「垂れ尻」解消! 美しい立ち姿勢をつくるエクササイズ(1)

日常の生活の悪しきクセ、運動不足などによって姿勢はどんどん崩れてしまう。まずは美しい姿勢で立つことを目標に、毎日のエクササイズを習慣にして、自分の“弱点”を一つひとつ解消していこう。今回は「垂れ尻」を解消するエクササイズ。

取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 取材協力/<a href="/tags/junji_sugahara/">菅原順二</a>(パーソナルトレーニングスタジオARANCIA代表)

(初出『Tarzan』No.766・2019年6月13日発売)

尻が垂れるのは“裏側”が原因

お尻が重力に負けて年齢を重ねるごとにどんどん垂れてくる。こうした傾向が強いのは、反り腰かつ猫背姿勢の人。

「下半身の特徴としては、太腿が内側に入っているのでお尻の筋肉に力が入らない。太腿の裏側のハムストリングスの筋力が弱いことです」(トレーナー・菅原順二さん)

つまり、裏側の筋肉が頼りないので重力に抗えない。結果的にヒップは下垂の一途を辿る。「なので、大臀筋やハムの強化とともに、股関節の外旋筋を鍛えてヒップアップを狙います」。

「垂れ尻」解消エクササイズ(10回×1セット×毎日)

1. 大臀筋・ハムの強化

大臀筋・ハムの強化

床に仰向けになり、両膝を立てる。両手はカラダからやや離れた位置で床につける。お尻を床から引き上げて膝から肩までを一直線に。10回繰り返し。お尻、ハム&体幹トレにも。

2. 股関節を外旋

股関節を外旋

床に横向きになり、下側の肘から先を床につけてカラダを支える。上側の手は腰に。両膝を揃えて曲げた状態から上側の膝を引き上げて股関節を外旋させる。10回行ったら逆も。

教えてくれた人

菅原順二
菅原順二(すがはら・じゅんじ)/1978年生まれ。パーソナルトレーニングスタジオ〈アランチャ〉代表。ピラティスを主軸に、アスリート、ダンサー、モデルなどのトレーナー指導を行う。