• アクション映画は眼精疲労を起こしやすい?|専門家に聞く「疲労の正体」vol.3
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2020.10.27

アクション映画は眼精疲労を起こしやすい?|専門家に聞く「疲労の正体」vol.3

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専門家に聞く「疲労の正体」|眼精疲労の原因は?

どうして人間は疲れるのか? 頑張る男子くすぶりくんの漫画と疲労の専門家・梶本先生の解説をテーマごとに読めば、謎が解ける! 今回のテーマは、「眼精疲労の原因」について。

梶本修身
(イラスト左)梶本修身先生/東京疲労・睡眠クリニック院長。元大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授。疲労研究の第一人者として多数の著書やテレビなどのメディアで情報を発信。
(イラスト右)働き盛りの33歳・くすぶりくん/本名は、クスブリヒカル。仕事に追われながら、日々起こるささいなことにいちいち反応し、ヘルメットから煙をプスプスと出してくすぶることがクセ。
専門家に聞く「疲労の正体」|眼精疲労の原因は?

眼精疲労も自律神経の疲れで起こる。

梶本修身先生(以下:梶) アクション映画を見て疲れたのは、脳疲労による眼精疲労です。

くすぶりくん(以下:く) ただの眼精疲労じゃないんですか?

 自律神経のうちの交感神経が優位なときは本来、遠い場所に焦点距離が合いやすいんです。狩りをするときは遠くの獲物を狙うでしょう? 逆に赤ちゃんにおっぱいをあげるときは近くを見ますよね。このときは副交感神経が優位になっています。

 ふんふん、なるほど。

 でも、仕事中は逆ですよね。脳自体は交感神経優位だけれど近くのモニターを見るときは副交感神経の刺激を出さなきゃいけない。これが脳にとって負担になります。

 へえー、じゃあ興奮してるときは遠くを見ればいいんですね。

 そうです。アクションものは映画館で見るのが、脳にとっては健全です。

 そうか! 家で見るなら『ワイルド・スピード』じゃなくて『三丁目の夕日』にすればよかったのか〜!

取材・文/石飛カノ イラストレーション/沼田光太郎

初出『Tarzan』No.797・2020年10月8日発売

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