あらゆることのやる気スイッチ! 森香澄にとってのフィットネス。
2023年春、テレビ東京のアナウンサーからフリーに転身し、ドラマや雑誌のグラビアなど、活躍の場を広げている森香澄さん。フィットネスは欠かせない存在だという森さんにそのモチベーションや、続ける理由、日々の食事や運動のこだわりを教えてもらった。
取材・文/間宮寧子 撮影/大辻隆広 スタイリスト/小泉茜 ヘア&メイク/イワタユイナ トレーナー/伊藤沙月 題字/師岡とおる
初出『Tarzan』No.871・2023年1月4日発売
理想はシェイプしつつ、柔らかそうなカラダ。
2023年春、テレビ東京のアナウンサーからフリーに転身した森香澄さん。
ドラマ『たとえあなたを忘れても』(テレビ朝日系)では本格的に女優デビューを果たし、着々と活躍の幅を広げている。最近は雑誌のグラビアで美しいボディを披露して話題に。
「頑張ってボディメイクしているので、反響があると励みになります。もともとカラダを動かすことが大好き。子供の頃からダンスにテニス、水泳といろいろ経験してきて、結構アクティブなんです。
昨年はダイエット目的でパーソナルジムに通い始めました。基本は週1、グラビア撮影があれば3〜4回行って集中的に絞ります。
理想は、引き締まっているけれど柔らかさを感じさせるカラダ。表面の筋肉を鍛えるとたくましい印象になってしまうので、理想とする体型をトレーナーさんと共有して、インナーマッスルを中心に鍛えるようにしています」
一時は炭水化物を控えるなど食事制限もしていたが、遺伝子検査をしたことで無理なく痩せられる食生活にシフトできたとか。
「検査によると、体質的に脂質は吸収しやすいけど、糖質はそうでもないようで。それがわかってから、カラダを温め、消化もいいお粥をよく食べるようになりました。遺伝子検査をすると自分の食生活の指針ができ、間違ったダイエットを避けられるのでおすすめです。何をするにしても、効率的な方法をリサーチして実践するのが好きなんですよね」
ワークアウトをすることで心まで引き締まる。
トレーニングにより理想のカラダに近付けたことで、仕事面でも変化があった。
「カメラの前に堂々と立てるようになったし、集中して撮影に臨めるようになりました。自信がないパーツがあると、カメラの前に立った時に集中できず、良い表情が出てこないんですよね。
今のカラダは努力して作ったので気に入っていますが、まだ課題も。お尻は鍛えて上向きになってきたので、次はお腹を絞って、しなやかなくびれを手に入れたい」
彼女の言葉から伝わってくるのが、心から楽しみながら自分のカラダに向き合っているということ。森さんにとってフィットネスとは? と聞くと、「モチベーションを上げるためのスイッチです!」という答え。
「パートレに行くと気持ちが前向きになり、“仕事頑張ろう”って思えるんです。もともとポジティブな性格ですが、気分の浮き沈みがなくなり、さらにポジティブになったとも思います(笑)。
運動することで、あらゆることのやる気スイッチが入る。カラダはもちろん、心を引き締めるためにも通っているのかも!」