ここは料理家・麻生要一郎さんの自宅。悩める若者から酸いも甘いも知るアーティストの先輩、旧知の仲から初めましての人まで、夜な夜な一癖も二癖もある人たちが円卓を囲み、麻生さんの手料理をほおばりながら日々のあれこれを語り合います。
この日、麻生さんが自宅に招いたのは、コピーライターとして活躍する傍ら、恥研究家として“恥”という人間の心理について独自の探求をしている中川諒さん。毎日欠かさずスタイリングの自撮りが投稿されている中川さんのInstagramを見て、興味をもった麻生さんはDMで連絡を取ったのだとか。でも、まだそのときは、中川さんをおしゃれな服屋さんだと勘違いしていたそうで――。

テーブルゲスト
中川諒(なかがわ・りょう)/コピーライター。1988年生まれ。幼少期をエジプトとドイツで過ごす。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、2011年に広告会社の電通に入社。プロモーション局、営業局を経て、8年目で社内の転局試験に合格し念願のクリエーティブ局に異動。世界最大の広告祭「カンヌクリエーティブフェスティバル」のU30プログラム、ヤングカンヌ・ヤングスパイクスにて2年連続で170組を超える国内予選を勝ち抜いて日本代表に選出。2018年世界1位に。2019年世界の若手クリエイティブ25人に日本人として初めて選出され、ヤングカンヌクリエーティブアカデミーに参加。同年Googleにクリエーティブディレクターとして出向し、シンガポール、シドニー、東京オフィスでの勤務を経験。帰国後、ユニクロ、サントリー、ホンダなどの広告をPR視点で企画制作。著書に『発想の回路 人を動かすアイデアがラクに生まれる仕組み』『いくつになっても恥をかける人になる』がある。「恥研究家」としても活動。
中川さんから麻生さんへ。料理のリクエスト
麻生さん
こんにちは。諒です。
今日はお招きいただき、ありがとうございます。
楽しみすぎて、先週散髪に行ってきました。
いつも包み込むようなやさしい眼差しと笑顔で迎えてくれる麻生さん。
不思議なご縁でつながって、こうしてご一緒できることが本当にうれしいです。
人との出会いって、人生をこんなにも豊かにしてくれるんだなと。
「なんでも好きなものを食べていい」という、得しかないお話を聞いて、
今日は喜んで飛んできました。
大好きなしそ餃子、お願いします。
今日はよろしくお願いします。
楽しみにしています!
中川諒
中川さんが「自撮り」を1900日以上毎日かかさず投稿する理由から、仕事で「正直な意見」を伝えることの大切さ、麻生さんのマンションの老人ホーム化計画まで。餃子を包んでほおばりながら交わさせた、中川さんと麻生さんの「テーブル・トーク」の模様はこちらから。

焼き上がったばかりの餃子。餃子は不慣れという麻生さんは「しそ餃子」を試食すべく、前週に都内の餃子専門店をめぐったのだとか。

話しながらも隙があれば、矢継ぎ早に餃子を口へ運んでいた中川さん。バリエーション豊富な薬味が楽しく、味変がはかどる。

中川さんがお土産として持参した〈ツルヤ〉特製の薬味3種。

パクチーを乗せた水餃子。みんなで具を包んで、一緒に食卓を囲む。餃子はテーブルトークにうってつけの料理だ。
諒くんへ
テーブルトークへのご出演、ありがとうございました。
餃子は好きだけど、中華料理屋さんで食べるだけ。自分では作らない、焼かない主義だった僕に、意表を突いた“しそ餃子”のリクエストは、流石の視点。今回、自家製餃子の苦手意識を克服する事ができたので、我が家の食卓に焼いたしそ餃子が並ぶ日も近いような気がしています。
諒くんが“自撮り修行”をしていなかったら、僕らは出会っていなかったかも知れませんね。収録の後に思いがけず、一緒に撮影させてもらった、自撮り修行は良い記念になりました。最初に始めた頃と5年経った現在では、見え方が随分違うような気がします。見せ方、表現もそうですが、初回の僕はどこか恥ずかしそうで、諒君からは続けてきた揺るぎない自身のようなものが感じられました。一歩を踏み出すこと、続けることの大切さや重みのようなものを、改めて感じることが出来ました。
僕も何か初めてのこと、始めてみようかな。また改めてゆっくり話そう!
麻生要一郎

本日の一品:しそ餃子のつくりかた

―材料(4人分)―
豚ひき肉 150g
キャベツ 250g
青紫蘇 40枚
塩 小さじ1
以下をAとする
生姜(すりおろしたもの) 大さじ1
にんにく(すりおろしたもの) 大さじ1
酒 大さじ1
ごま油 大さじ1
醤油 小さじ1
砂糖 小さじ1
塩 少々
胡椒 少々
餃子の皮 30枚
サラダ油 大さじ1
手順
1. キャベツはみじん切り(フードプロセッサーでも可)にしてボウルに入れて、塩をまぶしてよくもむ(水気が出たら絞る)。
2. 青紫蘇をみじん切りにして、Aを混ぜ合わせておく。
3. 1にひき肉と2を加えて、粘りが出るまでよく混ぜる。

4. 餃子の皮に3を乗せて、端っこを水で濡らして折り畳んでから、ひだを寄せながら包んでいく。
5. フライパンに油を入れて中火にかけて、餃子を並べて焼く。熱湯1/2カップを加えて、蓋をして中弱火にしてから3〜4分蒸し焼きにする。

6. 水分がなくなってきたら蓋をとり、中火で餃子に焼き色をつけて、お皿に盛り付けて完成。

ポッドキャスト出演
麻生要一郎
中川諒
井手裕介(Tarzan Webプロデューサー)
平岩壮悟(Tarzan Webライター)
ポッドキャストスタッフ
ジングル・BGM:田中堅大
編集:浜本壮大






