トレンドは“睡眠への投資”。進化するリカバリーウェア6選。

進化したウェアでリカバリーを目指す。

在宅勤務の増えた昨今、歩くことの減った人は多い。

「1日に4000歩以下だと睡眠の質、量が低下することが分かっているのに、在宅勤務が多い人の中には、2000〜3000歩などという人がざらにいます」と危惧するのはプロ睡眠コーチの角谷リョウさんだ。

「こういう人が遠赤外線を輻射するリカバリーウェアを着ることでカラダを温め、血流の改善を目指すことは理にかなっています。スポーツの後などで、疲労物質がカラダに淀んでいるようなときにもいいと思います」

盛夏には熱中症予防のため就寝中もエアコンを止めず、起床時まで部屋を涼しく保つと、カラダが冷え切り、起きにくくなることがある。こんな失敗を避けるうえでも、リカバリーウェアは役立つ。

「就寝中だけではもったいないので、帰宅しシャワーを浴びた後のくつろぎ着にもお勧めです。ここでエネルギー代謝を少し上げて、その後で深部体温が下がってくるタイミングで床に就けば、睡眠の質はよくなるはずです」

まずは気になる一着を買って、最低でも1〜2週間は試すことだ。目の前にリカバリーウェアがあれば、疲労回復ということを生活の中で自然と考えるようになるだろう。モチベーションの維持にも役立つと考えれば、決して高価な投資ではないはずだ。

〈TENTIAL〉シルエットと素材は横になったときの快適を追求。

極小セラミックス粉末を練り込んだ特殊繊維「SELFLAME®」が遠赤外線を輻射する。横になったときの快適性を求め、背幅を広くして背中を包みつつ、脇下はマチ形状で可動域を広げることで、寝返り時の腕を動きやすくしている。

従来品と比較すると３D編み技術を採用したため縫い目の45%を削減、伸縮性は縦10倍、横1.5倍、通気性も1.5倍と長足の進歩を遂げた。

〈SIXPAD〉運動による筋疲労や筋肉のハリ、コリに着目。

高純度セラミックを練り込んだ特殊繊維「Mediculation®（メディキュレーション）」が、カラダから放出される遠赤外線（体温）を輻射。筋肉疲労や筋肉のハリ、コリにアプローチ。

発汗後のカラダから熱が奪われにくい吸水速乾性に優れる高機能生地を採用。伸縮性が高いため寝返りも打ちやすく、快適な睡眠環境を実現する。触感は滑らかで、やさしく包み込むような着心地。

〈VENEX〉寝るまでのひとときもくつろぎやすい仕立て。

３年がかりで開発したオリジナルのニットサッカー生地はコットン78%、ポリエステル22%でサラッとした快適な着心地。ほどよい伸縮性と吸放湿性・通気性を兼ね備える。

通常の肩のラインよりも袖付け位置が低いドロップショルダー仕様のため動きやすく、くつろぎやすいので就寝時以外にも部屋着として使い勝手がいい。ポケット付き。ウェストの紐でサイズの微調整もできる。

〈GOLDWIN〉遠赤外線を輻射し、消臭機能も高水準。

セラミックス状の素材・光電子を練り込んだ繊維は遠赤外線を輻射して、年間を通じ衣服内温度を快適に保つ。

これに組み合わせた再生繊維「MXP」の消臭機能は素晴らしく、アンモニアは91%、酢酸は97%、イソ吉草酸は98%、ノネナールも91%カットし、体臭対策は万全。着用すれば快適な張り感と適度なストレッチ性が心地よい。

〈COLANTOTTE〉ウェアにもパンツにも強力磁石を配置！

血行促進と凝りの改善を狙って肩甲骨と仙骨に沿ってフェライト永久磁石180ミリテスラを独自のＮ極Ｓ極交互配列で配置。〈コラントッテ〉のロゴをかたどった凸凹の特殊生地「Switch-Tex™（スイッチテックス）」はカラダの動きに伴って皮膚と擦れることで、心地よいリラックスタイムへと導く。

〈BRAIN SLEEP〉寝苦しい、暑く長い夜をひんやりと快適に変える。

芯には冷感ナイロン、その周囲にはさらに冷感性の高いポリエチレンを採用した糸を独自開発し、着た瞬間から冷たさを感じる“接触冷感”だけでなく、湿気や汗を吸い取り、蒸散する“吸湿冷感”で持続的かつ効果的に冷感を実現。10回洗濯後も効果の変わらない抗菌防臭加工で夏の菌の繁殖を防ぐ。