パワーフードは迷わず「肉とポケ」:ターザン的オアフ島ガイド
【ターザン的オアフ島ガイド】ではハワイ・オアフ島のフィットネスな魅力を紹介。アクティブな旅には力みなぎる食事も不可欠。伝統料理&ローカルフードでタンパク質を徹底チャージしよう。豪快な肉に新鮮なポケ。ここで紹介する10店はいずれもロコお墨付きの人気店なので、行列は覚悟で!
取材・文/間宮寧子 撮影/熊谷晃、安田光優 コーディネイト/工藤まや、パトリック・マッカラ、椎名絵里子
初出『Tarzan』No.868・2023年11月2日発売
豪快な「肉」を楽しむ店 5選
旅行は体力勝負だから、毎日しっかりタンパク質を摂りたい。オアフはヘルシー志向な飲食店が豊富に揃う一方で、やはりアメリカ。ガツンと胃袋に響く肉料理の店が充実している。
ひと昔前はアメリカンフード=ジャンクなイメージがあったけれど、ハンバーガーやBBQなどの定番も進化がめざましく、グルメが唸るこだわりの店が次々と出現している。
旅のハイライトには、オーセンティックなステーキハウスにもぜひ足を運んでみたい。肉料理だと、ラウラウ、カルアピッグといったハワイ伝統料理もマスト。素材の旨味を生かしたシンプルな味わいなので、日本人の口にも合いやすい。
SUNSET TEXAS BBQ(サンセット・テキサス・バーベキュー)
14時間じっくり火を入れた肉の旨味と柔らかさに感動
オーナーのジェームスさんはBBQ発祥の地・テキサス出身。某大企業のエンジニアでもある。本格派のBBQをハワイに届けたいという想いから、巨大なスモーカーをテキサスから取り寄せて2年前にこの店をオープンした。
時間をかけて焼き上げることで、肉がホロッとした柔らかさに。味付けは塩と胡椒のみだが、旨味が凝縮しているのでソースは不要。
肉はビーフとポークで数種あり、テキサスBBQの定番、ブリスケットは1ポンド(約454g)35ドル。塊肉を調理し、スライスで提供される。サイドメニュー付きのファミリーパックは170ドル。
- 住所:443 Cooke St., Honolulu
- TEL:808-476-1405
- 営業時間:11:00〜15:00
- 定休日:日〜火曜
- WEBサイト
WAIAHOLE POI FACTORY(ワイアホレ・ポイ・ファクトリー)
ハワイ伝統料理のシンプルな旨さに開眼
葉に包まれた《ラウラウ》はストレートな塩味。くたくたに柔らかい豚肉&タロの葉をごちゃ混ぜにして食べるのが旨い。ポイ、ロミサーモン、カルアピッグという伝統料理を制覇できるコンボ(16.50ドル)がおすすめ。
- 住所:48-140 Kamehameha Hwy., Kaneohe
- TEL:808-239-2222
- 営業時間:10:00〜18:00
- 定休日:無休
- テイクアウトのみ
- WEBサイト
SHAY’S SMASH BURGERS(シェイズ・スマッシュ・バーガーズ)
ロコが絶賛する、噂のフードトラック
パテを鉄板に押し付けカリッと焼くスマッシュバーガーはオアフのトレンド。有名店で活躍したシェイさんが作る《クラシックバーガー》(7ドル)はキャラメリゼした玉ネギや秘伝のソース、バンズまで抜かりなく美味しい。
- 住所:98-291 Kamehameha Hwy., Aiea
- TEL:808-460-0951
- 営業時間:月〜金11:00〜16:30、土12:00〜15:30
- 定休日:日曜
- WEBサイト
HELENA’S HAWAIIAN FOOD(ヘレナズ・ハワイアン・フード)
これでもかというほど旨味が凝縮!
