リスボンの名所を活用した開放的なクライミングジム
世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は、リスボンを象徴する赤い吊り橋「4月25日橋」を活用したクライミングジムについて。
edit: Takashi Osanai
初出『Tarzan』No.877・2024年4月4日発売
名所を活用した開放的なクライミングジム
リスボンを象徴するランドスケープとして絵葉書などにもよく描かれる赤い吊り橋「4月25日橋」。その橋脚を12mのクライミングウォールとして活用する都市最大の屋外クライミングジムが〈Escala 25〉。
ボルダリングやルートクライミング施設としては珍しい屋外にある施設で、開放的な空間が都心のど真ん中にあるとくれば、仕事帰りの地元っ子や観光客から好評なのも頷ける。
オートビレイや装備のレンタルがあるため一人でふらりと立ち寄れるのも嬉しい。初心者クラスを提供するなど間口を広げながらも、複数のオーバーハングルートに挑戦できるポルトガル初のアーチも備え、経験豊富な常連客も飽きさせない。
また、バディと出会う機会となるソーシャルアワーやロッククライミングツアーも提供。クライマーのコミュニティ・ハブとしても機能している。
WRITER
HIGASHI RIKA/昨夏にオレゴン州ポートランドからポルトガル・リスボンへと移住。著書にポートランドっ子を取材した『好きなことして、いい顔で生きていく』がある。