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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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歳を重ねても若い頃と同様か、さらにスマートな体型を維持する人もいる。果たして、どんな食べ方を心がけているのだろうか。現役時代は110kg台、引退後は80kgまで減量してその体重をキープする、G.G.佐藤さんに聞きました。
白Tに爽やかなブルーのジャケットが似合うシュッとした男性が、かつてぶっとい腕っぷしでアレックス・カブレラ、おかわり君こと中村剛也らとともにガンガンとホームランを放っていた元プロ野球選手のG.G.佐藤さんとは俄かに信じがたい。
身長185cm、現在の体重は80kgだ。
「現役時代はマッチョのイメージがあったと思いますが、もともとはマッチ棒みたいな痩せ型で猫背。少年野球チームにいた頃、オーナーだった野村沙知代さんから“もっとシャキッとしろ。今日からあだ名はジジイだ!”と怒鳴られて、後にそのあだ名をGGと言い換えて登録名にしたほどヒョロヒョロでした。
でも大学からプロ入りする頃にはウェイトトレーニングとプロテインで110kg台まで増やして、それをキープしていたんです。今振り返ると選手時代は相当無理していて、引退したらすぐ95kg程度に落ち着きましたね」
とはいえ、会食や酒席が続くとすぐに太ってしまう。メディアに出る機会が多いことや、昨年には独立リーグで1試合だけ現役復帰したのを機にさらなるダイエットを決意。
朝と昼を普通に食べ、夜は炭水化物抜きで豆類や豆腐、鶏肉や野菜などを食べるルーティンで15kg減。現在もその食生活を続けている。
「昔はビッグサイズ専門店で服を買っていましたが、今は普通の店で選べるのが嬉しいし、やっぱりずっとモテ体型でいたいじゃないですか。
あと、中学生の娘がフィギュアスケートをやっていて食事制限しているので、父親としてそれに付き合い、一緒に頑張る意味合いもあります。プロのアスリートはこれくらいストイックにやるんだよ、というメッセージを込めているんです」
昼間は好きに食べるのがGG流。
「ランチでは大きなステーキや、時には薬膳火鍋のお店でふんだんに食べることも。今の食生活を始めてから、やたらと寝つきがよくなったように感じます。きっと昼にたくさん食べる分、消化のために胃腸がずっと動くので夜までに体力を使ってスッキリ眠れるんでしょうね。朝の寝起きも確実に改善しました」
引退後も常に人に見られることを意識している、とも。
「何歳になっても格好よくいたいと思うので、皆さん、街で見かけたらぜひ声をかけてください!」
取材・文/黒田創 撮影/中島慶子
初出『Tarzan』No.859・2023年6月22日発売