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一流トレーナーが使っている「このギアが筋トレのレベルを上げる」17選

「使う理由がある」モノの数々。一流の哲学はこんな部分にも表れている。

一流トレーナーたるもの、ギアの選び方にはこだわりがある。それはサポートギアでも同じこと。『ターザン』でおなじみの面々は一体どんなアイテムをチョイスし、使いこなしているのか?

お話をお伺いしたのは、清水忍、齊藤邦秀、白戸拓也、菅原順二、坂詰真二、澤木一貴の6人。グリップやストラップ、シューズからアクティビティモニター(活動量計)まで、愛用品を含めて全17点の“一流品”が出揃った。

Tarzanでお馴染みのトレーナー
上段左から時計回りに、清水忍さん(インストラクションズ)、齊藤邦秀さん(ウェルネススポーツ)、白戸拓也さん(フージャース ウェルネス&スポーツ)、菅原順二さん(アランチャ)、坂詰真二さん(スポーツ&サイエンス)、澤木一貴さん(SAWAKI GYM)。

6人に紹介してもらったギア

  1. ウェイトを使うときに手を守り、負荷を上げる「グリップ&リストラップ
  2. ケガ防止を考えれば必ず使用したい「ベルト
  3. カラダを客観的に把握できる「活動量計
  4. トレーニングに合わせて選ぶ「シューズ
  5. ストレッチや筋トレの補助まで、使い道もいろいろ「多目的ギア

1. グリップ&リストラップ

ウェイトを扱う場合、滑り止めや手を守るため、またはさらに負荷を上げるためにサポートグッズは持っておきたい。一流トレーナーに倣うなら、ストラップと一体化したグローブやパワーグリップを揃えよう。

「手と指と手首を守るため筋トレ中は必ず着用します」(坂詰真二さん)

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G3431アルティマグローブ(GOLD’S GYMG)
G3431アルティマグローブ(GOLD’S GYMG)/重量が重くなるほど手に豆ができるリスクが増すのでグローブは必須。手首固定用のリストラップも必要だ。オススメは両者が一体となったタイプ。3,800円(THINKフィットネスGGP)

G3431アルティマグローブ(GOLD’S GYMG)
「ベンチプレスなどプレス系の種目を高重量で行う際はリストラップを強く締めて手首を保護し、それ以外では緩めておきます。少し窮屈に感じる方が後でしっくりきますよ」(坂詰さん)

「コレで上腕がめちゃくちゃ太く発達しました!」(白戸拓也さん)

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Fat Gripz EXTREME(FAT GRIPZ )
Fat Gripz EXTREME(FAT GRIPZ )/バーに装着すると分厚いグリップに。握って挙上すると、上腕や上半身全体の筋力UPがもたらされる。写真は極太タイプ。初心者は青のオリジナルタイプを。4,240円。(Office:F)

Fat Gripz EXTREME(FAT GRIPZ )
写真の通り極太グリップに。「従来のグリップだと前腕部中心に負荷がかかりますが、グリップが太いと自然と上腕部や胸など本来鍛えたい部位に負荷をかけやすくなります」(白戸さん)。

「筋トレ初心者にもこれは必携ですよ」(白戸拓也さん)

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パワーグリップPRO(GOLD’S GYM)
パワーグリップPRO(GOLD’S GYM)/澤木さん、清水さん、白戸さん推薦のグッズ。プル系筋トレでウェイトを扱う際、バーを持つと前腕に力が集中しがち。装着すると背中の筋肉に負荷をかけられる。8,800円(THINKフィットネスGGP)

パワーグリップPRO(GOLD’S GYM)
「背中のトレーニングではヘビーウェイトを扱うのにパワーグリップが欠かせません」(白戸さん)。装着するのは《VERSA GRIPPS》。ゴールドジムのパワーグリップシリーズも同社が製造。

2. ベルト

ベルトは意外と意見が分かれ、なかには使わないとの声も。しかし経験が浅い人ほど、ケガ防止用にウェイトでは必ず使用を。ジムのフリーウェイトゾーンにも置いてあるが、衛生面を考えてマイベルトを。

