Withマスクの時代、顔の筋トレでコミュニケーションを円滑に
外出時のマスク着用が常識となった2020年。目は口ほどに物を言うの格言しかり。目元で気持ちを伝えるためにも、顔の筋トレでコミュニケーションを円滑に。教えてくれた間々田佳子さんと一緒に、ライター・クロダも挑戦!
取材・文/黒田創 撮影/北尾渉 イラストレーション/高橋潤
初出『Tarzan』No.801・2020年12月17日発売
「リモートワークの増加により、以前にも増して長時間モニターとにらめっこ、という方が増えました。その結果、目立つのが額のあたりに皺が寄りっぱなしになるケース。相手に怖い印象を与えてしまいます」
そう話すのは表情筋研究家の間々田佳子さん。男性は、自分がどのような表情をしているかを意識しない傾向があるため、顔の筋肉をうまく使えない人が多い。そこで、『ターザン』読者に、表情を豊かにする顔の筋トレをレクチャーしてくれた。
まずはチェック!
まずは、チェック!
鏡の前で、黒目が全て見えるよう目を大きく見開く。間々田さん(右)は目だけがパッチリ開いているが、クロダは眉も上がってしまっている。目の周りの筋肉が鍛えられていない証拠。
「目を開くとき、額の力でまぶたを引き上げてしまう人がとても多いです。そうではなく、まぶたをしっかり使うことで表情は豊かになります。そのために、前頭筋をマッサージで緩め、目の周りの筋肉を自在に操れるようトレーニングしましょう」
時折目つきが怖いと言われるライターのクロダが実践。まず額の筋肉、前頭筋が無茶苦茶こわばっているのを感じる。そしてまぶたが思った以上に動かせない…。何度かマッサージとトレーニングを繰り返すと、ようやく動かすコツが摑めた。
① アイトレ
両手の指を揃えて横向きにし、額に。次に目を大きく見開いて目線を右上に。そのまま目を動かして左上に持っていく。額を手で押さえることで、まぶたの筋肉だけで目を動かすトレーニングになる。
② 下まぶたピクトレ
両手の指全部を目の少し下に当てる。目線は上に。次に、目を細めるようにしながらピクピクと下まぶたを上に上げていく。指で下まぶたの動きを感じること。目元のたるみの改善につながる。
③ 前頭筋リセット+チャクラマッサージ
まずは額にある前頭筋を緩める。両手の指全部を額の上部にあてがい、息を吐きながら指を眉上までゆっくり下ろしていく。次に眉間に人差し指と中指を当て、グリグリとマッサージして緊張を緩める。
④ 眉トレ
まずは、ギュッと眉間に皺を寄せる。そのまままぶたの力だけで、目を大きく見開いていく。これを数回繰り返す。すると、眉を使って喜怒哀楽の気持ちを表すことができるようになる。
⑤ まぶたストレッチ
目の高さで顔の左右を手で押さえ、上下のまぶたを徐々に細める→開くを繰り返す。左右の手でまぶただけが小刻みに動いているのを感じること。額が動かないよう注意。
目元が自然に開き明るい印象に。
たった3分ほどだったが、まぶたがすっきりリフレッシュ。さらに、まぶたの筋肉を使えるようになり、優しい印象になった。間々田さん曰く、普段気にすることの少ない顔の筋肉は、カラダより効果が出やすいそう。今後はカラダだけでなく顔の筋トレもしっかりします!