地元誌のグルメ賞を何度も獲得している老舗ハワイ料理店。タレに漬けた骨付き肉を干してから揚げ焼きする《ピピカウラ》(31ドル)は、ジューシーで旨味たっぷり。地元っ子は昼前からサクサク食べるパワーフード。
- 住所:1240 N School St., Honolulu
- TEL:808-845-8044
- 営業時間:10:00〜19:30
- 定休日:土〜月曜
- WEBサイト
HY’S STEAK HOUSE(ハイズ・ステーキハウス)
オアフで最も歴史のある正統派ステーキ
格式高い店内で提供されるのは最高級のプライムビーフ。地元産のキアヴェ炭で焼かれる看板メニューの《骨付きリブアイ》(680g、152ドル)は、芳醇な香りと柔らかさに感動。ドレスコードがあるのでHPで確認を。
- 住所:2440 Kuhio Ave., Honolulu
- TEL:808-922-5555
- 営業時間:17:00〜21:00
- 定休日:無休
- WEBサイト
パワーフード「ポケ」を楽しむ店 5選
ローカルなパワーフードなら、ポケも外せない。マグロを使ったアヒポケは日本でもお馴染みになったが、そもそもポケとは“スライスやカット”を意味するハワイ語。
マグロに限らずさまざまな具材のポケがあり、店によって味付けやトッピングでオリジナリティを出しているので、毎日食べても飽きることはなさそうだ。
OFF THE HOOK POKE MARKET(オフ・ザ・フック・ポケ・マーケット)
オリジナリティ溢れる進化系ポケの発信地
毎朝市場から仕入れる、ハワイ近海で獲れた新鮮な素材を使ったポケ専門店。アジア各国料理のエッセンスを取り入れた個性的なメニューがウリで、なかでも一番人気は中華の鶏料理からヒントを得た《コールドジンジャー・アヒのポケボウル》(レギュラー17.99ドル)。
生姜の爽やかな辛味が効いたさっぱり味のソースとマグロとのコンビは、まさに新感覚の美味しさ。
トッピングは全部乗せ、3種から選べるご飯は、ホウレンソウを刻んで混ぜ込んだ酢飯がおすすめ。いくつもの食感と味を楽しめて、箸が止まらなくなる。行列は覚悟するように!
- 住所:2908 E Manoa Rd., Honolulu
- TEL:808-800-6865
- 営業時間:11:00〜18:00
- 定休日:日曜
- テイクアウトのみ
- WEBサイト
ALICIA’S MARKET(アリシアズ・マーケット)
ポケと肉、両方美味しい二刀流
家族経営で70年以上続けるポケの人気店。肉料理も絶品なので《ミート&ポケボウル》(13.95ドル〜)を。皮を焼き上げた《ローストポーク》、とびこのプチプチがアクセントになった《ワサビマサゴアヒ》の2つは鉄板。
- 住所:267 Mokauea St., Honolulu
- TEL:808-841-1921
- 営業時間:10:00〜14:00
- 定休日:日曜
- WEBサイト
FORT RUGER MARKET(フォート・ルガー・マーケット)
地元で愛される“よろず屋”の絶品ポケ
見た目は素朴なコンビニという趣だが、新鮮なポケが評判。干し鱈や蒲鉾を使った《ルガーリシャス》は韓国風の甘辛い味付けがご飯によく合う。ポケ+肉料理+惣菜を1品ずつ選べる豪華版ポケボウルは21.95ドル。
- 住所:3585 Alohea Ave., Honolulu
- TEL:808-737-4531
- 営業時間:6:00〜18:00、日曜は7:00〜18:00
- 定休日:無休
- WEBサイト
REDFISH WAIKIKI(レッドフィッシュ・ワイキキ)
気持ちのいい空間でモダンな一皿を
ポケが評判のスーパー〈フードランド〉発のレストランでは、《カリフォルニアロールアヒ》や《ビーツポケ》など変わり種のポケボウル(17ドル〜)にトライしたい。日本語のオーダーシートがあるのでカスタムも簡単。
- 住所:Wayfinder Waikiki, 2375 Ala Wai Blvd., Honolulu
- TEL:808-921-3220
- 営業時間:6:00〜10:00。ポケは11:00より提供。
- 定休日:無休
- WEBサイト
ISLAND VINTAGE WINE BAR(アイランド・ヴィンテージ・ワインバー)
人気コーヒー店発のポケで栄養チャージ!
地元産オーガニック野菜を使用。《スパイシー・ポケ》(21.95ドル)は辛口アイオリソースがアボカドと絡まって、まろやかな味わいに。独自ブレンドの五穀米を合わせとことんヘルシーに。魚はサーモンやハマチもある。
- 住所:Royal Hawaiian Center, Building C, Level 2, 2301 Kalakaua Ave., Honolulu
- TEL:808-799-9463
- 営業時間:7:00〜10:00
- 定休日:無休
- WEBサイト