レース終盤までタイムが落ちない《アディゼロ》シリーズ最新作レポート!

どんなレベルのランナーでも、この一足で最後まで駆け抜けられる!シューズ名の由来となった街で、触って走って、その実力を体験した。

取材・文/根上侑己(本誌) 撮影/高島未季 レース写真提供/MarathonFoto

初出『Tarzan』No.904・2025年6月5日発売

《ボストン13》発表会。in BOSTON

トレーニングからレースまで。全てのランナーが快適に履きこなせる《アディゼロ ボストン》の最新作が発表されると聞きつけ、ランニングが趣味の編集部員が、ボストンマラソンで盛り上がる街でのお披露目会に駆けつけた。

レースからトレーニングまで履ける万能シューズ!

レースからトレーニングまで履ける万能シューズ!

今回発表された《ボストン13》は、世界最古のマラソン大会の開催地として知られるランの聖地・ボストンの名を冠するオールラウンドシューズ。前作との違いとは。

「ランナーの快適さをさらに追求したのが今作の特徴。長距離ランでも快適に走れるかを重視しました。アッパーの通気性は向上し軽くなり、シュータンと履き口にはクッションパッドを搭載し、より足まわりがソフトになりました」

教えてくれたのは〈アディダス〉ランニング部門商品担当者のシャーロットさん。細部まで気持ちよく走れる工夫が施されている。

「ランナーの目線で開発しました。」とシャーロットさん。

推進力を生むミッドソールの高反発素材「ライトストライク プロ」は前作比13.8%増量。いざ履くと、ソールが曲線を描くロッカー構造も相まって、爪先に体重を移すだけで転がるように足が動く。

滑らかな足運びだが、ミッドソールに入るグラスファイバー製5本骨状バーは着地時の足の安定をサポートし、長時間でも快適でバランスの取れた走り心地。アウトソールには不整地も走れるほどのグリップ力がある「ライトトラクション」ソールを新搭載。練習もレースも自分のペースで最後まで走れる一足だ!

発表ブースではマラソン開始までの残り時間のカウントダウンが。

1967年に女性で初めてボストンマラソンにエントリーした人もアディダスを履いていたんだとか。

初代《ボストン》の登場は1985年。当初はエントリーモデルという位置付けで、色展開も豊富だった。

《ボストン13》の限定色「エキップメント」は1991年にボストンマラソンでのボランティア用ジャケットとして採用されたカラー。

エキスポ会場の様子。

967年に女性で初めてボストンマラソンにエントリーした人もアディダスを履いていたんだとか。

《ボストン13》3つの魅力

《アディゼロ ボストン13》
写真は、4月に発売された限定色のエキップメントカラー。日本ではメンズ5色、ウィメンズ4色、合計9色が6月4日より随時発売予定。18,700円(税込み)。

  • レースからトレーニングまで使えるオールラウンドモデル。
  • 前足部のクッションが13.8%アップ。自然と足が前に出る!
  • 柔らかい履き口と地面を摑むソールで、気持ちよく走れる。

《ボストン13》で走る! 42.195㎞レポート。

エキスポ、ランイベント、そしてマラソン。ランニング熱が最高潮の街をレポート。

ボストンマラソンエキスポ

5km マラソン

シェイクアウトラン

ボストンは「ランナーの街」。それを最も実感できるのは、やっぱりボストンマラソンの行われる4月中旬。3万人以上のランナーが訪れるエキスポや、1万人が走る5kmマラソンなど、マラソンまでの3日間は主要道路の通行を止めて、イベントが目白押し。

マラソン前日にはアディダスのランクラブ主催のShake Outラン。ランナー同士が記念撮影しながら走ったり、フレンドリーな雰囲気。飛び入り参加でランナーが集まり、集合地点には人が溢れ返るほど。各所で市民のランニング熱を体感できた。

ボストンマラソン

初のフルマラソンも最後まで楽しめた!

ランナーの憧れ・ボストンマラソン。かくいう筆者もランナーの端くれ。今回出走の機会をいただき、喜び勇んで《ボストン13》を履き人生初のマラソンに挑戦。郊外のホプキントンからボストン中心部を目指して走る42.195kmのコースだ。

10km地点まで1km6分のペースでゆったり走ると、足は前に進みすぎず伴走してくれる。15kmを過ぎて1km4分半まで速度を上げると持ち前の反発力を発揮。最後まで4分半のペースは崩れず、サブ3.5で完走。後半でもペースを保って走れたのは《ボストン13》のおかげ!

Information

問い合わせ:アディダス
TEL:03-6732-5461