カラダのコンディションを整えるお茶6選。

これからの時代は、ティータイムでコンディショニングを。グリーン香を放つ白茶はカテキンが潤沢で、免疫力の強化が期待できる。烏龍茶には脂肪を燃焼するウーロン茶ポリフェノールがあり、カリウムやマグネシウムを含む緑茶との合わせ技で代謝の良いカラダを作れそうだ。

取材・文/松岡真子 撮影/大嶋千尋、鳥羽田幹太 スタイリスト/笠島康平

初出『Tarzan』No.900・2025年4月3日発売

コンディショニングを整えるお茶
教えてくれた人

田島庸喜(たじま・のぶよし)/茶師・薬膳師。日本茶のボトルドティーを製造する〈ティーカンパニー〉のメンバー。旧北京中医薬大学日本校を経て漢方医の資格を取得。中国茶文化の研究をライフワークとし、セミナーなども行う。

〈HOJO〉高山白茶|山岳で1世紀以上自生する木から収穫。

〈HOJO〉高山白茶

シソやハーブを想起するアロマの中に、桃と蜂蜜のような香りも感じる。中国・雲南省の白岩山で半野生化した木から摘んだ。「標高2300mのミネラル豊富な土壌で育った茶葉は、栄養もたっぷり!」50g1,836円。

〈HOJO〉宮廷滇紅|希少な紅茶とプーアルの華麗なる融合。

〈HOJO〉宮廷滇紅

「まろやかな口当たりが滋味深く、芯から温まる気がします」。春摘みの雲南紅茶と、プーアル茶の一種である宮廷金毫(きんごう)を混ぜて緊圧。10煎目まで飲めるので、味の移ろいも楽しんで。100g3,240円。WEBサイト

〈The Tea Company〉龍焙|一口含むたびに余韻に浸る烏龍茶。

〈The Tea Company〉龍焙

クローブやシナモンなど甘くスパイシーなニュアンスと、カラメルのような芳ばしさも立ち上がる。「肉と魚料理のどちらにもなじむ食中茶です」。コクのある飲み口のため、満足度も高い。300mL2,500円。

〈The Tea Company〉かなやみどり|黄金色の茶湯に見惚れてしまう。

〈The Tea Company〉かなやみどり

緑茶の聖地である静岡県発祥の煎茶品種《かなやみどり》を烏龍茶として仕上げた。「淹れたては、ミルクのようなにおいが広がります」。無農薬栽培した日本産茶葉の真骨頂を堪能あれ。40g1,664円。WEBサイト

〈norm tea house〉AMBER|羊羹とも合う。筋トレ後の一服にも。

〈norm tea house〉AMBER

浅草で国産茶の魅力を打ち出す茶葉店のオリジナル。「温活の文脈でも存在感を示す紅茶、ほうじ茶、自然栽培のシナモンがブレンドされています」。焼きリンゴのような芳醇さにほっこり。50g1,620円。WEBサイト

〈norm tea house〉FOREST|茶葉を急須に移すそばから呼吸も深く。

〈norm tea house〉FOREST

開封すると山林のにおいに包まれる。緑茶&烏龍茶と自然栽培のクロモジの国産種の調合で生まれた香りだ。湯を注ぐとジャスミンのような華やぎも加わる。「やさしい飲み口にも心がゆるみます」。50g1,620円。