「このベルトは懸垂などの負荷アップにいいんです!」(坂詰真二さん)

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ディッピングベルト 本革(BODYMAKER)
ディッピングベルト 本革(BODYMAKER)懸垂やチンニングなどの際、ウェストに巻いてチェーンにプレートを装着すると自体重に加えてさらなる負荷をかけられる。高重量トレーニングに対応する本革製。3,990円(BODYMAKER)

ディッピングベルト 本革(BODYMAKER)
「僕は最大30kg程度のプレートをつけてチンニングやディッピングをします」(坂詰さん)。プレートの穴にチェーンを通すだけで簡単に高負荷に。初心者は2.5〜5kg程度から始めよう。

坂詰さん、白戸さんは種目や重量によりベルトを使用。

>アンティークレザーベルト(GOLD’S GYM)
アンティークレザーベルト(GOLD’S GYM)ゴールドジムオリジナルタイプは十分な固定力を備え、背当て用パッドも付く。幅広でどんな体型にも馴染む。5,500円(THINKフィットネスGGP)
レザーウエイトリフティングベルト(adidas)
レザーウエイトリフティングベルト(adidas)特に重量のあるバーベルを挙げる場合、腰の負担の軽減に有効なリフティングベルト。牛革製で丈夫なバックルを使用。腰の部分にはクッション入り。4,500円(フィットネスショップ原宿店)

3. 活動量計

スマホと同じく日進月歩の活動量計。活動時と休息時、生活のすべてのカラダの様子を把握できるハイテクアイテムだ。特に齊藤さん、菅原さんはこまめに数値をチェックしている様子。その活用法とは?

「カラダの回復状況を客観的に把握できます」(菅原順二さん)

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ForeAthlete 245(GARMIN)トレーニング状況を評価し、トレーニングのオーバーor不足を表示。アプリからトレーニングプランを入手したり、自分専用のワークアウトを作ることも可能。34,800円。(ガーミンジャパン)

ForeAthlete 245(GARMIN)
「ウェイトトレーニング中、カラダの回復具合を確認するのに心拍チェックは欠かせません。最近の活動量計は進化がすごい。設定は簡単だしスマホアプリとの同期もスムーズ」(菅原さん)

「眠りの質を知るのにもう手放せませんね」(齊藤邦秀さん)

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M430(Polar)
M430(Polar)手首で簡単心拍計測。さまざまなランニングプログラムを備えたランナーのための高品質ランニングウォッチ。毎日の活動量と睡眠状態を記録して健康状態を把握。22,800円(ポラール)

M430(Polar)
「マシンで走った際やトレーニング時の心拍チェックはもちろん、睡眠の深さも毎晩ログを取って把握します。カラダの状態を知るのに重宝していますよ」(齊藤さん)

4. シューズ

「筋トレでバッシュを履く。20年前からの僕の習慣です」(清水 忍さん)

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BLAZE NOVA(asics)
BLAZE NOVA(asics)清水さんが一番合うと話すアシックス製。その最新バッシュ。足に吸い付くようなフィット性と、厚すぎないソール構造がもたらすグリップ性は筋トレ時にもマッチする。16,000円。(アシックス)

BLAZE NOVA(asics)
「バスケットシューズはスタジオレッスンで着用。安定感がありソールの傾斜が少なく、足裏の感覚がちょうどいい。なかでもアシックス製は一番僕の足に合います」(清水さん)

「足首をホールドするので筋トレの際はいつも履いてます」(齊藤さん)

F-LITE G 290 UNI(Inov-8)
F-LITE G 290 UNI(Inov-8)「ソールはもちろん、ヒールの硬さが好み」(齊藤さん)。グリップ力と耐久性、踵部の硬度を高めたモデル。20,000円(デサント)

「筋トレと有酸素運動両方やりたい人に最適」(菅原さん)

クロスフィット NANO 9(Reebok)
クロスフィット NANO 9(Reebok)「クロスフィット向けだけあって、安定感がある一方で足指を動かしやすく、ストレッチ性もある」(菅原さん)。14,000円(リーボック)

「ダンベルなどの落下から足を保護するべく作業用の安全靴を履くことも」(坂詰さん)

