポジティブに持ちながら仕事に取り組んだり、プライベートを充実させている方が多いな、というのが、中に入って特に感じた会社のカルチャーといえるかもしれません」

たしかに、「スポーツを始める」「運動習慣を作る」と仰々しい目標を立てなくとも、ほんの少しでも身体を動かしてみることからで良いのだ、というマインドが根付いていると、臆することなく、ポジティブな気持ちで取り組めそうだ。

「丸の内のオフィスに越してきてからは、アシックスが展開している総合型ランステーション〈ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI〉がすぐ近くにあるので、週1回か2回ランニングを楽しむチームもできたくらいです」

ランコミュニティの他にも、昨年には、オフィスの中にトレッドミルやストレッチポール設置し、シームレスに身体を動かす時間を推奨する「デスクブレイクキャンペーン」なるものも実施したそう。

「身体を動かすキャンペーンをまずは社員から体験してもらい、そこで実際に感じた心地よさを、外に向けて伝えていけたらと、インナーブランディングにも注力しています。そうすることで、社員1人1人が自ら考え、自分なりに同僚やお客様との会話、ひいてはお取引先の方との間にも、身体を動かすことについての会話が生まれたり。そうやって少しずつポジティブな連鎖が派生していることを感じているところです」

『東京2025世界陸上』という一つの一大イベントを走り抜いた〈アシックス〉。今後について尋ねると

「『世界陸上』は非常に大事なイベントでしたが、ここで感じていただいた価値を一過性のものにはせず、日々の暮らしの中でもスポーツの楽しさを引き続き感じていただけるような取り組みをしていきたいと思っています。今回のような体験イベントなど、今後も多くの方に楽しんでいただける企画を準備しているところです」

と、教えてくれた。言わずと知れた著名なブランドだからこそ、そのヒストリーやスローガンは、案外知る機会がなかったりもするもの。けれどこうしてブランドカルチャーをよく聞いてみると、グッと身近に感じられてくる。

身体を動かすことは、人生においてとても長く関わっていくこと。だからこそ、日々に寄り添ってくれるブランドと付き合っていくことは、きっとウェルビーイングな生活には不可欠だ。

『東京2025世界陸上』の熱気冷めやらぬうちに、〈アシックス〉を味方につけて、身体を動かしてみよう。

Information

「The Everyday Escape」キャンペーン

「Sound Mind, Sound Body」のスローガンをもとに、身体と心のアップリフトを掲げ、今回の『東京2025世界陸上』連動イベントを行った〈アシックス〉。

10月からは、世界的に心身のウェルネスに注目が集まる期間「世界メンタルヘルスデー」に紐付け、日常の中で意識的に身体を動かすことや、心を整える時間を設けることを促す「The Everyday Escape」キャンペーンを呼びかける。

必ずしもどこかへ出かけたり、大きな変化を起こさなくとも、日常生活の中の1日約15分の心がけで、心身はリフレッシュできる。詳しくは公式サイトをチェック。