「正座するとすぐ脚が痺れる」を解消! 正しい座り姿勢をつくるエクササイズ(4)

日常の生活の悪しきクセ、運動不足などによって姿勢はどんどん崩れてしまう。立ち姿勢と同様に、正しい座り方をマスターすることも必要。毎日のエクササイズを習慣にして、自分の“弱点”を一つひとつ解消していこう。今回は「正座をすると脚が痺れる」を改善するエクササイズ。

取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 取材協力/<a href="/tags/_junji_sugahara/">菅原順二</a>(パーソナルトレーニングスタジオARANCIA代表)

(初出『Tarzan』No.766・2019年6月13日発売)

痺れないための肝は関節の位置。

ニッポン人ですから一応正座はできます。でも、1分もしないうちに激しく足が痺れてしまい、今アタシに触らないで〜! 状態に。

「正座が続けられる人は下肢の筋肉や関節の柔軟性が高いので、一つの部位に負荷をかけずに座り続けることができます。これは股関節、膝、足首の関節が適正な位置にあり、坐骨が踵の上のいい位置に乗っているから。まずは股関節の柔軟性を高めましょう」(トレーナー・菅原順二さん)

痺れ=血流の滞り。股関節をダイナミックに動かしこまめに血流を促そう。

解消するエクササイズ(前後各10歩×3セット×毎日)

股関節ぐるぐるストレッチ

股関節ぐるぐるストレッチ

両脚を前後に開いて座り、左脚の膝を曲げ、右脚は伸ばす。左尻を伸ばし股関節を外旋させて10秒、次に左脚の付け根を床につけて10秒キープ。これを10往復。逆脚も。

教えてくれた人

菅原順二
菅原順二(すがはら・じゅんじ)/1978年生まれ。パーソナルトレーニングスタジオ〈アランチャ〉代表。ピラティスを主軸に、アスリート、ダンサー、モデルなどのトレーナー指導を行う。