温泉でクールダウン?台湾で浸かれる天然炭酸泉「冷泉」
世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は温泉天国の台湾の天然炭酸泉「冷泉」についてお伝えします。
edit: Takashi Osanai
初出『Tarzan』No.845・2022年11月2日発売
温泉でクールダウン? 「冷泉」を知っているか
実は温泉天国の台湾。ここ最近、諸外国から注目を集めているのが、シュワシュワッとした湯触りがクセになる天然炭酸泉「冷泉」だ。
台北市内からアクセスしやすい場所にもあり、鉄道を使って約2時間で着ける蘇澳冷泉(すおうれいせん)が特に有名。
1時間に100立方メートルの湧出量を誇る台湾のメジャー温泉地で、無色無臭な湯は体温に比べてだいぶ低い22度ほど。そのため温まるというよりはクールダウンするイメージに近い。なのに、浸かっていると徐々にカラダが温まってくるから、不思議な感覚に陥る。
泉質は台湾で唯一の炭酸カルシウム泉。粘板岩由来で微量ミネラルや二酸化炭素を多く含み、新陳代謝と美肌効果を促し、胃腸病、慢性肺炎、痛風、糖尿病、皮膚病などに効くとか。
ちなみに、台湾の温泉では水着とキャップ着用が一般的。忘れないようにしたい。
Reporter
JANET YIN/台北在住。主にファッションやグルメに関する取材・執筆を行うフリーランスの雑誌編集者。公私ともに、台北人だからこそ知るヘルシーなスポット巡りが好き。