安全シューズクレオスプラス(丸五)
安全シューズクレオスプラス(丸五)愛用品は踵が踏めるこちら。軽量樹脂製先芯で爪先を保護。女性の足のサイズにも対応。2,773円。(丸五)

「ウェイトを挙げる際、足元の安定に硬めのソールがいい」(澤木さん)

PureBOOST TRAINER(adidas)
PureBOOST TRAINER(adidas)足首のストラップがサポート力を高め、反発力もある。ランと筋トレともに最適。12,000円。(アディダスグループ)

5. 多目的ギア

「ストレッチや筋トレの補助まで、使い道いろいろ」(澤木一貴さん)

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フレックスクッション(SANTEPLUS)
フレックスクッション(SANTEPLUS)傾斜30度の座面に座ると後傾した骨盤が自然に立った状態に。腸腰筋や股関節を伸ばした状態でストレッチが可能となる。使い方次第で筋トレにも! 各9,800円。(フィットネスショップ原宿店。

フレックスクッション(SANTEPLUS)
「クッションを立てて踵を乗せ、ヒップリフトを行います。転倒には注意を。クッションを2つ並べて山の形を作り、そこに仰向けになり腹筋をすると最大可動域で行えます」(澤木さん)

「筋トレ後の「ほぐし」はこれが欠かせません」(澤木一貴さん)

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ウェーブストレッチリング(MAKISPORTS)
ウェーブストレッチリング(MAKISPORTS)骨盤や肋骨などの形をイメージして設計。部位にフィットしてストレッチをサポート。アーチが筋肉をほぐし、体幹強化にも。左プラスチック4,000円、右ソフトタイプ4,500円。(マキスポーツ)

ウェーブストレッチリング(MAKISPORTS)
「腰痛持ちなので、筋トレ後に床に2個重ねて置いた上に乗ってユラユラしながら腰をほぐします。コンパクトなので肩まわりなど細かい部位の筋膜リリースにも活用できます」(澤木さん)

「振り回す系のトレーニングで上半身の筋肉を総動員!」(菅原順二さん)

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バットダンベル(ALEX)
バットダンベル(ALEX)ミリィやバットが入手しづらい人は、バット状のダンベルを振り回すのがおすすめ。重さ2.5㎏〜20㎏、筋力に応じて選べる。ラバー仕様で落下時も床を傷つけにくい。3,800円〜。(フィットネスショップ原宿店)

バットダンベル(ALEX)
「プロレスラーが使う棍棒状の“ミリィ”という器具があって、振り回すだけで筋トレができるのですが、僕はバットで代用。長さがあるので体幹が鍛えられますよ」(菅原さん)

「地面を強く踏む練習にもってこいなんです」(清水 忍さん)

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小さいジムボール
小さいジムボール丸みと弾力を利用してさまざまなエクササイズが可能。ストレッチや骨盤のケア、各部位の引き締め、腹筋や胸筋のエクササイズ、体幹トレーニングに。※一部カラーが異なります。各722円。(ラ・ヴィ)

小さいジムボール
「スクワットの目的は尻や脚の鍛錬ではなく“強く地面を踏む能力の向上”と僕は定義します。これはまっすぐ上から踏まないと転がるため、より強く地面を踏む練習に最適」(清水さん)

INFORMATION
  • THINKフィットネスGGP tel. 0120-206361
  • Office:F KazukiFukada@officejapan.com
  • BODYMAKER tel. 06-6369-7722
  • フィットネスショップ原宿店 tel. 03-5778-9393
  • ガーミンジャパン tel. 049-267-9114
  • ポラール tel. 03-6704-4109
  • リーボック tel. 0570-033-033
  • デサント tel. 0120-460310
  • アシックス tel. 0120-068806
  • 丸五 tel. 086-428-0230
  • アディダスグループ tel. 0570-033-033
  • マキスポーツ tel. 03-6804-8805
  • ラ・ヴィ tel. 048-997-1533

取材・文/黒田 創 撮影/山城健朗、谷 尚樹、石原敦志

(初出『Tarzan』No.773・2019年9月26日発売)

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