2種の超音波のW照射が効く「ウルウェーブ®」|美容医療の最前線。

最先端のテクノロジーを使って肌内部から立て直す美容医療なら、一発逆転でたるみは消えるのか。どんな施術? どれほどの効果が? いくらかかるのか。今回は美容・医療ジャーナリストの海野由利子さんに、超音波治療の「ウルセラ」と「ソフウェーブ」を組み合わせた「ウルウェーブ®」について聞いた。

取材・文/中尾慧里 イラストレーション/うえむらのぶこ 取材協力/海野由利子(美容・医療ジャーナリスト)、韓 麻木(美容ライター)

初出『Tarzan』No.885・2024年8月1日発売

ウルウェーブ
教えてくれた人

海野由利子(うみの・ゆりこ)/美容・医療ジャーナリスト。さまざまなメディアで美容全般、美容医療を中心に、婦人科、予防医療、抗加齢分野に至るまで幅広く取材を行っている。

お金をかければ、たるみは解消?

「顔のたるみ問題の代表、深いほうれい線や口元のマリオネットライン、輪郭のもたつきなどがあると、若々しい印象から遠くなりますよね」

と美容・医療ジャーナリストの海野由利子さんは言う。たるむ理由は、紫外線など外的要因や加齢により、コラーゲン線維が劣化、脂肪量が減る、などさまざま。自力で励むのもいいがプロの手に委ねる方法もある。

筋肉や皮下脂肪が落ち、真皮層内にあるコラーゲンなどが劣化してたるみは起こる。美容医療では化粧品が届きにくい真皮層から下の層に働きかけるものが多い。

「高額な治療もある一方、無理のない金額で効果を維持できる方法は今やたくさんあります。進化した技術の恩恵を受けていただきたい」(海野さん)

「ウルウェーブ®︎」独自のコンビ技で強力なたるみ治療。

独自開発の超音波ビームを真皮層へ円柱状に照射する「ソフウェーブ」。一方、皮膚深部のSMAS筋膜まで熱を加える「ウルセラ」。2種の超音波を同日に照射する、石川院長オリジナルの治療が「ウルウェーブ®」だ。

ウルウェーブ

どんな施術か:超音波治療の「ウルセラ」と「ソフウェーブ」の2つを組み合わせた〈クロスクリニック銀座オリジナルの治療法。肌の浅い層から深い層まで60度の熱を与えることでたるみをケア。

価格:ウルウェーブ®(顔全体+顎下)1回 ¥595,100。初診料、 クリーム表面麻酔など別途かかる。

施術時間:約3時間。

痛みは?:麻酔で痛みを軽減可能。ソフウェーブには冷却装置が付属していて、ウルセラは照射時に冷風装置を併用することで、さらに痛みを感じにくくする。

ダウンタイム(術後から回復までの期間):やや赤みが出る場合もあるが数時間で治まり、直後からメイク可能。

効果持続期間:半年から1年ほど。

60度の熱を肌内部に与えるというこの治療、麻酔するとはいえ、多少の痛み(熱感)があるという。

「たるみ治療にしっかり効果を出すなら温度は60度。痛みに耐えられるかが肝心」(石川院長)

まずは、しわとたるみに効く層を広範囲に狙うソフウェーブから始め、次にウルセラ。点状に熱を集中させて小さな熱損傷を起こし、コラーゲンを再生させる。

左/ソフウェーブ。次世代のたるみ・しわ治療として注目されている美容医療機器。クロスクリニック銀座が日本・アジアで最初に導入したマシン。右/ウルセラ。真皮層内の正確な3層(1.5mm、3.0mm、SMAS筋膜に届く4.5mm)をターゲットに照射できる。2台とも米国FDAの承認を取得しており、安全性と効果は実証済み。パワフルな相乗効果が期待できる。

「ウルウェーブ®」の施術ができるクリニック。

いきなりオペの切開リフトは無理でも、注射やレーザーあたりから始めてみるのはありかもしれない。

「不安や悩みは、経験豊富なドクターとのカウンセリングで払拭して、痛みも効果も楽しんでください!」(海野さん)

クロスクリニック銀座

クロスクリニック銀座

  • 院長:石川浩一
  • 住所:東京都中央区銀座5-4-9 ニューギンザ5ビル 10F
  • TEL:0120-512590
  • WEBサイト