木南晴夏、ベリーダンサー役を演じるために追求した、しなやかなカラダ。
女優の木南晴夏さんといえば、その変幻自在の演技で役者として引っ張りだこ。2023年10月22日スタートのドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)では、昼間は地味なOL、夜は超セクシーなベリーダンサーという、2つの顔を持つ女性・田中京子を演じる。役作りのために挑んだベリーダンスや、今、目標としているカラダ作りを教えてもらった。
取材・文/間宮寧子 撮影/大辻隆広 スタイリスト/中井綾子 ヘア&メイク/坂本志穂 ダンス指導/IZUMI 題字/師岡とおる
初出『Tarzan』No.867・2023年10月19日発売
ベリーダンサーを演じるために猛特訓。
変幻自在の演技派俳優として引っ張りだこの木南晴夏さん。2023年10月22日スタートのドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)では、昼間は地味なOL、夜は超セクシーなベリーダンサーという、2つの顔を持つ女性・田中京子を演じる。
「これまでクラシックバレエやジャズダンスなど、踊りの経験はあったんですが、ベリーダンスはちゃんと見たことすらなくて。何が正解なのかわからない!というところからのスタートでした」
ベリーダンサーを演じるための特訓は、クランクインの4か月も前から始めたそう。
「これまでやってきたダンスとは全くタイプが違うので最初は苦戦しました。足は地面からほとんど離さず、動かすのはとにかく腰なんです。スピード感があって動きがダイナミックだし、踊りながら衣装をなびかせたり、楽器を鳴らしたりもする。だからあんなに華やかなんですね。それを短期間で習得しなければいけない私は必死(笑)。クランクアップまでレッスンを続けます」
ずっと元気でいられるカラダを目指して。
今回撮影が行われたのは、まさにそのレッスン現場。木南さんの軽やかに踊る姿、そして引き締まったカラダにも目が奪われる。
「私が演じる田中さんは食べても太らない体質で、原作の漫画だとかなり痩せているんです。そのイメージを守るためにも、今は大好きなパンも我慢してタンパク質中心の食事にシフトチェンジ。役作りがなければ、普段は罪悪感が残らない程度に好きなものを食べちゃうんですけど(笑)」
仕事にはストイックな一方で、プライベートでは楽しみや心地よさを優先。フィットネスとの向き合い方も、やはり自然体だ。
「20代の頃は痩せたくてジムに通っていたんですが、今はとにかく健康でいたいという気持ちが強くて。この春からピラティスに通い始めたんですが、10年、20年後も元気でいられるカラダを作るのが目的です」
意外にも、カラダを動かすのは得意でも好きでもないと話す木南さん。それでもピラティスは、自分に合っていると感じるそう。
「レッスンに行けば、日常生活での動作も気をつけるようになるもの。気になっていた姿勢の悪さや腰痛がずいぶん改善されました。最近は開き気味な肋骨を締めたくて、撮影の合間や運転中に意識して深い胸式呼吸をしています。日々少しでも自分のカラダに向き合うと、なんだか心も満たされる。何より、自分の筋肉を使って、骨があるべき場所に収まっていく感覚にハマっています!」