ヨガと気づき|vol.38

メルボルン出身・東京在住の人気イラストレーター、エイドリアン・ホーガンさんは、数年前にヨガを始めて以来、ライフスタイルが少しずつ変わってきたそう。ヨガが与えてくれるささやかな日々の気づきを、毎週コミックエッセイ形式で紹介します。

イラスト・文/エイドリアン・ホーガン

夏のヨガは、どうしても大量の汗をかくもの。それ自体は身体に良いことなのかもしれないけれど、下を向くポーズを取る時、汗が鼻に入ってこないか、いつもちょっと緊張します…。

先生のコメント

たとえ初級クラスのアサナプラクティス(ヨガの座位)でも、きちんとポーズに集中していれば、体内の芯が温まり、身体は熱くなります。

「汗をかきたいから、激しく動けるクラスを取る! 」と、ヨガにまだ慣れていない、アクティブに身体を動かしたい人が言っていることもありますが、それはまだヨガをワークアウトと勘違いしている場合です。

ゆっくりと内側のエネルギーを活性化し、代謝を上げれば、自然と汗が出てくるのがヨガ。

「ヨガビクラムヨガ」や「ホットヨガ」のように、高温・高湿度の室内で行うヨガだから汗がかけるのではなく、ハタヨガ全般のアサナプラクティスは、真面目に向き合えば自然といい汗がかけるもの! ぜひ皆さんも体感してみてください。