「食事制限よりカロリー消費を重視」バドミントン・桃田賢斗選手の継続力。

選手兼コーチとして教える立場になった今も、桃田賢斗選手は自らの強さにこだわる。食事は縛らず、走って消費する。日々のランが支える、現役トップ選手のコンディショニングとは。

取材・文/河合萌花 撮影/小川朋央

初出『Tarzan』No.917・2026年1月5日発売

桃田賢斗
Profile

桃田賢斗(ももた・けんと)/1994年生まれ、香川県出身。高校時代に日本勢で初めてジュニア世界一に輝き、以後数々の世界大会で優勝。BWF世界ランキング最高位は1位。現在は選手を続けながら、各地のバドミントン教室にも参加。

まだまだ強いぞと、示し続けたい。

NTT東日本で選手兼コーチを務めながら、バドミントンの普及活動や子供たちとの交流にも積極的に参加している桃田賢斗選手。昨年のフィットネスライフは「ベストな体重を見つけてキープできた」と振り返る。

「もともとは太りやすいタイプだからこそ、太ったなと感じる前に練習やランニング、サウナで消費するよう心掛けました」

食事面での制限はかけないタイプで、「それよりも“消費する”ことに重きを置く」のが、桃田選手の信念。

「午前練習の日は事前に5km、午後からの日は10km走ります」

これにはエネルギー消費を高める以外にも目的があり、「適度な強度で毎日必ず走ることで、カラダの変化に気づきやすくなる」そうだ。

取材中は「実はずっとムキムキになりたいっていう目標があるんです」と、カラダ作りへの野望も覗かせた桃田選手。

「今は教える立場としてもコートに立たせてもらいますが、それで弱かったらカッコ悪い。大会も含めて“まだまだ強いぞ”っていうのを示していけたらいいなと思っています」