岡田紗佳、岩井ジョニ男…。呑兵衛な4人に聞くお酒との付き合い方
健康第一。でも気の向くままに飲みたい夜もある。悪酔いではなくほろりと酔う程度ならきっと心の栄養に。岡田紗佳さん、岩井ジョニ男さん、三富兜翔さん、坂根千里さん、呑兵衛な4人から、心地よくゴキゲンにお酒を嗜むヒントを探ろう。
取材・文/門上奈央 撮影/吉松伸太郎(岡田さん、坂根さん)、上野留加(三富さん、岩井さん)
初出『Tarzan』No.870・2023年12月14日発売
お酒の席で“勝つ”には引き際の潔さも大事
プロ雀士として活躍する岡田紗佳さんは麻雀だけでなくお酒にも強い。
「一番好きなのはテキーラ。1回に飲む量ですか? ショットなら10杯ほど。マッコリを1本空けてから10杯飲んだことも。ただ基本、私は家でちびちび味わうのが好き。対局後に皆で家飲みすることも多いです。プライベートで打つ時はだいたいビールかな」
そして欠かせないのがつまみ。
「よく作るのはエノキバターや、トマトとチーズにオリーブオイルをかけたカプレーゼ。おつまみを買うなら白菜の漬物が定番。あと脱水対策に、飲んだ後はスポーツドリンクも飲みます。ともあれ、結局大事なのは気持ち悪くなる前に飲むのをやめること。おかげで二日酔いの経験がありません」
月日を重ねて確立した“持続可能”なお酒の流儀
芸人の岩井ジョニ男さんにとって、居酒屋は神聖な場所。
「常にスペシャルなものであってほしいので、日常的に通うのはある時期からやめました。お酒は毎日飲みますが、普段は家で飲み、休みの前日などに居酒屋へ繰り出します」
家ではビール、麦焼酎ソーダ割り、緑茶ハイ、日本酒1合が鉄板。
「次の日にお酒を飲めなくなるのがイヤなので飲む量やペースはほどよい塩梅に。飲酒直後はシャワーで済ませますが、翌朝は半身浴で“抜く”のも何十年も続いている習慣です。
あとはいくつになってもお酒をおいしく飲めるよう、スクワットとジャンプ、バットの素振りをそれぞれ100回行うなど、ちょっとした運動も日課にしています」
週6日は新宿・荒木町へ。プロレスと酒は両立可能!?
「僕は週6しか飲みませんよ。“アルコールは筋分解する”? 僕に言わせれば、そう言う人は筋トレの強度が足りてないですね(笑)。持論ですけど」
〈P.P.P.TOKYO〉代表でプロレスラーの三富兜翔さんにはマイルールが。
「12時間飲み続けるような“ヤバ飲み”は週1まで。それ以外の日はビール1杯飲んで、日本酒や焼酎を嗜みます。お茶割りは基本的に選びません。ただでさえアルコールで脱水するのに利尿作用があるお茶で割るのもなーと。
飲む前後には漢方の五苓散とビタミンBのサプリを摂ること。それでも二日酔いだったらスパイスカレーを食べて運動。筋トレはBIG3しか勝たん! とことん強度を大切に。ブラジリアン柔術もオススメです。お酒も運動も豪快に!!」
開店前のタンパク補給がママの秘密のルーティン
齢20にしてスナックの世界に誘われ、その4年後には東京・国立市で店を開いた、Z世代の坂根千里ママ。
「営業中はハイボールなどを3〜4杯ごちそうになってほろ酔いに。休日も飲みますよ。大学在学中に留学先のカンボジアで現地のサトウキビで造られた《サマイ》というラムにハマってから、ラムが大好きで。最近のお気に入りは《ディプロマティコ》です」
本当はあまりお酒に強くないそう。
「悪酔いしないように営業前に茹でた鶏胸肉などで腹ごしらえ。時間がない時はバックヤードに常備しているプロテインを隠れて飲みます(笑)。あとはスタッフの子も摂れるように、《ヘパリーゼ》とアミノ酸のサプリ《ノ・ミカタ》をストックしています」