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休憩時間で即リセット!歪んだ姿勢を整えるチェア&ウォールピラティス。

仕事中でも休憩時間でも、PCやスマホの見過ぎで歪んだ姿勢が定着してしまう前にリセットする習慣を!

編集・取材・文/川端浩湖 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/村田真弓

初出『Tarzan』No.910・2025年9月11日発売

教えてくれた人

大西珠美(おおにし・たまみ)/Pilates Studio eleven代表。元プロダンサー。ダンス指導を通じてケアの重要性を痛感し、ピラティスの道へ。多彩なクライアントが通うスタジオを運営。男性専用のピラティスプログラムも提供している。

姿勢が歪む前に、リセットせよ。

背中を丸めてPCに向かう。首を突き出してスマホを覗き込む。そんな姿勢を続けていれば、歪みが深刻化してもおかしくない。

「人間のカラダは20分でそのときの姿勢を形状記憶し、“これが正しい”と脳が誤作動してしまうんです」と大西珠美さん。

であれば、カラダに間違った姿勢が定着する前にリセットするのが最適解。そこで大西さんが薦めるのが、仕事中でも即リセットできる「チェア&ウォールピラティス」。オフィスでも着替えずに、さりげなく実践できる。

「20分に1回、どれか1つでもいいのでエクササイズを行ってみてください。仕事帰りにジムに行くなら、トレーニング前に全てのエクササイズを行ってみて。カラダがリセットされてパフォーマンスも上がりますよ」

座ったまま即リセット。

スイミング(腕を交互に4回動かす×10セット)|形状記憶してしまった猫背を初期化。

スイミング(腕を交互に4回動かす×10セット)

スイミング(腕を交互に4回動かす×10セット)

スイミング(腕を交互に4回動かす×10セット)

スイミング(腕を交互に4回動かす×10セット)

  1. 両足を腰幅に開いて椅子に座り、両手を頭の後ろに当てて股関節から上体を45度前に倒す。
  2. 両腕を耳の横で伸ばし、両肩を外旋する。
  3. 「スッスッ」と2回息を吸い、「ハッハッ」と2回息を吐くリズムに合わせて、腕を交互にパタパタと動かす。エロンゲーションを意識して、首から骨盤までを一直線に保つことが大事。胸椎伸展をカラダに覚え込ませて。
ネックストレッチ(左右各3秒以上×好きなだけ)|首や肩の凝りを感じたら仕事中に何度でも。

ネックストレッチ(左右各3秒以上×好きなだけ)

  1. 両足を揃えて椅子に座り、骨盤を立てる。
  2. 片腕を横に開いてテーブルに小指をつけ、エロンゲーションを意識して小指で強くテーブルを押しながら首を反対側に倒す。
  3. 鎖骨から首までの筋膜の伸びを感じる角度で3秒以上小指を押し、一度戻す。反対側も同様にする。
レッグチェンジ(膝を交互に引き寄せる×8〜10セット)|座りっぱなしで弱りきった下腹部に喝!

レッグチェンジ(膝を交互に引き寄せる×8〜10セット)

レッグチェンジ(膝を交互に引き寄せる×8〜10セット)

レッグチェンジ(膝を交互に引き寄せる×8〜10セット)

 

  1. 両足を腰幅に開いて椅子に座り、両腕を肩の高さに上げて伸ばす。
  2. 背中を丸め、脛と床が平行になるように片膝を持ち上げて両手を当てる。
  3. 骨盤と背骨を引っ張り合うエロンゲーションを意識しながら、吐く息に合わせて脚をゆっくりと入れ替え、反対側の膝を引き寄せる。長時間のデスクワークによる下腹部の衰えを解消!
イヴスランジ(8〜10回×左右各1セット)|たまには立ち上がってお尻の筋肉に刺激を。

イヴスランジ(8〜10回×左右各1セット)

  1. 椅子の前に立ち、片足を後ろに上げて椅子の座面に置く。
  2. 片手の指先を反対側の股関節に突き刺し、もう片方の手でお尻を押さえる。
  3. 息を吸いながら、股関節と膝を曲げて左右に傾かないように上体を前に倒す。エロンゲーションを意識して首から骨盤まで伸張。息を吐きながら元に戻る。
ヒップストレッチ(8〜10回×左右各1セット)ガチガチに固まったお尻が速攻で緩む。

