• コンテストのステージで映えるには、可動域が重要。筋肉図鑑 vol.44|田村依里子(整体師)
COLUMN
2021.04.11

コンテストのステージで映えるには、可動域が重要。筋肉図鑑 vol.44|田村依里子(整体師)

田村依里子(整体師)

トレーニングの軌跡を偽りなく物語るもの、それが筋肉だ。第44回は『ベストボディ・ジャパン』日本大会優勝歴を持ち、整体師とトレーナーの両軸で活動する田村依里子さんの筋肉に迫る。

【今回の筋肉】田村依里子さん
田村依里子(整体師)
身長163.5cm、体重57.1kg、体脂肪率27.9%、骨格筋量22.2kg。1979年生まれ。〈トータルボディケア表参道〉代表。整体師育成スクールの講師も務める。NASM-PESやリンパ療法師範などの資格多数。2018年にはベストボディ・ジャパンプロレスでプロレスラーデビュー。

大学まで柔道に一直線。

漫画『YAWARA!』の影響を受けて、小5から大学卒業までは柔道一筋。中3の頃に谷亮子さんを指導していた園田義男監督にスカウトしていただき、五輪出場を目指して練習に打ち込みました。

相手を投げるには自分の方に引っ張り込まねばならず、引きの動作がとにかく重要。当時はチューブロウイングやロープを登ったりして鍛えました。だから広背筋には自信があります。

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田村依里子さんの【広背筋】

田村依里子(整体師)

左右対称な美しい広背筋。「ボディコンテストに出ていた頃はギャクサン体型が憧れ。ラットプルダウンが好きでした」。

田村依里子さんの【大胸筋】

田村依里子(整体師)

「胸が開いたいい姿勢を保てるようケアします」。背骨にストレッチポールを当て、軽重量のダンベルフライを時折行う。

田村依里子さんの【三角筋】

田村依里子(整体師)

ボティコンテストに出ていた頃、注力して鍛えた肩。「正面から見た時にちょこんと三角筋がついている肩が好きです」。

柔道では練習後にペアになってマッサージし合う習慣があり、両膝の故障で柔道人生にピリオドを打った時、整体師の道に進んだのは自分にとっては自然な流れでした。トレーナー資格を取った後、お客様に誘われて、2015年からボディコンテストの道へ。

「日本一になる!」と意気込むも、当初そのためには“カラダを絞るに尽きる”と誤解していて、グランプリを逃しました。そこで、美しいシルエットに近づくにはメリハリが必要だと痛感して地道に鍛え、19年にやっと優勝できました。

『ベストボディ・ジャパン』日本大会優勝の秘訣。

整体の知識も勝因の一つだと思います。ステージ正面に対して横を向き、上体を捻る「サイドポーズ」は、肩甲骨をしっかりと寄せて胸を開く姿勢ですが、猫背のトレーニーには難度が高い。胸筋が固縮したままでは胸椎が十分に回旋できず、ステージで映えない。

その点、私はセルフストレッチの習慣が生きました。本来の可動域が制限されてしまうほど筋肉が硬くなってしまった方には、筋肥大を図る前にまずはコンディショニングを!と、つい言いたくなってしまいます(笑)。

今はボディメイクをしておらず、筋トレをするのは指導で実演する時だけ。ただ、最近はマスク生活で表情筋を前ほど使えてないのが気になってます。いつまでもイキイキしていたいので、次は表情筋を鍛えようかなと思ってます!

取材・文/門上奈央 撮影/角戸菜摘

初出『Tarzan』No.807・2021年3月25日発売

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