シャバーサナは簡単に見えて最も難しいポーズ。思考を漂わせながら時々眠ってしまいます。
先生のコメント
「シャヴァーサナ」の「シャヴァ」とは、屍(しかばね)を意味します。まるで魂が抜けた屍かのようにリラックすることで、自然と、身体も思考も穏やかで解放しやすい状態にしていくためのポーズです。
「呼吸法」(=「プラマナヤ」)を意識し、身体を部分的に締めつけ、体内のエネルギーや気をコントロールし閉じ込めていくこと(=「バンダ」)をした後、最後にシャバーサナを行うことで究極のリラクゼーションを体感することができます。シャバーサナをする際は、1分前の過去や1分後の未来は横に置いて、「今=呼吸」だけに意識を向けましょう。意識は覚醒しながらも脳は安らいで副交感神経が活性化し、心身共に究極のリラクゼーションへと至ることができます。
もし途中で寝てしまっていたとしても、無意識に正しい呼吸は続いているので安心してください。
毎回のシャヴァーサナで、人は魂が生まれ変わるとも言われます。情報や思考を一度横に置き去りにしても、本当に大切なことはちゃんと意識に残っています。心配せず、一旦全てを解放してみて。