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最先端のテクノロジーを使って肌内部から立て直す美容医療なら、一発逆転でたるみは消えるのか。どんな施術? どれほどの効果が? いくらかかるのか。今回は美容・医療ジャーナリストの海野由利子さんに、施術時間が短く、すぐに効果を実感でき、ダウンタイムが少ない「スレッドリフト(糸リフト)」について聞いた。
海野由利子(うみの・ゆりこ)/美容・医療ジャーナリスト。さまざまなメディアで美容全般、美容医療を中心に、婦人科、予防医療、抗加齢分野に至るまで幅広く取材を行っている。
20~30代にも人気の「スレッドリフト(糸リフト)」。施術時間が短く、すぐに効果を実感でき、ダウンタイムが少ないのがメリットだ。
どんな施術か:生体分解性ポリマーの円錐状コーンと吸収糸を用い、切開することなく皮下組織からリフトアップする治療。VOVリフトとアプトスの2種類の糸がある。
価格:VOVリフトプレミアム4本(左右2本ずつ)¥220,000~、アプトス ヴィサージュエクセレント10本(左右5本ずつ)¥605,000 片側3~5本が平均。初診料、静脈麻酔料など別途かかる。
施術時間:カウンセリング込みで約2時間。
痛みは?:麻酔注射時にチクリとする程度。
ダウンタイム(術後から回復までの期間):ほぼなし。シャワーとメイクは翌日から可能。
効果持続期間:VOV約1〜2年、アプトス約2〜3年。
棘のようなものが付いた糸を使い、たるんだ皮下組織(脂肪)に引っ掛けて持ち上げ、同時に挿入の刺激で周囲の細胞が活性化。糸は吸収されその後もじわじわとリフトアップ効果が続く。
メスを使う切開リフトを数多くこなしている白壁先生によれば、「糸をどこに入れると最適か、切開せずともデザインできるので、手術と同レベルの効果が期待できます」
糸は片側で3~5本ほど入れるのが平均的。1年~1年半ほどで体内に吸収される。
いきなりオペの切開リフトは無理でも、注射やレーザーあたりから始めてみるのはありかもしれない。
「不安や悩みは、経験豊富なドクターとのカウンセリングで払拭して、痛みも効果も楽しんでください!」
今回解説したスレッドリフトの施術を受けられるクリニックはこちら。
取材・文/中尾慧里 イラストレーション/うえむらのぶこ 取材協力/海野由利子(美容・医療ジャーナリスト)、韓 麻木(美容ライター)
初出『Tarzan』No.885・2024年8月1日発売