安心して全力を出せる。サッカー歴30年、新庄翔太さんのワールド・グレイテスト・ストレッチ
筋トレやヨガの要素も含んだ、最強ストレッチ「ワールド・グレイテスト・ストレッチ」だが、目的が違えば、内容も変わってくる。すなわち、人の数だけ、ワールド・グレイテスト・ストレッチはある。性別も職業も異なる14人に、「なぜ」「どうやって」カラダをほぐしているのか教えてもらった。今回は、〈U.T.P〉主宰、新庄翔太さんのグレーティストストレッチ。
編集・取材・文/宮田恵一郎 取材・文/岡島みのり イラストレーション/伊藤健介
初出『Tarzan』No.882・2024年6月20日発売
ワールド・グレイテスト・ストレッチとは?
全身の主要な筋肉を伸ばし、筋トレやヨガの要素も全部入りの欲張りエクササイズ。
新庄翔太さん(パウロ)
教えてくれた人
しんじょう・しょうた/1985年生まれ。サッカー歴30年。セールス業、撮影、販促物製作などを担う〈U.T.P〉主宰。footballコミュニティ〈P LEAGUE〉主宰。
目次
朝昼夕の時間別で、できることを黙々とやる。
アラフォーになってもサッカー熱は冷めず、週3回プレイ。その気力と体力を育むのもまたサッカーだ。
「カラダを動かすと、ご飯が美味しいし、よく眠れる。この生活の好循環は日々のストレッチの賜物」
行うストレッチは小学生の時から変わらないそう。
「朝はカラダを起こし、昼は座り疲れを改善し、夜はプレイ前に! 全てやっておくと安心して全力を出せる。怪我防止の願掛けのようなものなんです」
壁を使い、腰を捻る(左右各10秒×1セット)
壁を背に20〜30cmほど離れて肩幅で立つ。爪先は前に向けたまま、両手で壁を伝いながらゆっくり腰を捻り、10秒キープ。両足が滑らないように、裸足かグリップの利いたルームシューズで行う。
ガニ股で腰を下ろし、捻る(左右正面各10秒×1セット)
できるだけ脚を開き、両手を膝の内側についてゆっくりと腰を下ろす。右手で右膝を押しながら、右肩をカラダの正面に運ぶようなイメージで上体を捻る。同様に、逆にも捻る。最後に正面を向き、両肘を膝について、さらに深く腰を下ろす。
足首を捻り、ゆっくり体重をかける(左右各10秒×1セット)
肩幅で立ち、右足の内側面が地面につくように捻り、右膝から右足首にかけてゆっくりと体重を乗せる。爪先から踵へと重心を移動させながら、足首全体を伸ばし、可動域を広げる。