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たるみ＆むくみ解消！全身の巡りを促す8種目のリンパマッサージ
むくみもたるみもない快適なカラダを手に入れるには、老廃物や余分な水分を排泄するリンパの流れを良くすることが先決だ。今回は、カラダをより効果的に引き締めるために効果的な8種目（約8分）のリンパマッサージを紹介する。
ポイントは循環が滞りやすい下半身→上半身の順で全身にアプローチすること。そしてカラダの末端から中心へリンパを押し流すことだ。
目次
①脚（左右各30～60秒）
- 両足を肩幅よりも広めに開いて立つ。
- 上体を股関節から前傾させて、右脚の足首を両手で持つ。
- 上体をまっすぐ起こしながら、両手で足首から鼠蹊部までさする。元に戻る。
- 左右を変えて同様に行う。
②腰背部（30～60秒）
- 両足を肩幅よりも広めに開いて立つ。
- 上体を股関節から深く前傾させて、両手のひらを肩甲骨の下端あたりに添える。
- 上体をまっすぐ起こしながら、両手でお尻の割れ目あたりまでさする。
- 上体を完全に起こしながら、両手でお尻の丸みに沿って内側から外側まで大きな円を描くようにさする。
③お腹（30～60秒）
- 両足を肩幅よりも広めに開いて立つ。
- 上体を右側へ捻り、右と左の手のひらを右脇腹に置く。
- 上体を左側へ捻りながら、左手で左側の脇腹までさする。右手を左の脇腹に置く。
- 上体を右側へ捻りながら、右手で右側の脇腹までさする。左手を右の脇腹に置く。
- 左右交互に続ける。
④タッピング （1部位30～60秒）
- 両足を肩幅よりも広めに開いて立つ。
- 両手を交互に動かし、足首から上に向かってむくみやたるみが気になるところを軽やかに叩く（タッピング）。
⑤胸郭出口（3～5呼吸）
- 両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ。
- 首の裾野と鎖骨の中間地点（胸郭出口）に、親指と小指以外の3指を押し当てる。
- 指を押し当てたまま、上下左右に動かしてほぐしていく。
- 鼻から3秒（3カウント）で息を吸い、口から5秒（5カウント）で息を吐く。
⑥胸骨柄（3～5呼吸）
- 両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ。
- 喉仏の延長線下で左右の鎖骨のやや下（胸骨柄）に、左右から親指と小指以外の3指を押し当てる。
- 指を押し当てたまま、左右に動かしてほぐす。
- 鼻から3秒（3カウント）で息を吸い、口から5秒（5カウント）で息を吐く。
⑦胸管（3～5呼吸）
- 両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ。
- 両手の甲を胸の谷間で合わせる。
- 胸の谷間から喉仏まで両手を上下させてほぐす。
- 鼻から3秒（3カウント）で息を吸い、口から5秒（5カウント）で息を吐く。
⑧耳の後ろ（3～5呼吸）
- 両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ。
- 耳の後ろにある突起（乳様突起）の下にある凹みに、親指と小指以外の3指を押し当てる。
- 指を押し当てたまま、上下左右に動かしてほぐす。
- 鼻から3秒（3カウント）で息を吸い、口から5秒（5カウント）で息を吐く。
監修／渡辺佳子（銀座ナチュラルタイム総院長） 実技指導／永井政道（銀座ナチュラルタイム治療院院長）、星野由香（パーソナルトレーナー）
初出『Tarzan』No.885・2024年8月1日発売