ヒップストレッチ(8〜10回×左右各1セット)

  1. 椅子に座って骨盤を立てる。片方の足首を膝の上に置き、爪先を片手で下から持つ。反対側の手は膝に置く。息を吸って準備。
  2. 息を吐きながら、エロンゲーションを意識して上体を軽く前に倒し、膝を押して爪先を引き上げ、お尻を伸ばす。この姿勢で呼吸と合わせながら膝と爪先を8〜10回動かす。

立ったまま即リセット。

アームストレッチ(左右ともに好きなだけ伸ばす)|スマホ世代の悩み、肘の過伸展を予防。

アームストレッチ(左右ともに好きなだけ伸ばす)

  1. 両足を腰幅に開いて壁に横向きに立つ。片腕を首の高さくらいまで上げ、指先を下にして壁につく。
  2. 肩を外旋させてカラダを外側に向け、肘を無理のない範囲で内側に向ける。肩が上がらないように注意。スマホを手に持ち画面を見ているときの、腕のねじれを解消!
フロッグスクワット(8〜10回×1セット)|カエルのフォームで姿勢を保つ背筋を強化。

フロッグスクワット(8〜10回×1セット)

  1. 壁に向いて立ち、両足をワイドに開いて両足の爪先を外側に向ける。両腕はバンザイして掌を壁につける。肩が上がらないように注意。
  2. 息を吸いながら、両膝を曲げて骨盤を落とし、エロンゲーションを意識して胸椎を伸展させる。
  3. 息を吐きながら元に戻る。スクワットはするが、お尻や脚よりも背筋を強化するエクササイズ。
小脳バランストレーニング(左右各2分以上×1セット)|ぐらぐらを制御して運動神経のスイッチオン!

小脳バランストレーニング(左右各2分以上×1セット)

  1. 両足を腰幅に開いて立ち、片脚の股関節、膝、足首をそれぞれ90度に曲げて引き上げる。
  2. 下を向いて目を閉じ、2分キープする。
  3. 運動神経と連携している小脳にスイッチを入れ、バランス感覚を養う。カラダがぐらぐらしてもOK。トレーニング前に行うと効果的。
ネックプレス(8〜10回×1セット)|うつむき過ぎによるスマホ首を改善!

ネックプレス(8〜10回×1セット)

  1. 後頭部とお尻を壁につけ、5cmほど離れて立つ。両腕をバンザイする。
  2. 息を吸って準備。
  3. 息を吐きながら、エロンゲーションを意識して頭で壁を押しながら、両肘を肩の高さまで曲げる。息を吸いながら元に戻す。顎の下にウズラの卵があるイメージで、頭で壁を軽く押し続けることがポイント。
ウォールプランク(脚を交互に上げる×8〜10セット)|安定した体幹をカラダに叩き込む。

ウォールプランク(脚を交互に上げる×8〜10セット)

ウォールプランク(脚を交互に上げる×8〜10セット)

ウォールプランク(脚を交互に上げる×8〜10セット)

  1. 両足を腰幅に開き、壁から少し離れて立つ。壁に両手をついて肘を伸ばし、カラダを一直線にする。息を吸って準備。
  2. 息を吐きながら、エロンゲーションを意識して骨盤の位置を保ちながら片脚を後ろに上げ、5秒キープして元に戻す。反対側も同様に。脚を高く上げる必要はなし。肩や骨盤の位置を安定させることを優先して。
プッシュアップツイスト(左右交互にひねる×8〜10セット)|背中のガチガチ筋をひねってほぐす。

プッシュアップツイスト(左右交互にひねる×8〜10セット)

  1. 両足を腰幅に開き、壁から50cm以上離れて壁を背に立つ。
  2. 息を吸って準備。
  3. 息を吐きながら上体をひねって壁を向き、両手を壁につけて腕立て伏せを1回する。
  4. 息を吸いながら上体を戻す。反対側も同様にひねって腕立て伏せを1回する。背骨の回旋を行うことで、背骨の両側にある多裂筋を活性化。腕立てで肩甲骨もほぐれる。