ハワイらしさが詰まっているカカアコ・ファーマーズ・マーケット:ターザン的オアフ島ガイド

【ターザン的オアフ島ガイド】ではハワイ・オアフ島のフィットネスな魅力を紹介。豊かな自然が生んだ多彩な食材が揃うオアフではいくつものファーマーズマーケットが開催されている。今回は、ヘルスコンシャスなハワイらしい食べ物やプロダクトが集まっている〈カカアコ・ファーマーズマーケット〉の魅力を紹介。土曜日の朝は、朝食抜きで足を運んでみよう。

取材・文/間宮寧子 写真/熊谷 晃 コーディネイト/椎名絵里子(カカアコ)<br /> 

初出『Tarzan』No.868・2023年11月2日発売

カカアコ・ファーマーズ・マーケット KAKA‘AKO Farmers Market

ハワイ最大の朝市。カカアコ・ファーマーズ・マーケット

カカアコ・ファーマーズ・マーケット KAKA‘AKO Farmers Market

採れたての農産物やメイド・イン・ハワイのプロダクトを売る屋台が並ぶファーマーズマーケット。オアフの各地で開催され観光客にも親しまれているが、ここ数年地産地消やローカルビジネスへの関心がより高まり、さらなる盛り上がりを見せる。

〈カカアコ〉は再開発によりレストランやショップが増えている注目のエリア。〈カカアコ・ファーマーズマーケット〉も近年規模を拡大。店舗は100を超え、今ではハワイ最大の朝市に。

カカアコ・ファーマーズ・マーケット KAKA‘AKO Farmers Market

パンデミックのさなかには、地元の小規模ビジネスに拠点を提供していたこともあり、ローカルからの支持も熱い。ここでも地元の新鮮な食材やフードが並ぶのだが、あちこちで目にするのが“ORGANIC”や“VEGAN”“GLUTEN-FREE”という言葉。健康志向なものが充実しているのもここの特徴だ。個人で製作している服や雑貨、クラフト系も充実。作り手が接客をしている店も多く、コミュニケーションをとれるのも醍醐味だ。

カカアコ・ファーマーズ・マーケット KAKA‘AKO Farmers Market

カカアコ・ファーマーズ・マーケット(KAKA‘AKO Farmers Market)

ワイキキ中心部から車で10分ほどのエリア、カカアコで開催。アラモアナ大通りを挟んで山側と海側の2か所で開催されている。KCCファーマーズマーケットとほぼ同じ時間に開催されているからか、観光客は比較的少なくローカル色が強め。ヘルスコンシャスなハワイらしい食べ物やプロダクトが集まっている。飲食用スペースが整備されているので、買ったフードを座ってのんびり食べられるのもポイント。山側は日陰が少ないので、帽子とサングラス着用がおすすめ。

  • 住所:919 & 1011 Ala Moana Blvd., Honolulu
  • TEL:808・388・9696
  • 営業時間:毎週土曜日8:00〜12:00開催
  • WEBサイト

パワー&ヘルシー視点で気になった商品をピックアップ

※紹介している店、商品は9月末取材時点のものです。今後出店されない可能性もありますのでご了承ください。

《DA TOMATO GUY》のフレッシュサルサ&チップス

《DA TOMATO GUY》のフレッシュサルサ&チップス

ハワイ島〈カワマタファーム〉発、「カムエラトマト」の店。色艶美しいトマトは味が濃く、この上なくジューシー。手作りの加工品も絶品で、ホームメイドチップス(8ドル)&ピリ辛のサルサ(5ドル)は止まらぬ旨さ。

《‘OMA‘O MAN》のグリーンスムージー

《‘OMA‘O MAN》のグリーンスムージー

いつも行列が絶えない大人気のグリーンスムージーは、ケールにベビースピナッチ、青梗菜などの野菜に、マンゴーとバナナをミックス。自然な甘さで飲みやすく、栄養補給にもってこい。約950mLのボトルで11ドル。

《GARBONZOAT》のヴィーガンプロテインバー

《GARBONZOAT》のヴィーガンプロテインバー

日本にルーツを持つエミリーさんのベイクショップは、オアフ産ひよこ豆とオーツ粉をベースにした焼き菓子を販売。プロテインバーはストロベリーチョコ、マカダミア、アーモンドチョコチップの3種。各3.80ドル。

《ISLAND SAKE BREWERY 》のストロベリー甘酒&パンナコッタ

《ISLAND SAKE BREWERY 》のストロベリー甘酒&パンナコッタ

2020年に創業したハワイで唯一の日本酒メーカーが出店。まろやかな麴甘酒に甘酸っぱいイチゴがマッチしたドリンク(6ドル)で美味しくエネルギーチャージ。甘酒を使ったマンゴーパンナコッタ(5ドル)も美味。

《LALA NANI》のオーガニックケアアイテム

《LALA NANI》のオーガニックケアアイテム

ハワイの大地で育った植物を使った手作りスキンケア。右から、筋肉疲労に効く《バンザイクリーム》42ドル、日焼けケアやマッサージなどマルチに使える《アヴァバーム》40ドル、保湿クリーム《アロヒナニ》34ドル。

《CHEF ARNAUD》のオムレツ

フランス人シェフ、アルノーがせっせと焼くオムレツ(13ドル)はホテルの朝食のような繊細な焼き加減が評判。具のコンビネーションも絶妙で、写真はマッシュルームにベーコン、ローストガーリックにモッツァレラ。

《CHEF ARNAUD》のオムレツ

《JOURNEY》のブレックファストバーガー

《JOURNEY》のブレックファストバーガー

看板メニューの《ブレックファストバーガー》は12ドル。目を奪う黒いバンズはほんのり甘くて上品な味。素材にとことんこだわり、牧草のみで育った牛肉のパティ、新鮮な地元産の卵を挟んでいる。ボリュームも満点だ。

《SUGAH PAPI FARMS》のカットフルーツ

《SUGAH PAPI FARMS》のカットフルーツ

ノースショアにあるドラゴンフルーツ農園の直売。色とりどりのフルーツをその場でリズミカルにカットして提供する。その時々の旬を盛り合わせるフルーツボウルは15.60ドル。このみずみずしさ、日本では味わえない。