体験した人/枝比呂子さん
フリーランスPR、ショールームスペースRORO主宰。アウトドアウェアから着物ブランドまで幅広く手がけるかたわら、着付け師とても活動。登山のための体力作りをすべく、自宅でオンライントレーニングを週3日受講する。
この日向かったのは栃木県・那須岳。小雨が降る中、枝さんは慣れた手つきで雨用の装備を始めた。那須エリア出身の彼女にとって、この山は昔から身近な存在。「地元民にとっては、家族で一度は行くハイキング先というイメージ」と教えてくれた。

《プジョー2008》の特徴は、洗練されたシルエットと機能性。5シーターで小回りも効き、都会での日常使いにも、たまの遠出にも活躍する。

電波の届きづらい山中では、地図もアナログ版を携行する。

シートを倒していない通常時でも434Lの積載量を備えたラゲッジスペース。
とはいえ、枝さんが本格的に登山を始めたのは社会人になってから。アウトドアブランドのPRを担当したことがきっかけだったという。
「私の場合はギアが入り口でした。新しいアイテムを入手すると、『山での使い勝手はどうなのだろう』と興味が湧くんです。フィールドテストのようなものと言われればそうかもしれません。物の機能を見るために、わざと悪天候の日を選んだりもしていましたから(笑)。新作が出ては、それを身につけて登りに行くことを繰り返していました。多いときは毎週出かけていましたね」

登山口には「山の神」と書かれた鳥居が立つ。
それからライフステージの変化も経験し、最近の登山頻度は2ヶ月に一度ほど。山の味わい方も、少しずつ変わってきた。今は、「頂上を目指す事だけではない登山の楽しみ」も知ったと話す。
「自然との触れ合いや、自分と向き合う時間など、ハイクで得られるものはたくさんある。上へ上へと進むだけではなく、山腹にある花畑を見に行ったり、山小屋に泊まる事を目的に間を繋ぐルートを歩いたり、いろいろな登山があっていいと思うようになりました。登山経験の少ない友人らに助言を求められることも増えて、『この人にはどの山のどんなコースがいいだろう』と考えるのがおもしろくなってきたんです」

自分でナッツ類やチョコレートをミックスしたものをボトルに入れて行動食に。
那須岳も、山頂以外の見所が豊富なロケーションだ。
「温泉が沸いているので、昭和の頃は中腹に温泉旅館が立ち並んでいたそうです。今も数軒が残っていて、とても風情があります。私も、歩いて最後に温泉に浸かって帰る、というハイクをすることが多いです」


下山後、休憩所でこれから登る人たちとおしゃべり。
以前ほど装備を買い足すことはなくなったが、その時々のプランに応じて整える。枝さんにとって、道具のデザインとは「機能によって作られるもの」。たとえばこの日背負っていたバックパックのアルミのフロントバックルは耐久性を、ストックのコルク調EVAグリップは手に馴染みやすく滑りにくさや軽さも備えている。まずスペックがあり、そこから色やフォルムの好みで選んでいく。《プジョー2008》についても、それと同じ目線で語ってくれた。

目線の移動が少なくて済むよう設計された「PEUGEOT 3D i-Cockpit ®」。「すぐには気づきませんでしたが、メーター類がきゅっとまとまっているためか視界が広く感じます」

内装には、カーボン調のテクスチャーとライムグリーンのステッチ。中央には使用頻度の高い機能がトグルスイッチになって並ぶ。

ライン状のライトは、モードによって色が切り替わる。

10インチのタッチスクリーンにスマートフォンと連携して、手持ちのアプリケーションを起動できる。
「車体の進みがとてもスムーズに感じます。特に、滑らかに加速していくのが印象的。車内は広すぎず、包まれているような安心感がある。ハンドルもやや小ぶりなためか、運転席に座ると脇が閉まって自然と姿勢が良くなります。あとは燃費も良いし、やはりハイスペックだと感じ入りますね」

走行中、ライオンの3本かぎ爪に着想したライトシグネチャーが凛々しく光る。
車体カラーは、「オブセッションブルー」という緑がかった濃い青。表面にエッジをかけたデザインが施され、複数のファセットがあるため、見る位置や光の加減で表情を変えていく。
「角度によって見え方が違い、それが宝石のインクリュージョンのようで素敵。何度も色を塗り重ねたような深みに惹かれます。こういう鮮やかなブルーって自然のなかにはあまりないのですが、今日、雨に濡れた木々の下を走ったら案外馴染んでいて。もしかして動植物や海から名付けられていないかな、と思ったほどです」

ミニマムなフォルムながら、エッジが施されていることで、シャープで都会的な佇まいに。正面のエンブレムの上には、「2008」のロゴ。
「プジョーはもともと、家族経営の製鉄業から始まったそうですね」
小雨の下を走りながらそう話してくれた枝さん。プロダクトの背景は、PRの仕事をするうえでも大切にしている。
「ものの原点を知ると信頼も深まる気がします。プジョーに対しても、すこし歴史を調べたら一気に親近感が湧きました。ストーリーに触れた瞬間、ただの高級車ではなくなり、人の手で作り上げてきたのだと感じられる。出来上がりやデザインだけでなく、どんな思考によって作られているものなのかという点が気になるんです」
機能、デザイン、そしてバックグラウンドストーリー。《プジョー2008》はこれらをバランスよく揃えて、日々を愛するドライバーに寄り添う。

Information

PEUGEOT 2008 GT HYBRID
1.2L PureTech ガソリンターボエンジン
メーカー希望小売価格¥4,190,000〜。
コンパクトSUVながら、洗練されたデザインで強い存在感を放つ。最新のハイブリッドシステムがしなやかな走りをもたらす。